難病の日に関連して開催!チャリティーコンサート&ワークショップマルシェイベント 「Colors of HOPE」5月 17日開催
一般社団法人LITTLE ARTISTS LEAGUE
更新日:2025/4/17
福祉施設や大学、プロ集団が集結!奇跡の一日をお見逃しなく!
一般社団法人LITTLE ARTISTS LEAGUE(リトルアーティストリーグ)は、2025年5月17日(土)象の鼻テラス(横浜市)にてチャリティーイベント「Colors of HOPE」(希望の彩り)を開催いたします。 本アートイベントは、難病の日に関連し、難病をはじめとしたスペシャルニーズキッズに焦点をあてたチャリティーイベントです。当日は、パラトライアスロンシリーズ横浜大会も開催されます。コンサートやトーク、ワークショップ、マルシェなど、当事者だけでなく全ての方が一日楽しめるイベントとなっています。この機会が、さまざまな方の「気づきの装置」となることを願っています。
凸凹いろんな特性を彩りに。多様性を育むワンデーチャリティーイベント毎年5月23日は「難病の日」です。2014年に「難病の患者に対する医療などに関する法律(難病法)」が制定されたことをきっかけに登録されました。2024年段階で、日本の指定難病の患者数は100万人を超ています。2025年には、指定難病の数は384疾患にも及びます。中でも、希少難病は当事者が少なく情報交換の難しさや、新薬の導入へ向けた活動もの推進など、課題は山積みです。健康は永久に続くものではありません。誰しもが突然難病に罹患したり、、スペシャルニーズの当事者や関係者になる可能性があります。こうした課題について、一人でも多くの方に知っていただき、思いやりや彩りが生まれるきっかけになることを願って、今回のチャリティーイベントの開催が決まりました。
【開催概要】難病の日に関連したチャリティーイベント「Colors of HOPE」
日時 :2025年5月17日(土)10:00~17:00
会場 :象の鼻テラス (神奈川県横浜市中区海岸通1丁目)
※当日はパラトライアスロンシリーズ横浜大会が開催されている関係で、施設前道路が車両通行止めとなります。お車で来場される際は、近隣の駐車場に駐車し、徒歩でお越しください。
内容 :音楽、トーク、ワークショップ、マルシェ
観覧 :無料(ワークショップやマルシェは一部有料)
予約:https://colors-of-hope2025.peatix.com
(予約がなくても自由席あり、立ち見など自由にご観覧いただけますのでご安心ください)
チャリティー商品:売上の一部はスペシャルニーズキッズの無料招待などに活用されます
主催 :LITTLE ARTISTS LEAGUE
協力 :明治学院大学美術教育ゼミ / 象の鼻テラス
聴覚を主として楽しめるステージコンテンツ
社会課題をアートで解決するグローバルアートチーム LITTLE ARTISTS LEAGUEでは、コロナ禍から始めたスペシャルニーズキッズの支援活動の中で、五感アートも展開しています。視覚障がい者との関わりから着想を得て、視覚にこだわらず聴覚や嗅覚や味覚でも体感し、思いが交換できる取り組みを「ダイバーシティアート」として行っています。なかでも、聴覚使ってフルに楽しめる「音楽ステージ」は充実のコンテンツとなっています。
・11:00-11:30 クワイヤー「Star Singers Club」難病を患ったマイケルジャクソンの歌などを披露予定。チームを率いるのはプロシンガーの「MARU」。ミュージカルなどで活躍し、ミュージカル映画の吹き替えなども担当する実力派。チームメンバーは随時募集中。https://www.instagram.com/star_singers_club
「弦楽器を弾いてみよう」参加無料・予約優先 https://colors-of-hope2025.peatix.com
本物のヴァイオリン・チェロにふれて、音が生まれる瞬間を体験してみませんか?からだに伝わってくる音の振動を感じてください♪
