まだ間に合う!今からやせたいなら、スクワットしかない!『YouTube』で再生7000万回超!人気トレーナー直伝の太ももを細くする「1分・美脚スクワット」とは?

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更新日:2017/9/11

『美人はキレイな筋肉でできている』(KADOKAWA)

 『YouTube』のフィットネスジャンルで、チャンネル登録者数23万人を超える動画がある。それは、MuscleWatching(マッスルウォッチング)パーソナルトレーナー高稲達弥のエクササイズ動画だ。これまでに、累計7000万回以上も再生されているという。

 「何がそんなにスゴイの?」と思った人は、高稲の初の著書『美人はキレイな筋肉でできている』(KADOKAWA)を読んでみて欲しい。この本には、3000本を超える動画の中から厳選された、“1日1分”でできるダイエットエクササイズが一冊にまとめられている。

 同書には、「拍子抜けするぐらいラクに続けられる」「太ももが細くなり、あきらめていたジーンズがはけるようになった」など、ダイエットに成功した人の体験談もあり、運動が苦手な私でもできそうと思えるエクササイズだ。

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■体重よりも体脂肪率や筋肉量を重視する

 ダイエットでは、「体重を落とす」ことを目標にする人が多のではないだろうか。引き締まった美しいボディをつくるには、「体重を減らすだけではなく、体脂肪率を減らし、筋肉量を増やすことが大切だ」と高稲は語る。

同じ重さの脂肪と筋肉を比較すると、体積が大きいのは脂肪です。だから、同じ体重でも脂肪が多い人は大きくたるんで見え、筋肉量が多い人は体が引き締まって見えます。

 ダイエットで極端な食事制限をすると、筋肉量が落ちて代謝の悪い体になってしまうことがある。健康的にやせるには、食べ過ぎに気をつけるだけではなく、運動のダイエットをして筋力をアップしたほうがいいのだ。とはいえ、長時間のランニング、負荷の強い筋トレなどを毎日続けるのはハードルが高い。つらい運動が苦手な人は、何からはじめればいいのだろう。

私たちは、立つ、歩く、座るなど日常の姿勢維持や動作で筋肉を働かせています。このとき、使われにくい筋肉は衰え、まわりに脂肪がつきやすくなります。美しいボディラインをつくるには、衰えた筋肉を優先して使うエクササイズを行い、活性化させるのがポイントです。

 著者によると、特に衰えやすい筋肉は、お尻の横にある中臀筋、内ももの内転筋、太もも裏のハムストリングスだという。実際、太ももやお尻に余分な脂肪がつき、下半身太りに悩んでいる人もいるだろう。同書の中から、内転筋を使って太ももを引き締める「美脚ワイドスクワット」のやり方を紹介する。

■太ももを細くする! 美脚ワイドスクワット

【1】脚を腰幅の2倍ぐらいに開いて立つ。上体を少し前傾させ、腰を下げる。手のひらをひざの少し内側に当てる。


【2】手をふくらはぎの内側に沿わせながら、息を吸ってゆっくり腰を下げる。このとき、ひざがつま先よりも前に出ないようにする。


【3】手をふくらはぎの内側に沿わせながら、息を吐いてゆっくり腰を上げ、元の位置に戻る。【2】【3】を20回繰り返す。

 太ももの前面にある大腿四頭筋は使い過ぎて張りやすい一方、内ももの内転筋は使われずに衰え、タプタプにたるみやすい。著者は、このエクササイズのポイントについて次のように解説する。

このスクワットは、ひざがつま先よりも前に出ないよう、脚に手を沿わせて行います。こうすることで、太くなりやすい前ももの筋肉を使わず、内ももの筋肉をしっかり使えるようになります。

 同書には、他にも、下腹、ウエスト、お尻、二の腕など気になる部位を引き締めるエクササイズが多数紹介されていて、どれも短時間で簡単にできる。さらに、太らないための食事法、メンタルのアドバイスもあり、高稲のダイエットメソッドの要点をつかむことができる。メリハリのある美しいボディをつくる入門書として、この本を役立てて欲しい。