【最新号レポ】『葬送のフリーレン』「千年は保つくらい丈夫に作ってくれ」ヒンメルの善行がフリーレンたちの旅路を支える/サンデー7号

マンガ

公開日:2022/1/22

週刊少年サンデー
『週刊少年サンデー』7号(小学館)

※この記事は最新号の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2022年1月12日(水)発売の『週刊少年サンデー』7号では、『葬送のフリーレン』第79話を掲載。「ヒンメルの優しさに泣いた」「ヒンメルの善行は今もいろいろなところで活きてるのね」などと、読者の注目は勇者・ヒンメルの“過去のおこない”に注がれていた。

 今回の舞台は、北部高原トーア大渓谷。フリーレン一行は渓谷にかかった大きな橋に辿り着き、そこで橋の造り主・ゲーエンとよばれるドワーフと出会う。

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 じつはフリーレンがヒンメルたちと旅をしていた頃、ゲーエンと1度会ったことが。その当時橋はまだ建設中で、資金が底を尽きたために工事が頓挫していた。

 事情を知ったヒンメルはゲーエンに建設資金を渡すものの、ゲーエンは「受け取れん。これを受け取るのに見合った報酬を儂は持ち合わせておらん」と彼の厚意を拒否。すかさずヒンメルは「この橋がある」と返すも、橋ができるのは少なくともヒンメルが寿命で死んだ後。ゲーエンがその旨を伝えると、ヒンメルは「報酬はフリーレンが受け取るさ」「千年は保つくらい丈夫に作ってくれ」と笑顔で頼むのだった。

 そして彼の死から30年経った今、橋は無事に完成。おかげでフリーレンたちは渓谷を越えることができ、ヒンメルの望み通りフリーレンが“報酬”を受け取る形になった。

 SNS上でも「今回も相変わらずヒンメルがイケメンだった」「ヒンメルは長寿であるフリーレンのことを本当によく考えてくれていたんだね」と話題になった“ヒンメルの善行”。死した今もなお、彼はフリーレンたちの旅路を支えてくれているようだ。

葬送のフリーレン
『葬送のフリーレン』6巻(著:山田鐘人、作画:アベツカサ/小学館)