・13:30-14:00 クラシックコンサート「Classic Picnic」「ベートーヴェン〜音のない世界で、音を創る〜」難聴という逆境を乗り越え、音楽で人々の心を打ち続けたベートーヴェン。その静かで深い強さを、弦楽四重奏の響きにのせてお届けします。スペシャルゲスト・はる君とのコラボレーションもお楽しみください。〈プログラム〉 ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」より / 交響曲第9番 より / ヨハン・シュトラウス ラデツキー行進曲 / アメージンググレイス 他
「クラシックピクニックby一般社団法人Fegfis」
「音楽の力で、ふだんを特別な時間に」を目指し、0歳から大人まで、年齢や性別を問わず、だれもが楽しめるクラシック音楽のコンサートを、みなさまの身近にお届けしています。アートやフードなど、多様なジャンルとコラボレーションするなど、新しいクラシック音楽の可能性を追求するとともに、音楽を通じて温かい心の輪を広げていきます。
指揮担当・はる君(後述にメッセージ有)
全国に難病の子どもと家族を地域で支える拠点を整備しようと施設づくりに奔走した元日本財団職員で、現在は「東京おでかけプロジェクト」の代表を務める中嶋さんを迎え、自身の著書「難病の子どもと家族が教えてくれたこと」をヒントにトークイベントを開催します。聞き手は本イベント主催者でもあるルミコ・ハーモニー。お二人の取り組みや本イベントに込めた想いをお話しいただきます。
◎登壇者プロフィール
東京おでかけプロジェクト代表・中嶋弓子。オリンパス、日本財団を経てフィランソロピープロデューサーとして独立。佐賀県やセサミストリートなどの多様なセクターに向けたアドバイザーを務め、インクルーシブイベントなどのプロデュースも行う。運営する東京おでかけプロジェクトでは、全国で病気や障害がある子どもと家族のための心躍るおでかけイベントを開催。Forbes Next 100 2025選出 https://tokyoodekakeproject.com
J-POPをハーモニーで歌うSoul Bird Voicesと、主にゴスペルを歌うSoul Bird Choirのメンバーが一緒になったグループ。ビルボードライブでのコンサート実績も多数。オーケストラとアーティストとの共演・バックコーラス出演など新しいことにも挑戦しながら、精力的に活動の幅を広げている。今回は手話を取り入れた曲や、難病を患ったといわれるマイケル・ジャクソンの楽曲などを予定。予定曲:Man in the mirror / ひまわりの約束 他 https://www.soulbird.jp / https://www.instagram.com/soulbird_musicschool
【studioCOOCA/スタジオクーカ(生活介護・就労継続支援B型事業所)】
スタジオクーカはさまざまなハンディキャップを抱えた人たちが「好きなこと・得意なこと」を通して社会で活躍することを目指し、活動する福祉施設です。絵画創作、オリジナルグッズ製造、展示販売やパフォーマンス活動等を行っています。
◎Kumaちゃんの乗物スタンプ&カラフル塗り絵WORKSHOP 300円
https://www.instagram.com/studiocooca_

【みんぐるくらぶ(町田自然ルーム・PAL@Hirooルーム)】
東京都町田市で約70年にわたって乳幼児保育・教育に携わる学校法人正和学園を核とする正和行学グループに属しております。現在、みんぐるくらぶは、町田自然幼稚園 敷地内に「みんぐるくらぶ・町田自然ルーム」があり、2025年1月には、PAL International School 施設内に「みんぐるくらぶ・PAL@Hirooルーム」もOPENしました。お子さん一人ひとりの発達に向き合い、療育スタッフが丁寧にサポートします。
◎光るセンサリーボトルづくり ~スヌーズレン体験~ 300円
