この夏にまだ間に合う!「ケトジェニックダイエット」の極意とは?

ダイエット

2016/7/8


『いちばんやさしいケトジェニックダイエットの教科書』(白澤卓二/主婦の友社)

 この時期に急増するもの。それは、鏡に映る自分のカラダに唖然としている人たち。たるんだ二の腕やお腹まわり、ムチムチの太もも……。「こんなんじゃ街を歩けない!」なんて叫びがあちこちから聞こえてくるのも、哀しいかな、この季節の風物詩だ。

 けれど、焦って変なダイエットに手を出すのは禁物。間違ったダイエット法ではやせられないばかりか、健康を害するおそれもあるのだ。そこでオススメしたいのが、“世界で一番健康的なダイエット”といわれている「ケトジェニックダイエット」。提唱しているのは、医師の白澤卓二先生で、このたび『いちばんやさしいケトジェニックダイエットの教科書』(主婦の友社)を上梓された。

 ここ数年ブームになっていた糖質オフダイエット。実践してダイエットに成功した、という人も多いだろう。糖質をカットすることで、どうしてやせられるのか。それは、体内でエネルギー源となる糖質を枯渇させることで、その代替エネルギーとなる“ケトン体”が脂肪燃焼によって生成されるから。そして、このケトジェニックダイエットとは、そのケトン体生成に注目した、一歩先へ進んだダイエット法なのだ!

ケトジェニックダイエットの基本ルール

1 炭水化物を控える
 ケトジェニック体質になるために、最も重要なポイント。甘いものはもちろん、ご飯やパンなどの炭水化物は徹底的に控えよう。

2 肉、魚、卵、とうふなどのたんぱく質をしっかり摂る
 カロリーを気にするあまり、肉まで控える人がいるけれど、ケトジェニックダイエットでは、むしろ積極的に摂るべし。

3 ココナッツオイルを上手に活用
 中鎖脂肪酸が多く含まれるココナッツオイルは、肝臓でケトン体になる。これを呼び水にすると、ケトン体回路がスムーズに回りだす。

4 野菜をたくさん食べる
 野菜を多く摂ることで、血糖値の上昇を抑えたり、腸内環境を整えたりする効果が期待できる。また、抗酸化作用や体の機能を整える栄養素も。

5 ゆっくり、長くできる運動を生活にとり入れる
 激しい運動をすると、糖質をエネルギー源とする状態になりやすい。ヨガやジョギングなどの軽い運動で、ケトジェニックモードに。

6 ストレスコントロール、睡眠コントロール
 ストレスや睡眠不足によって、ケトン体の生成が抑えられてしまう。リラックスする生活を心がけ、睡眠時間もしっかり確保すること。

 上記が基本的なルール。ケトジェニックダイエットでは、たんぱく質を積極的に摂ることを推奨しているため、ガッツリしたステーキなんかもオススメ。お腹いっぱい食べられるので、空腹とは無縁のダイエットと言えるだろう。さらに、ケトン体回路を動かすカギとなる、ココナッツオイルを摂取することもポイント。コーヒーやスープに加えたり、炒め油として使ったりして、日常的に摂ってみよう。

 また、食生活の改善に運動を組み合わせることで、より一層ケトン体回路が動き出し、ダイエットに効果的。その際の注意点は、激しい運動を行わないこと。ある程度の強度が必要とされる運動では、糖質がエネルギーとして使われてしまい、脂肪が燃焼されない。息が上がらない程度の軽い運動を最低20分以上続けることで、ケトン体回路が動き出すのだ。

 ケトジェニックダイエットでは、余分な体脂肪が燃焼されるため太りにくくなる他、肉や魚を積極的に摂ることで筋肉量はキープされる。すなわち、とても健康的にやせることができるのだ。しかも、血色が良くなり、肌は弾力のある健康な状態に。白髪や抜け毛なども気にならなくなるなど、素晴らしい効果が満載だ!

 その他、血糖値が乱高下しないため食後に眠くならず、集中力もアップ。そのうえ、エネルギーが切れる心配もないので、疲れ知らずの体になれるという。美容を気にする女性はもちろん、働き盛りのビジネスマンにもオススメのダイエットと言えそうだ。

 我慢は不要で、健康的にやせられるケトジェニックダイエット。早い人であれば、糖質制限とともに、食生活を改善して12時間後には、ケトン体回路が動き出すそうなので、この夏にまだ間に合うかも!

文=五十嵐 大