はなまるうどん VS 丸亀製麺のバトルが想像以上にはげしかった

ビジネス

公開日:2020/12/2

はなまるうどん VS 丸亀製麺のバトルが想像以上にはげしかった

「讃岐うどんのはなまるうどん」と「讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺」など競合企業はいくつもありますが、実際どれほどお互いを意識しているのでしょうか。とあるテレビ番組ではライバル同士の本音に迫っていました。

「はなまるうどん」と「丸亀製麺」が意識しすぎ!?

 2019年8月に放送された「がっちりマンデー!!」(TBS系)では、業界のライバル対決を特集。「はなまるうどん」と「丸亀製麺」の両店に直撃して、ライバルへの思いを聞き出しています。まず「はなまるうどん」の統括SV・稲葉武さんは、「かなり(丸亀製麺を)意識してますね。よくお店に行って調査とかもしてます」と告白。一方で「丸亀製麺」の麺匠・藤本智美さんは、「うちのうどんは1番。(はなまるうどんには)負けないと思います」と対抗心を燃やしていました。

 やはりうどんチェーン店の2トップとあって、互いのことを意識しまくりな模様。それもそのはずで、「はなまるうどん」と「丸亀製麺」には色々と因縁があるようです。まず2つの店舗の創業時期はどちらも全く同じの2000年。2006年までは「はなまるうどん」の店舗数の方が多かったのですが、2009年に「丸亀製麺」から追い抜かれてしまいました。

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 また同番組では、「消臭元(小林製薬株式会社)」と「消臭力(エステー株式会社)」の戦いにも注目。1文字違いの商品で競合している両者ですが、独自の戦略で差を出しているそうです。例えばTVCMの場合、「消臭元」は「ブサイクだけど効くわよ」という一見ネガティブなキャッチコピーでブレイク。かたや「消臭力」は、ポルトガルの少年が「しょうしゅうりき~!」と歌うだけの斬新なCMで注目を集めています。

競合企業が協力するパターンも?

 番組で紹介された企業以外にも、世の中には様々な競合企業が。有名なのは「マクドナルド」と「バーガーキング」の戦いで、以前からバチバチの戦いを繰り広げています。最近話題になったのは、海外の「バーガーキング」が実施したキャンペーン「Burn That Ad」。AR技術を使ったアプリでライバル会社の広告を「焼く」とクーポンがもらえる企画で、対象となる広告は明言されていませんが「どう考えてもマックの広告を燃やすためのキャンペーン」「標的はマックの看板だろうなぁ」などと囁かれていました。

 日本では「外食戦隊ニクレンジャー」というコラボ企画が話題に。「吉野家」がボツ企画として「肉関連企業を5社集めてニクレンジャーを結成する」というコラボをツイートしたところ、「ガスト」「ケンタッキーフライドチキン」「モスバーガー」の公式アカウントが反応。そんな中で「松屋」がイエローとして名乗りを上げ、「吉野家」も「まさか松屋さんがOKしてくれるとは思わなかったです」と驚いています。

 戦ってばかりではなく、時には協力して業界を盛り上げているライバル企業。今後も互いに切磋琢磨して、さらなるサービス向上を目指してもらいたいですね!