蓄光石を使って、オリジナルのセンサリーボトルを作りませんか?完成後は、暗闇の中でブラックライトを当て、幻想的な光の世界を楽しみます。相談ブースもありますので、お子さまの発達や関わり方について気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
https://kangaroos.jp/mingleclub

【CLASSIC PICNIC】
音楽の力で、ふだんを特別な時間に。「クラシックピクニック」と題し、0歳から大人まで、年齢も性別も問わず、だれもが楽しめるクラシック音楽のコンサートを、みなさまの身近にお届けします。アートやフードなど、多様なジャンルとコラボレーションするなど、新しいクラシック音楽の可能性を追求するとともに、音楽を通じて温かい心の輪を広げていきます。
◎シルクスクリーンワークショップ Yuhei Paint×Classic Picnic 500〜1,000円
シンプルながら、さまざまな表現が楽しめるシルクスクリーンのプリント体験。自分だけのオリジナルの作品を作ってみよう!https://www.instagram.com/yuhei_paint

◎ベートーヴェン♪モーツァルトぬりえワークショップ LITTLE ARTISTS LEAGUE × Classic Picnic 2,000円
プロの演奏家が語るエピソードを聞きながら、作曲家たちの世界に想いをはせ、自分だけのポートレート作品を描いてみませんか? 描いた作品は額に入れて、世界にひとつだけの“たからもの”に! https://www.instagram.com/classicpicnic_official / https://www.instagram.com/littleartistsleague
【JOAA(日本オーガニックアロマ協会)】
JOAAは、「香り×福祉×環境」の理念のもと、香りを通して社会課題を解決する活動を行っています。
◎世界の天然素材お香作り 3,000円 講師:Akane Yuzawa
https://www.instagram.com/via.aroma_joaa

【子ども服ブランド zutto matsurika 】
難病を持つわが子の子育てをきっかけに、すべての子どもが心地よく、美しく過ごせる服をつくりたいと願うようになったという、zutto matsurikaは、機能性・やさしさ・美しさを兼ね備えた一着を、上質な素材と丁寧な仕立てで提供します。。また、長い間誰にも話せなかったという自身の経験から始まった、どんな悩みや気持ちも大切に受けとめ、保護者に寄り添う社会活動「こどもの未来ダイアローグ」を運営中。
◎zutto matsurikaオリジナルバッグに布用クレヨンで絵を書こう!2,500円
お名前刺繍をその場で入れます!①大文字ローマ字6文字以内 もしくは②頭文字のみ大文字の場合9文字まで可能。
今年4月にデビューした子ども服も販売。 当日、ご購入のお客様には名入れ刺繍付オリジナルバックをプレゼント!(特別に39色から刺繍カラーを選べます) https://zuttomatsurika.com https://www.instagram.com/kodomo_mirai_dialogue

【ヨコハマフォント】
横浜エリアで暮らし・働く障がいがある方が描いた文字や絵を、デザイナーや学生がデジタル・デザインして販売することで、障がいのある方の工賃向上を目的とした共創プロジェクト。障害者施設でワークショップの資材の準備をしており、売り上げの一部が工賃となります。オリジナルグッズ販売有。
◎カラフルフォトフレーム作り 1,000円(お持ち帰り袋付) 対象:5歳以上 所要時間:15分程度
◎カラフルガーランド作り 500円(お持帰り袋付)対象:5歳以上 所要時間:10分程度
https://www.instagram.com/yokohamafont
【サカキヤヨイ】
