10分で1億円を失うことも…日本人カジノエージェントが語る、カジノの恐ろしい裏側

社会

2018/10/16

『カジノエージェントが見た天国と地獄』(尾嶋誠史/ポプラ社)

 『カジノエージェントが見た天国と地獄』が10月10日にポプラ社から発売された。大王製紙元会長の井川意高氏は、「カジノに行くなら、覚悟を決めろ! 面白すぎるから。身を滅ぼすほどに!」と帯でコメント。過去に “カジノ騒動”で世間を騒がせた井川氏も推薦する一冊だ。

 また、今年の7月には、統合型リゾート(IR)実施法が成立し、民間事業者がカジノ運営に動き出した。さっそく北海道・大阪・和歌山・長崎の4道府県が誘致のための整備計画を立て始めてはいるが、“ギャンブル依存症”を心配する声もあり、世間の日本のカジノ参入に関しては、賛否両論だ。

 今後の日本のカジノの行く末が気になるという人には、世界一のカジノ都市マカオで活躍する日本人エージェント・尾嶋誠史氏が “カジノの裏側と大富豪のリアルな実態”を初めて明かした本書は非常に参考になるだろう。

 そもそもカジノとはどんな施設なのか。VIPルームの内部まで細かく実情が綴られている。さらに、「たった10分で1億円を失った大富豪」や「毎年12億円負けて帰るビジネスマン・陳さん」「100億円負けてもカジノに通い続ける香港スター」「カジノで大借金した日本人放蕩息子」などカジノで豪遊する人物像まで公開。カジノの世界で著者がいかに稼ぐことができたのかも赤裸々に語られる。さらに、日本にとって「カジノ」がどれだけ強い武器になるのかも6年間のエージェント経験を踏まえて著者なりに提言する。

 運否天賦な人たちを現場の最前線で見てきた尾嶋氏が説く日本のカジノ論を、今こそ読んでみてほしい。