あわや“溺れる”アクシデントも!? エビ中・星名美怜「写真集の撮影はメンバーにも内緒でした」【インタビュー後編】

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公開日:2016/11/2

 アイドルグループ・私立恵比寿中学(以下、エビ中)の出席番号7番・星名美怜。持ち前のキラキラした明るさで、グループのメンバーとしてステージを照らす彼女が、初のソロ写真集『星名美怜1st写真集「MIREITOPIA」』(集英社)を11月2日に出版。憧れていたハワイへ飛び立ち、初めての水着での撮影にも挑んだという意欲作である。

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    (C)細居幸次郎/週刊ヤングジャンプ

 インタビュー前編では「2ヶ月くらいかかった」と水着での撮影を決断するまでの経緯を明かしてくれたが、後編では、撮影当時のエピソードやグループを離れての活動で味わった思いなどを振り返ってもらった。

泳ぎ方を教えてもらうところから撮影開始。あわやのアクシデントも……

――憧れのハワイロケを実現しましたが、撮影はいつ頃行われたんですか?

星名:8月の初旬に3泊4日で撮影しました。冗談半分で「ハワイへ行きたい」とずっと話していたら実現してくださって。でもじつは、エビ中でもハワイを目標にしていたんですけど、メンバーには内緒で……。

――え! 内緒だったんですか!?

星名:はい(笑)。みんなに伝えたのは、発売が告知される直前の9月の終わり頃でした。じつは撮影から帰ったあと、みんなから「何でこんな焼けてるの?」と言われたけど、必死に「体育の補習で」とごまかしてました(笑)。撮影に付き添ってくれたみぞっち(マネージャー・古溝由紀さん)は、ハワイでのお仕事があったことだけメンバーにバレていたので、お土産をもらい「ありがとう」と返事してみたり。

――実際に伝えたとき、メンバーのみなさんはどんな反応だったんですか?

星名:みぞっちと同じ時期に私もいなかったから「そうだと思った」と言われました(笑)。ただ、真っ先に完璧に気付いていたメンバーが1人だけいて。真山(りか)なんですけど、お母さんと「みぞっちと美怜、ハワイで撮影やってるんじゃない?」と話していたらしいんです。それを聞いたときは「この人たちすごいな」と(笑)。

――真山さんとお母さん、かなり勘が鋭いですね。メンバーのみなさんには秘密だったようですが、グループを離れてのお仕事に不安はなかったですか?

星名:強いていえば、飛行機の移動中にしゃべれないので「暇だなぁ」と思ったくらい。みぞっちやお世話になってるメイクさんたちも一緒だったから、寂しさはなかったんです。初対面のスタッフさんも初めは緊張したけど、2度目に会うときからは打ち解けられて。最終日には大家族旅行みたいでした(笑)。

――まさに“ファミリー”って感じですね。思い出はたくさんあるかと思いますが、特に印象的だったものはありますか?

星名:全部が印象的だったので難しいな。でも、朝焼けをバックに撮影できたのは思い出深いです。人がほとんど訪れないような場所で、海岸線から朝日が昇るのを見られたのは言葉を失うほど感動しました。

――日本では味わえない景色ばかりですしね。水泳は小学校から経験がなかったそうですが、水辺での撮影はいかがでしたか?

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    (C)細居幸次郎/週刊ヤングジャンプ

星名:初めの水着での撮影がプールで、バタ足も何もできないからカメラマンさんに泳ぎ方を教えてもらいました(笑)。でも、じつはそのときに溺れちゃったんです。浮き輪が引っくり返っちゃって、水中で1人だけバチャバチャと暴れていました。

――けっこうなアクシデントですけど、無事でよかったですね。ハワイの海はいかがでしたか?

星名:ボディボードが楽しかったです。撮影そっちのけで夢中になり、スタッフさんたちと遊んでたら予定時間を大幅にオーバーしてました(笑)。ちゃんと泳げればシュノーケリングにも挑戦できたかなと思うのが、ちょっと悔しかったですね。

――次回はぜひ挑戦してください! 様々なカットの中で自分なりにこれぞと思う1枚はありますか?