横浜を拠点に活動する絵本作家。2022年、子どもの成長と多様性の受容、生命礼賛などをテーマとした「100億キロメートルの旅」出版。2025年7月、子どもたちの未来のため、戦争のない世界を願う「星を落とした少女」出版予定。創作活動のかたわら、子どもも大人も楽しめる、スクラッチアートのワークショップを開催。
◎希望の虹をかけよう!ワークショップ 500円〜1,000円
スクラッチアートの技法で、虹を描くワークショップを行います。病気に悩み、苦しんでいる人たちが、希望をもてるようにという想いをこめたテーマを考えました。絵本『100億キロメートルの旅』1,500円 / ポストカード 200円 https://www.instagram.com/sakakiyayoi

【活動ホームあさひ・A’PPY & PANIEL】
横浜市旭区にある成人期(18歳以上)の障がいのある方を対象に、生産活動、創作的活動、レクリエーション、健康管理等の支援を行っている施設。一人ひとりに合った《はたらく》をテーマに「活動ホームあさひ」「第2あさひの家(A’PPY&PANIER)」「第3あさひの家」の3か所で活動を行っています。店舗名のA‘PPY&PANIERの「A’PPY」とはあさひのハッピーを意味する造語です。また、「PANIER」とはかごという意味のフランス語です。「明るく楽しく元気よく」あさひのみんなが作ったステキなものがたくさん詰まっています。ジャム販売予定。http://kh-asahi.or.jp

【メナードフェイシャルサロン磯子根岸&メナードこども未来プロジェクト】
メナードは、「美しさ」が持つ力を信じ、心と肌のふれあいを通じて、お一人おひとりのきれいのお手伝いをしています。今回は、日頃がんばっているご家族、支援されている皆様の手を、尊敬と感謝の気持ちを込めてお手入れします。ご自身のご褒美にビューティハンドケアのひとときを楽しんでいただければ幸いです。
社会をより優しく、より笑顔あふれるものにしていくためには、社会環境の影響を特に受けやすいこどもたちの課題と向き合うことが欠かせないと考えています。今回スペシャルニーズキッズにも楽しんでいただけるキッズ向けのネイルカラー体験をご用意しています。
◎ハンドケア 無料 所要時間:10分
◎キッズネイルカラー 無料 所要時間:15分
https://social.menard.co.jp / https://www.menard.co.jp/shop/00680559s
【NPO法人ARCSHIP】
アークシップは「音楽でたくさんのハッピーとワクワクする明日を創りたい」をスローガンに、アマチュアミュージシャンが街中等で演奏出来る機会を創り、人と街を音楽でつなげるイベント企画をするNPO法人です。音楽で国・世代・障害の有無を超えてつながる機会を創ることを目的に開催しているごちゃまぜな音楽祭「ホッチポッチマーケット&ミュージックフェスティバル」を2009年から開催しています。2025年は11月1日2日に象の鼻パークにて開催決定。 https://www.instagram.com/arcship_yokohama

【LITTLE ARTISTS LEAGUE】
社会課題をアートで解決するグローバルアートチーム。そのテーマ性の高さやできあがる作品のクォリティの高さに定評があります。
◎オリジナル缶バッチ作り 500円 所要15分
◎オリジナル名画コラージュ 2,000円 所要15分
◎香りブーケ作り 1,000円 所要30分 ご希望の方にはプラス2,000円で作った自分の好きな香り30mlのアロマスプレーにしてお持ち帰りいただけます
※難病のシンボル「しまうまマーク(まこ発案)」デザインもあります。しまうまは、同じように見えても模様がすべて違います。これは、見た目では分からないけれど、一人ひとり異なる症状や生き方を持つ難病の方たちを象徴しています。しまうまは派手な模様を持ちながら、自然の中では目立たず、見えにくい存在です。これは、難病患者の外からは見えにくい苦しみや困難とも重なるものです。しまうまは馬と同じように、多くはなく、少数派ではあるけれど、確かにそこにいる私たち。「見えにくくても、ちゃんとここにいる私たち」の象徴として選ばれました。
