語彙力は“言い換え”のバリエーションで変わる!「すごい」「頑張ります」「本当に」の洗練された“言い換え”とは?

ビジネス

2017/10/6

『大人の語彙力ノート』(齋藤孝/SBクリエイティブ)

 普段の生活で、「もっと違う言い方をしたいのに言葉が見つからない」「もっと語彙力があれば…」と感じることはないだろうか。誰かが使った言葉の意味自体が分からない時には、気まずくて仕方がない。洗練された表現に触れた時には、自分も使いたいと思うのだが、いざとなると思い浮かばず、結局いつも同じような言い回しになってしまう。言葉づかいが綺麗で洗練されている人には“デキる人”という印象を抱くことも多い。

 読書をすると語彙力が身に付くと言われているが、忙しい日々を送っていると読書量を増やすのも難しい。そこでオススメしたいのが『大人の語彙力ノート』(齋藤孝/SBクリエイティブ)だ。「語彙力」に焦点を当てた書籍や情報は多数あるが、本書は仕事で確実に使える語彙が、比較的易しいものから難しいものまで紹介されている。特に注目すべきは、ビジネスでも私生活でも必要不可欠なツールとなったメールで使える言い換えが豊富に収録されていること。紹介されている例は、毎日何度も使うものばかり。私生活での友達とのやり取りであれば気にする必要はないが、ビジネスで同じような言い方ばかりしていると、稚拙な印象を与えてしまうこともあるので、要注意だ。

 今回は、本書に掲載されている例の中から、メールで使えそうなものの一部を抜粋してご紹介する。

■「考えます」の言い換え

 メールや文章で多用しがちな「考えます」。最も言い換えのバリエーションが必要な言葉のひとつだ。物事を筋道立てて考えているような時は「判断する」が使える。「~が大事だと判断しました」といえば、よく考えて決めたというニュアンスも伝わるだろう。アイディアを出した時などは、「知恵を絞る」はどうだろうか。懸命に考えて出したアイディアであることが伝わりそうだ。将来の話をしている時には、「見込む」「想定する」。仮の条件などを、あらかじめ考えておくことを指している。

■「頑張ります」の言い換え

 やる気を示すために使う「頑張ります」だが、そればかりでは説得力に欠けることも。相手に安心してもらうためにも、言い換えをマスターしておくのが良さそうだ。やる気を強調するなら「全身全霊をささげる」がオススメ。全力で取り組むという強い意志を感じる。「最善を尽くします」と言えば、できる限りのことをするという思いが伝わりそうだ。「鋭意努力します」は「意識を鋭くして」気持ちを入れて頑張るというニュアンス。「尽力する」もフォーマルな場面ではよく聞く表現。他人のために尽くすことを指す。