星名:貝殻の形をした浮き輪に乗ったカットかな。ディズニーキャラのアリエルみたいに「貝殻に乗りたい」と希望したら、スタッフの方が用意してくださったんです。プールや海に行かないから、せっかくのチャンスだしやってみたいと思って。描いていた夢が叶った1枚ですね。

――憧れの場所で夢が叶ったのは素敵なエピソードですね。ちなみに撮影時、苦労したことはありましたか?

星名:すべてが新鮮で苦労はなかったですね。でも、食事制限をしなかったのは反省点かな。歌って踊るせいか筋肉が付きやすいんです。水着での撮影があるのにムキムキではまずいなと思い、事前に整体やマッサージで“見せられる体”を作るために張り切ってたんです。ただ、食べるのが大好きで、現地でもおいしいものばかりだったからどうしても我慢できなかった(笑)。

ソロ活動で芽生えてきた“自分なりのキャラクターを確立する”という意識

――たくさん思い出を語っていただきましたが、改めて、撮影を振り返ってみた中での手応えはいかがですか?

星名:自分なりの小さな“夢”をめいっぱい詰め込めたかなって思います。自然を活かしたカットも多くて、直感的に「いいな」と気付いたものを盛り込めました。初めにあった“カラフル”というテーマも表現できたし、バッチリ決まっているかと思えば、不思議なポーズもあったりするのでクスッと笑ってもらえる気がします(笑)。

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    (C)細居幸次郎/週刊ヤングジャンプ

――ファンのみなさんにとっては、ふだんとは異なる星名さんを見られる絶好の機会ですね。ちなみにもし、続編を作れるとするならどんなものにしたいですか?

星名:今回は大人になる一歩手前の自分を出したけど、発売日には19歳、来年は20歳になるんですよね。だから、大人の自分を出せる写真集を出してみたいです。行き先はハワイへの飛行機で考えていて、ニューヨークやパリ、ローマなどを巡ってみたいんです。憧れているのがモデルのローラさんで、私も同じようにギャップのある大人の女性をテーマにした写真集に次回は挑戦してみたいです。

――大人になる一歩手前という意味では、発売日と重なる19歳の誕生日はまさしく節目にも思えますね。今回の写真集に限らず、ソロでのお仕事も最近は目立ちますが、グループを離れての活動で何か味わった思いはありますか?

星名:心がけるようになったのは“自分なりのキャラクターを確立する”という意識ですね。エビ中は個性や性格という意味でも8人それぞれの色があるんですけど、私はずっと「個性が強くない」と迷っていたんです。でも、写真集はもちろん番組のMCなどを通して、次の夢に繋がる体験をたくさん味わっているなと実感しています。

あと、私たちは“私立恵比寿中学”というグループ名だけどリアルな中学生が今はいなくて、曲の世界観や活動自体でもだんだんと“等身大”の自分たちを出す機会が増えてきたんです。今回の写真集でも、エビ中とは違った女子大生としての“等身大”の自分を出せたかなと思うので、グループへ戻ったときはソロ活動で培った良いものを持ち帰れるように、ソロ活動では、より色んなことに挑戦してみたいなって思います。

 エビ中は中学生という世界観を活かしたパワフルさが持ち味。しかし、今回の『星名美怜1st写真集「MIREITOPIA」』で表現されているのは、憧れの場所で開放感をたっぷりと満喫する星名美怜というたった1人の女の子が見せる“等身大”の姿である。ステージで歌って踊るふだんとは異なる表情はどれも新鮮で、読み終えた人たちはきっと誰もが笑顔になれる。

◎写真集発売記念イベント
11月10日(木) 18時半~
会場:福家書店・新宿サブナード店
⇒詳しくはこちらへ

◎私立恵比寿中学・ベストアルバム2枚同時発売
発売日:11月16日(水)
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取材・文=カネコシュウヘイ