※スペシャルニーズキッズは、LITTLE ARTISTS LEAGUEのワークショップ全て無料でご体験頂けます
★絵本「きんぴかのこどもたち」、書籍「難病の子どもと家族が教えてくれたこと」サイン本もいくつかご用意しております。
スペシャルニーズを持った子は、可哀想ではありません。魂がとても立派で、周囲から深く愛されていて、暖かい場所がたくさんあります。そして私たちにいろんなことを学ばせてくれる、大切な存在です。こうした存在であることを知ってほしい思いから、「きんぴかのこどもたち」という絵本を作りました。 https://www.instagram.com/junjunju_

チャリティーにつながるワンデーイベント
会場には募金箱を用意しています。集まった寄付は、当イベントの運営やスペシャルニーズキッズへの支援に活用させていただきます。また、LITTLE ARTISTS LEAGUEのブースのワークショップはスペシャルニーズキッズのみなさんに無料で体験していただけます。同ブースでは、チャリティーアロマスプレーや、チャリティーTシャツなども販売し、支援活動に役立てます。
【コミュニティナース】当日は看護師資格を保有したスタッフが常駐いたします。
不健康屋台やCPRディスコを手がけるコミュニティナースが登場!コミュニティナースとはくらしの中で関わる人々の力を"毎日の楽しい"から引き出し、"こころとからだの安心"を提供することで、まちの可能性をひろげる自由で多様なケアの実践のことをコミュニティナーシングとし、その実践者のことを指します。
参加者の声・絵本「きんぴかのこどもたち」作者であり難病児のお母さん
2020年の暑い夏、絵描きの母さんの元に生まれたわが家の次女は「アイカルディ症候群」です。これは原因不明の先天性の難病で、脳の形成異常、骨格の奇形(個人による)、眼球の構造の欠損(視力障害)、一番厄介な難治性てんかんがあるのが特徴です。患者の9割は女の子という、希少難病です。とはいえ【症候群】なので個人差がとてもあり、歩いて話す子もいれば、医療ケアが必須な子もいます。次女はの場合は発達はゆっくりなものの、医療ケアはなく、側湾も進まず、発作も落ち着いている日々が増え、入院も検査入院以外は一度もない状態が続いています。
妊娠中に異常がわかり、産まれてすぐにNICU(新生児集中治療室)へ。泣くこともできず、ただ孤独に呆然としていました。ご飯は驚くほど苦くて食べらなくなり、眠れず、気を失っては起きて、夢が現実かわからないような入院生活でした。NICUに行き、次女の顔を見るととても愛らしくて、母乳も頑張って飲み、その度に心が落ち着きました。空を見ると何回も虹と出会ったり、5枚の葉のクローバーがこちらを見ていたり、不思議な事が続きました。その時私は「祝福されているんだ!」と気づかされました。次女は地球から、宇宙から、盛大なお祝いをされていたのです。立派な子を産んだことに気がついたことで、落ち込んでいられない!と走ることにしました。
・発達に遅れのある子のお父さん息子は、1歳の誕生日が過ぎてもなかなか言葉が出ませんでした。意味のある言葉は少ないけれど、“話すことが楽しい”という気持ちを大切にして関わっていました。4歳になり喘息の治療中、就寝後にいびきをかく事が増えました。5秒ほど呼吸が止まった後に再びいびきが始まる時もありました。その姿を見て、心配で生きた心地がしませんでした。生後すぐにNICUに入っていた記憶と、“もしかして他界してしまうのではないか”という心配で頭がいっぱいでした。こども支援センターで見てもらうと「全体的に発達がゆっくりですね。カテゴリーによりますが、2歳後半から4歳後半までの発達が多く、総合的にみると3歳後半の成長だと思います」とのことでした。その時の息子の年齢は5歳3か月。町田自然幼稚園内にある児童発達支援施設に行くことが決まり、2025年4月から通い始めました。
