「耳まで赤くなってるの可愛すぎ」アシリパの“恋心”に読者ほっこり/ヤングジャンプ21号『ゴールデンカムイ』

マンガ

公開日:2020/4/29

『週刊ヤングジャンプ』21号(集英社)

 2020年4月23日(木)に発売された『週刊ヤングジャンプ』21号。『ゴールデンカムイ』第238話「好きな人に」では杉元佐一に優しいアシリパ(リは小文字)が描かれ、「滅多にデレないから貴重!」「耳まで赤くなってるの可愛すぎ」と読者をほっこりさせている。

 前話で蒸気船の外輪に巻き込まれる寸前の海賊房太郎を救出した杉元。彼は突然「手を組もう」と提案して海賊を驚かせるが、どうやら刺青人皮のほとんどを押さえる2つの勢力・土方歳三と鶴見中尉を出し抜くための考えらしい。海賊から同意を取りつけたものの、不安そうな白石由竹は「後悔すんなよ杉元 いざ金塊が見つかったら独り占めされるかもよ」と警告した。

 小舟に乗り換えた杉元たちは、しばらく川を下ってから札幌へ向かうことに。するとアシリパが釣り具を準備し始め、「チョウザメ獲る気なの?」と尋ねる杉元に「旬の物を食べたいんだろ?」と答えた。その後チョウザメを釣り上げ、解体に取りかかった彼女は“脳みそ”も食べると明言。海賊に「好きな人には自分の好きなものを好きになって欲しいもんねぇ」と指摘され、アシリパの耳は真っ赤になってしまう。

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 一方札幌の連続娼婦殺害事件の現場には、宇佐美上等兵と菊田特務曹長の姿が。菊田は犯人が戻るのを待つより娼婦への聞きこみをした方がいいと提案するも、なんと宇佐美は熱心に自慰行為中。犯人の行動を再現していたようで、結果的に犯人が残した“痕跡”を見つけ出す。距離と高さで身長や年齢が割り出せるかもしれないと再び行為におよぼうとしたところ、すぐそばで自慰にふける人物のシルエットがあった──。

 杉元との何気ない会話を聞いてアシリパの恋心に気づいた海賊。読者も彼女の乙女チックな振る舞いに驚いたようすで、ネット上には「なんだかんだ言って健気なアシリパちゃん最高かよ!」「唐突なアシリパ回で癒された」「海賊さんにはどんどんツッコんでいってほしい」といった反応が。また「アシリパちゃんの可愛さにほっこりしてたのに、宇佐美にぶち壊された」という声も相次いだ。

 杉元たちが目指す札幌で、一体なにが起きようとしているのだろうか…。

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『ゴールデンカムイ』21巻(野田サトル/集英社)