「今まで好きだった服が似合わない……」“おしゃれ更年期”を乗り切るヒント

暮らし

公開日:2018/4/9

 10年後も使える“おしゃれの結論”をまとめた、『大草直子のSTYLING&IDEA』が2018年4月5日(木)に発売された。

 著者は「理論派スタイリスト」として女性たちの圧倒的な支持を集め、大人気Webマガジン「mi-mollet(ミモレ)」の編集長も務める大草直子。自身にとって5年ぶりのスタイルブックとなる同書では、「mi-mollet」に掲載されたスナップ254点を「雨の日」「旅行」などテーマ別に一挙収録した。

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 大草自身が着用した300点あまりのコーディネート写真と自筆エッセイを、「mi-mollet」編集チームが構成。現在のおしゃれの悩みを解決するとともに、10年先の指針にもなる一冊に仕上げている。シャツやトレンチコートといったベーシックアイテムの着こなし方から、季節ごとのワードローブの揃え方まで“大草編集長のアタマの中”を公開。ここでは、その一部を紹介しよう。

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<デニムは主役1本、脇役1本>
ついついベストな1本を求めがちなデニムだが、「主役」「脇役」の2本を揃えればコーディネートの幅が一段と広がる。自分の体にしっかりとなじむベーシックな色・デザイン・加工のデニムと、「今年らしさ」を意識したデニムを併せ持つのがおススメ。

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<Tシャツは第二の肌。1年経ったら見直そう>
「おろしたて」ではない白Tシャツが似合うのは、身体を美しく整えている人か若い人だけ。当てはまらない人は白シャツの選び方を変えなければならない。チェックしたいポイントは「下着が透けないくらいの素材感」「程よく詰まった襟ぐり」「身体に貼りつかないサイズ感」「肩のラインが落ちているもの」の4点。「1年経ったら部屋着にスライドさせてもよい」と思える価格帯から選ぶのもポイントだ。

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<素材を楽しむことは、おしゃれを楽しむこと>
色やデザインだけではなく、年齢を重ねると素肌で感じる触り心地も大切になる。凛々しさと清潔感で清らかな女性像を作り出してくれるコットンや、年齢を重ねていく楽しみを感じさせてくれるリネン、柔らかく気持ちをほどいてくれるカシミヤ…。たくさんの素材を経験した女性のコーディネートは、見る人に奥深い印象を与える。自分自身にとどまらず、周囲の記憶にも長く残るだろう。

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 30代後半から50代にかけて、おしゃれがわからなくなる「おしゃれ更年期」。自分のファッションに迷いを感じている人は、「理論派スタイリスト」が紹介するアイデアの数々を参考にしてみては?

※掲載内容は変更になる場合があります。