・難病児の兄として育ったボランティア「プラダー・ウィリー症候群(国指定の難病)」の1歳違いの弟は、2kgにも満たない体重で生まれました。染色体系の問題で知的発達障がいがあり、感情のコントロールが難しいため、糖尿病や視力低下など複合的に身体的問題も併発し、さまざまな問題と共に暮らしてきました。例えば、感情のコントロールが上手にできないので、目の前にあるものは全部食べてしまったり、、欲しい気持ちに流されて、物やお金を盗んでしまったりもありました。一方で、コミュニケーション力のある弟は、突然政治家と仲良くなっていたりして驚いたりもしました。またなぜか誕生日プレゼントでいつも漫画をプレゼントしてくれ、弟の優しさを感じることもあります。寂しい思いも少しはありましたが、両親が愛情を注ぐ家族で難病児の弟と育ち、教員免許とともに特別支援学校の免許も取得。社会人となった現在では、社会貢献としてボランティア活動も行っています。
・指揮担当のはる君(本イベント 13:30-14:00内出演)皆さんはじめまして。はるです。25歳で福祉事業所に通っています。音楽が大好きです。よろしくお願いします。
中学でドラマクラブがたまたま空いていて入り、14歳のときにクラブの子どもたちでミュージカルキャッツに行きました。メモリーという曲を聴いて、大感動しずっと歌っていました。「音楽が好きだ!」と思いました。その頃お世話になったFさんからミュージカル音楽やパフォーマンスを病児障がい児に届ける、「心魂プロジェクト」を教えてもらいました。心魂プロジェクトでは、パフォーマンスのデリバリーだけでなく、病児障がい児とその家族が一緒に作り上げる心魂ワークショップを実施しており、そのメンバーとして約9年間活動をし、横浜ラポールのシアターやオンラインで夏と冬にパフォーマンス作品に参加しました。活動を通じて、さまざまな楽曲に出会い、一緒に歌い、踊り、ミニミュージカルに出演。指揮棒を持っていって指揮もしてきました。
いまは学校を卒業して社会で活動しています。心魂プロジェクトではYouth心魂で5人の仲間たちといろんな挑戦をしています。このイベントでいっしょにいる人たちと、音楽は友だちだよ、一緒ににすばらしい音楽をつうじて心をうごかしたりかよわせるしあわせな時間がすごせたらうれしいです。これまでたくさんの人に助けてもらって元気いっぱいになりました。だから、心をこめて指揮をしたいです。かえせるかわからないけれど、音楽でよろこびをとどけたいです。
・studio COOCAワークショップ担当の熊谷将彦(Kumaちゃん)自ら「Kumaちゃんて呼んでください!」と誰にでもフレンドリーな彼は、クーカスタッフが名刺交換しているのを見て「自分の名刺が欲しい!」とスタッフに直談判。それならKumaちゃんが一番好きな蒸気機関車のスタンプを作って名刺作りしよう!ということで、今では手造りの名刺を日課にしています。「今日はお客さん何人来ますか?」といつも気にかけていて、人数分のスリッパを用意して待っていてくれることも。お客さんと交換した名刺をファイリングし、嬉しそうに眺めています。ついつい他のメンバーと自分を比べて劣等感を感じたりしてしまう時もあるけど、名刺を交換すること、クーカの施設案内をすることに誰よりもモチベーションを見出し、活動を通して、クーカの営業部長の座を目指して奮闘中!
ワークショップは、スタンプを押して、色を塗る。この工程は彼の名刺作りから始まりました。常に社会状況に対して何かできないか?と考えているKumaちゃん。クーカにあるロール紙を活かして、子どもの居場所造りをしている代表の方に、色塗りのワークショップをやりましょう。と声かけ。あれよあれよと話が進み、大好評でイベントを終えました。「好きなこと、得意なこと」を通して社会で活躍する。スタジオクーカの理念、活動が身を結ぶ瞬間のように思えました。スタンプして、色を塗る。子どもが黙々と集中している姿を見て、その素晴らしさを実感。今回はその発展形として、蒸気機関車だけでなく、車やビル、飛行機などKumaちゃんデザインのいろんなスタンプを用意しました。みなとみらいの街をイマジネーションを膨らませて、みんなで作りましょう!
