『タヌキとキツネ』が発売10日で12万部決定!! Twitterで人気爆発中の“タヌキ”と“キツネ”に癒される

マンガ・アニメ

2016/12/6

『タヌキとキツネ』(アタモト/フロンティアワークス)

 “きつね”や“たぬき”と聞いて、何を思い浮かべますか? ジブリの『平成狸合戦ぽんぽこ』? そばやうどん? ことわざや昔話を思い出すひとも多いかもしれませんね。

 昔から日本の文化に深く根付いているたぬきときつね。そんな2匹の仲睦まじい姿がTwitterで人気爆発、この度書籍化した作品をご存じでしょうか。イラストレーターのアタモトさんが描く『タヌキとキツネ』(発行:フロンティアワークス)が、11月15日に発売となりました。

 「タヌキとキツネ」は、アタモトさんがTwitterに定期的にアップしている作品。アタモトさんのフォロワーは20万人を超え、公開された作品のツイートは1万RTを超えることもしばしば(中には2万RTを超えるものも……!)。そんなWeb上で人気爆発中の作品なのです。

 この作品の主な登場動物は、もちろん“タヌキ”と“キツネ”。あるとき、タヌキ山に迷い込んだ子ギツネが子ダヌキに助けられます。そこから仲良くなった2匹。キツネは毎日タヌキ山にやってきて、タヌキと遊ぶようになります。

 そんなある日、日が暮れてきたのを心配したタヌキは、キツネに帰らなくて大丈夫か聞きます。そしてキツネは答えます。

「山の行き来がめんどくさくなったからここに住む」

 そして、キツネはタヌキ山に住み着くようになり、タヌキとは“気が向いたときに遊ぶ”スタイルになるのでした。

 一緒に住むようになったタヌキとキツネのやりとりが描かれたこの作品。あらすじからわかるように、キツネとタヌキに若干の主従関係が滲んでいるのが面白いところ。単なるかわいい2匹のじゃれあいではなく、いじわるキツネといじられタヌキのやりとりに笑ったりきゅんとしたりするのです。2匹のキャラがしっかり立っているのが、またいいんですよね。

 世間では、ちょっと小賢しくてずるいイメージがある“たぬき”。でも、作中のタヌキはそんなイメージとは真逆の、ちょっと抜けてるおとぼけさん。いつもキツネにいじわるされたり、いたずらしたのを怒られたり、いたずらしようとしたら失敗したり……天然炸裂のタヌキに癒されるのです。いじられているときのタヌキのなんとも言えないアンニュイな表情もぐっときます。

 また、そんなタヌキに対してばっさりと切りながらも、愛想を尽かさずに遊ぶキツネの姿にもキュン。たまにいじわるしたりするけれど、大好きだからこそのいたずら。「あ、これがツンデレか」と納得してしまうキツネの姿がまたいじらしいんです。

 ただただかわいいだけじゃない。“寝ビクッ”や“引っ張られて伸びきった体”など、どこかコミカルかつギャップのある動きに、声をあげて笑ってしまう場面も多数。もちろん、「かわいい!」と叫びながら身悶えしてしまう場面も多数。

 再録分はほぼ描き直し、50ページ以上の描き下ろしも収録されている当書籍。Twitterで追いかけていたファンにとっても嬉しい保存版です。ほっこりあり、シュールあり、キュートあり。タヌキとキツネの可愛さがぎゅっと詰まった一冊に思う存分癒されてください。

文=園田菜々