北の遊郭でトップを目指す女郎と、タコ部屋で虐げられる青年の交わり。女流作家が描き出す北海道の歴史ドラマ

文芸・カルチャー

2017/4/23

『凛』(蛭田亜紗子/講談社) 文明の歴史とは裏を返せば搾取の歴史でもある。いつの時代も社会は階級を生み出し、虐げられた人々の犠牲の上に発展してきた。それは現代まで変わらない理のようなものである。 だからこそ、運命に抗って生きようとする人々の姿は美しい。『凛』(蛭田亜紗子/講談社)は大正時代から現代の北海道をつなぐ大河... 続きを読む