・難病・エーラスダンロス症候群のまこ(難病シンボル「しまうまマーク」発案)大学4年生の時に何度も手術が必要な体になりました。病院では異常がないと言われ、必死にネットで調べたりしました。当時私は作業療法士を目指す学生で、何とか国家資格を取得したものの、OTとして社会人をスタートすることは諦めるしかない状況でした。今でこそ、OTの視点を活かした仕事に出会い、継続して働くことができていますが、こんな風に夢を諦めたり、将来が見通せない不安とともに日々を過ごす難病患者が私だけでなく、世の中にたくさんいます。
そのことを少しでも多くの人に知っていただき、今日だけでもその不安に寄り添ってもらえたら嬉しいなと思い、今回参加させていただきました。また、たとえ健康であっても誰しも色んな悩みがあると思います。その悩みの種類が私は「"難病"に関すること」というだけ。なので、イベントに参加する子ども達には「難病だから大変だね」とか「私の悩みなんて大したことないのかな」と思わないで、自分の悩みも大切にして、周りに話したり、助けを求めたり、向き合って欲しいということも伝えたいです。
・子どもに難病があることが分かってスタートした「zutto matsurikaに込めた想い」自分の子どもが難病を抱えて生まれたことがきっかけで、「心地よく、美しい服」を通して、より多くの子どもたちに笑顔と希望を届けたいと強く願うようになりました。肢体に不自由があっても、すべての子どもたちには、自由に動き、快適に過ごしながら、美しいデザインの服をまとう権利がある——そんな想いから、「機能性」と「美しさ」を両立した服づくりに挑戦しています。愛する我が子と同じように、心から喜んで着てくれる子どもたちが増えるよう、一人ひとりの個性とニーズに寄り添ったものづくりを。すべての子どもたちに、もっと自由に、もっと美しく、もっと幸せな時間を届けたい。それが私の原動力です。
また、自身の長い間誰にも話せなかった経験から生まれた活動。どんな悩みや気持ちも大切に受けとめ、保護者に寄り添う社会活動『こどもの未来ダイアローグ』を運営中。共に支え合える場を目指しています。当日は私自身も子どもと一緒におります。ぜひご一緒に、おしゃべりしながらお名前刺繍入りのオリジナルバッグを作ってみませんか?
・全盲で知的障がい・自閉症スペクトラム症の弟から気づいた姉(NPOアークシップインターン生)私には全盲で知的障がい・自閉症スペクトラム症の弟がいます。彼は困ったさんです!こだわりは人一倍。慣れない場所に行くと、泣いて大声を出して、繋ぐ私の手を精一杯の力でつねります。外に行くといつでも、暴れる弟を見る周りの視線が怖かったです。私は色んな痛みに耐えることが出来なくて、弟に少し汚い言葉で叱りながらスーパーマーケットで泣いてしまいました。
この時から、私は随分と大きくなりました。そして、ふと思うのです。誰しも、何もかもが違うのだから、温かく放っておいてほしいと。皆さんがそうであるように、好きに生きたいですし、好きに生きてほしいと思います。僕には怒りん坊で分からずや、泣き虫の姉がいます。お姉ちゃんは困ったさんです!きっとあなたも困ったさんです!それでいいのです。
非営利徹底型一般社団法人LITTLE ARTISTS LEAGUE
社会課題をアートで解決するグローバルアートチームは、2016年に孤立化しがちなTCK(Third Culture Kids)のコミュニティ支援を目的に横浜を拠点に活動を開始。バイリンガルでのアートワークショップは人気を博し、ホリデーシーズンに公開展覧会を開催するようになりました。コロナ禍をきっかけに、スペシャルニーズキッズへの支援をスタートし、ダイバーシティアートを確立。代表アートプロジェクト「ダイバーシティアート・やさしさの花」は、明治学院大学の先生と共同で論文「知的障害のある人を対象とした芸術的省察によるアートプログラムの開発研究−「やさしさの花」を事例に–」を発表。主なプロジェクトに、ダイバーシティアート「やさしさの花」「INVISIBLE MUSEUM|見えない大切な何かを探す展」、環境アート「MASKBOOK」、多文化共生アート「WORLD ART TRIP」があり、年齢や国籍文化を超えて誰しもが楽しめつつ、そのクォリティの高さが評価され全国で人気を博しています。
https://www.instagram.com/littleartistsleague
【主催者概要】
名 称:一般社団法人LITTLE ARTISTS LEAGUE
所在地 :東京都品川区
代 表:ルミコ・ハーモニー
事業内容: アート事業・チャリティー事業
設 立: 2022年3月