愛される人は愛しているし、幸せを与えられる人は幸せだし、価値観は伝染する／『「運命の恋」のはずなのに、どうして私の彼氏じゃないんだろう』③
小説・エッセイ 更新日：2019/10/9
好きな男と音信不通になったパニックからTwitterを始め、「こんなに彼氏のこと大好きなのになんで彼氏いないんだろう～」という、失恋に対するひらきなおりのようなキラーワードとともに、愛されたい欲求や理想の恋について呟いてきた、もちこ（@mochikodayoyo）さん。ユーモアの裏に隠されたやさしさや寂しさに、どきっとさせられるような文章を綴ります。
愛される人は愛しているし、幸せを与えられる人は幸せだし、価値観は伝染する
みんなから愛されている人って、よく見るとその5万倍周りの人を愛しているし、行動で示している。個性は色々あるけれど、みんなから愛される人は共通して「シンプルに目の前の人を幸せな気持ちにできる人」。
自分に幸せをくれた人のことは幸せにしたいなって思うよね。
目の前の人があくびしたらつられてあくびすることがあるけど、笑顔も同じで目の前の人が笑うと、つられて笑顔になるよね。この“笑顔の連鎖”にとっても憧れる。私は常に笑顔でいたいし、私につられて目の前の人が笑うと私もまた笑顔になって、エンドレスでずっと笑顔でいられて最高じゃない？ 見返りを求めるわけじゃないけど、好かれたければ目の前の人を笑顔にできなきゃなんだな。
「なんか楽しいこと起きないかな〜」なんて言って待ってる人と一緒にいても、絶対に楽しくないよね。他人任せにするんじゃなくて、自分自身が今日1日を楽しむコツが分かれば、周りの人を楽しませるコツもだんだんわかってくる。
価値観はお互い伝染するから、自分自身が幸せでいれば周りもみんな幸せになっていく。考えてみれば当たり前か。「私の隣にいれば楽しいし、幸せになれるよ」って言いながら周りの人全員幸せにしたい。
愛されたいならまずその人を存分に愛しちゃえば良い。愛が足りないと感じるのは、自分が愛し足りてないという証拠。
【著者プロフィール】
もちこ
人様に笑われるような恋愛やセックスばかりしてきた、17万人以上がフォローする女子大生ツイッタラー。ライター。「彼氏がいないけど」ときめく妄想ツイートや、男性への本音ツイートが多くの反響を呼んでいる。小説家を夢見ていたが、今回が初の書籍の上梓となった。
Twitter：@mochikodayoyo
