※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2024年8月号からの転載です。 『グリフィスの傷』 ●あらすじ● 「みんな、皮膚の下に流れている赤を忘れて暮らしている」。(「竜舌蘭」)…
今月のプラチナ本
2024/7/5
著名人の方々が、お気に入りの本をご紹介するインタビュー連載「私の愛読書」。今回は、直木賞作家の千早茜さんにご登場いただいた。 千早茜さんは、2024年4月26日、短編…
文芸・カルチャー
2024/6/16
2024年4月26日、直木賞作家の千早茜さんが短編小説『グリフィスの傷』(集英社)を刊行した。 「傷」をめぐる10編の物語が収録された本作は、痛みの向こう側にある癒やし…
文芸・カルチャー
2024/6/14
『マリエ』(千早茜/文藝春秋) 「結婚」とはなんなのだろう。広辞苑は「男女が夫婦となること」とそっけなく、ほぼ同じ意味の「婚姻」を引けば「一対の男女の継続的な性…
文芸・カルチャー
2023/8/25
『赤い月の香り』(千早茜/集英社) 天才調香師がさらりと語る植物の知識の奥深さに興味を惹かれ、そんな彼が作る「香り」を求める客たちの欲深さに圧倒された小説『透明…
文芸・カルチャー
2023/4/26
2023年1月19日、第168回芥川賞と直木賞の受賞作が決定する。直木賞では雫井脩介氏・凪良ゆう氏の2人が初のノミネートとなったが、一体今回はどの作家のどんな作品がこの…
文芸・カルチャー
2023/1/19
『しろがねの葉』(千早茜/新潮社) 深い悲しみに身を置きながら、生き長らえようとすることは容易ではない。人生とは難儀なもので、何かの拍子に、生きるのも地獄、死ぬ…
文芸・カルチャー
2023/1/14
撮影=花村謙太朗 コロナ禍で増えた「おうち時間」。特に、おうちで飲むお酒は最高だ。一日の終わりにゆったりとお酒を味わう時間はどうしてこんなにも私たちの心を満た…
文芸・カルチャー
2021/11/20
【PR】 地域によっては緊急事態宣言が発出され、長いあいだ外でお酒が飲めなかった2021年の夏。リモートワークなどの影響で外出の機会も少なくなり、“おうち飲み”の楽しさ…
文芸・カルチャー
PR 2021/10/29
千早 茜 ちはや・あかね●1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞、デビュー。同作で泉鏡花文学賞、『あとかた』で島清恋愛文学賞、『透明な夜の香…
小説・エッセイ
2021/5/7
本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を…
文芸・カルチャー
2020/8/5
『透明な夜の香り』(千早茜/集英社) 振り返れば毎日、何らかの香りに包まれ、癒されながら生活しているように思う。朝は、コーヒーの香りで目覚め、出掛ける前にはお気…
文芸・カルチャー
2020/4/25
『さんかく』(千早茜/祥伝社) 食の趣味が合うって大切だ。好きな食べ物をひとりきりで堪能するのも幸せだが、誰かと美味しさを共有できた時、幸せは何倍にも膨らむ気が…
文芸・カルチャー
2019/11/30
『神様の暇つぶし』 ●あらすじ● 父を突然の事故で亡くした二十歳の大学生・柏木藤子。ある夏の夜、鋭利な刃物で切り裂かれ、腕を血まみれにした男と出会う。「でかくなっ…
今月のプラチナ本
2019/9/6
『男ともだち』(千早茜/文藝春秋) 久しぶりに会った男友達が、煙草を吸いながら「ウイスキーが好き」と言った。まだ22歳くらいの頃だ。いつ、どこでそんなことを教わっ…
文芸・カルチャー
2019/5/28
『正しい女たち』(千早茜/文藝春秋) 女子会にママ会と、女というのはいくつになっても集まっておしゃべりするのが大好きだ。仕事の話、美容やダイエットの話、好きな男…
文芸・カルチャー
2018/7/5
『西洋菓子店プティ・フール』 ●あらすじ● 独立と婚約を理由に、フランス人シェフが営む正統派パティストリーを辞めた亜樹は、下町のお菓子屋さん「西洋菓子プティ・フー…
今月のプラチナ本
2016/4/6