先にしくじる=最強の仕事術!? 失敗を先取りして成功へ導く方法

ビジネス

公開日:2018/5/22

 極限状態で働くプロの“最先端の仕事術”を紹介した、『先にしくじる 絶対に失敗できない仕事で成果を出す最強の仕事術』が2018年5月17日(木)に発売された。

 頑張っているのに、なぜか“成功できない”。努力しているのにいつも“失敗する”。常に失敗を繰り返すような、「成功できない人たち」に心当たりがある人も多いだろう。

 人間はなぜ失敗を繰り返すのか。その答えを言うならば、「人間だから」ということになる。というのも、人間には生来持つ「バイアスの罠」があり、その罠にハマってしまうと失敗から抜け出せなくなってしまう。同書は、ビジネスパーソンが陥りやすい「七つのバイアスの罠」を克服し、自分の仕事やプロジェクトを絶対に成功へ導く仕事術を伝授する。

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<七つのバイアスの罠>
(1)「現在バイアス」の罠:ずるずると課題を先延ばしにしてしまう
(2)「オプション選好性」の罠:どっちがいいか決められない
(3)「非合理的な信念」の罠:勝手な思い込みで人間関係をこじらせる
(4)「コンコルド効果」の罠:もはや、引くに引けない
(5)「自己中心性バイアス」の罠:俺たちのやり方なら必ず成功すると思い込む
(6)「完璧主義」の罠:すべてがそろわないと動けない
(7)「計画の錯誤」の罠:必ず想定外のことが起こる

 同書で紹介されている「プレモータム・シンキング」は、米国のビジネスシーンで急速に広がっている新しいメソッド。医学用語だった「プレモータム」とは、患者が死亡する「前」に対処策を検討する方法のこと。その後、米国では「プレモータム・シンキング」が軍や病院、消防といった“一つの判断ミス”が命取りになりかねない現場で使われるようになった。

 ビジネスシーンで使われる「プレモータム・シンキング」は、事業やプロジェクトの“失敗”を事前にイメージして、どうして失敗するのかを分析。「先にしくじる」ことを想定して“失敗の芽”を確実に取り去り、成功へと導いていく。失敗を“先取り”して、成功への最短ルートを見つけよう。

山崎裕二
早稲田大学政治経済学部卒業、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソン-シンガポール国立大学ビジネススクール(UCLA-NUS)でEMBA(エグゼクティブMBA)学位取得。大学卒業後、東芝、ゲートウェイ、モバイルベンチャーなどを経て、IT企業の米国法人で、シニアプロダクトマネジャーを務める。カリフォルニア工科大学でテクノロジー・プロダクトマネジメントを学び、2011年にUCLA-NUS EMBAを卒業。現在はIT企業のマーケティング部門でディレクターを務める。著書に『世界の最も野心的なビジネスエリートがしている 一流の頭脳の磨き方』(共著)。

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