語彙力は“言い換え”のバリエーションで変わる!「すごい」「頑張ります」「本当に」の洗練された“言い換え”とは?
更新日:2023/2/27
普段の生活で、「もっと違う言い方をしたいのに言葉が見つからない」「もっと語彙力があれば…」と感じることはないだろうか。誰かが使った言葉の意味自体が分からない時には、気まずくて仕方がない。洗練された表現に触れた時には、自分も使いたいと思うのだが、いざとなると思い浮かばず、結局いつも同じような言い回しになってしまう。言葉づかいが綺麗で洗練されている人には“デキる人”という印象を抱くことも多い。
読書をすると語彙力が身に付くと言われているが、忙しい日々を送っていると読書量を増やすのも難しい。そこでオススメしたいのが『大人の語彙力ノート』(齋藤孝/SBクリエイティブ)だ。「語彙力」に焦点を当てた書籍や情報は多数あるが、本書は仕事で確実に使える語彙が、比較的易しいものから難しいものまで紹介されている。特に注目すべきは、ビジネスでも私生活でも必要不可欠なツールとなったメールで使える言い換えが豊富に収録されていること。紹介されている例は、毎日何度も使うものばかり。私生活での友達とのやり取りであれば気にする必要はないが、ビジネスで同じような言い方ばかりしていると、稚拙な印象を与えてしまうこともあるので、要注意だ。
今回は、本書に掲載されている例の中から、メールで使えそうなものの一部を抜粋してご紹介する。
■「考えます」の言い換え
メールや文章で多用しがちな「考えます」。最も言い換えのバリエーションが必要な言葉のひとつだ。物事を筋道立てて考えているような時は「判断する」が使える。「~が大事だと判断しました」といえば、よく考えて決めたというニュアンスも伝わるだろう。アイディアを出した時などは、「知恵を絞る」はどうだろうか。懸命に考えて出したアイディアであることが伝わりそうだ。将来の話をしている時には、「見込む」「想定する」。仮の条件などを、あらかじめ考えておくことを指している。
■「頑張ります」の言い換え
やる気を示すために使う「頑張ります」だが、そればかりでは説得力に欠けることも。相手に安心してもらうためにも、言い換えをマスターしておくのが良さそうだ。やる気を強調するなら「全身全霊をささげる」がオススメ。全力で取り組むという強い意志を感じる。「最善を尽くします」と言えば、できる限りのことをするという思いが伝わりそうだ。「鋭意努力します」は「意識を鋭くして」気持ちを入れて頑張るというニュアンス。「尽力する」もフォーマルな場面ではよく聞く表現。他人のために尽くすことを指す。
ニュースカテゴリーの最新記事
今月のダ・ヴィンチ
ダ・ヴィンチ 2024年4月号 日本酒のそばにある物語/鈴木おさむ
特集1 一合の“宇宙”から生まれる 日本酒のそばにある物語/特集2 辞めたその先に見えてくるもの 鈴木おさむと拓く、新しい道 他...
2024年3月6日発売 価格 770円
人気記事
-
1
-
2
-
3
-
4
-
5
人気記事をもっとみる
新着記事
今日のオススメ
-
ニュース
10年前の「デジタルタトゥー」は消せるのか? 累計210万部超えの話題作『しょせん他人事ですから』最新6巻発売
-
レビュー
「お金自体には価値がない」ことを学べる経済教養小説。あなたはお金のために働く「お金の奴隷」になっていませんか?
-
レビュー
チェルノブイリ原発事故から見る「被曝の恐ろしさ」。事故で日常を失った人々のその後をリアルに描いた実話集『チェルノブイリの祈り』
PR -
レビュー
かつて長者番付1位の清原達郎の投資ノウハウ。「株式投資は自分の失敗からどれだけ学んだか」と語る彼が、自身の知識を全てぶちまけた『わが投資術 市場は誰に微笑むか』
-
レビュー
打ち上げ代を毎回払ってくれる芸人は誰?お笑いライブ制作K-PROの児島気奈が語る、知られざる「お笑いの裏側」と「芸人の素顔」
電子書店コミック売上ランキング
-
Amazonコミック売上トップ3
Amazonランキングの続きはこちら -
楽天Koboコミック売上トップ3
楽天ランキングの続きはこちら