【主婦が派遣会社を利用するメリット・デメリットランキング】経験者152人にアンケート調査
株式会社ライズ・スクウェア
公開日:2025/4/24
主婦が派遣会社を利用するメリット・デメリットに関する意識調査
株式会社ライズ・スクウェア(大阪府八尾市、代表取締役:馬場栄和)は、派遣社員として働いたことがある主婦152人を対象に「主婦が派遣会社を利用するメリット・デメリットに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
プライベートと仕事の両立を目指す主婦にとって、派遣社員は有力な選択肢のひとつです。
しかし、「派遣で働くって実際どうなんだろう」と不安を感じる人もいるのではないでしょうか。
そこで今回、株式会社ライズ・スクウェア( https://www.rise-square.jp/ )が運営する特定技能外国人の採用サポート( https://rs-webmedia.com/ )は、派遣社員として働いたことがある主婦152人に「主婦が派遣会社を利用するメリット・デメリット」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
【調査概要】
調査対象:派遣社員として働いたことがある主婦
調査期間:2025年3月31日~4月14日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:152人
回答者の年代:20代 28.9%/30代 50.7%/40代 13.8%/50代以上 6.6%
※年代は派遣会社利用時
【調査結果サマリー】
・主婦が派遣会社を利用するメリットは「柔軟に働ける」・主婦が派遣会社を利用するデメリットは「雇用が不安定」
・主婦が派遣会社を選ぶ際に大切なポイントは「希望する求人がある」
主婦が派遣会社を利用するメリット
「主婦が派遣会社を利用するメリット」の圧倒的1位は「柔軟に働ける(46.1%)」。
2位「仕事探しが楽(27.6%)」、3位「時給が高い(13.8%)」と答えた人も多くなりました。以下、4位「気軽に働ける(8.6%)」、同率5位「派遣会社に頼れる(5.9%)」「休みを取りやすい(5.9%)」の結果です。
主婦は家事や育児と両立しやすい働き方を求める傾向にあるので、「働き方の柔軟性」「自由度」が重要視されているとわかります。
また「仕事探しが楽」「時給が高い」といった効率性や経済的メリットを重視する人も多くなりました。
さらに「気軽に働ける」「派遣会社に頼れる」「休みを取りやすい」など、働き方の快適さや安心感についての項目もランクインしています。
<1位 柔軟に働ける>
・「短時間」「週数回」など希望の働き方を選べる。柔軟な勤務形態が多く、子育てや家事と両立しやすい(20歳)・自分の都合に合わせた勤務形態で働けること。短期単発で働いていました(38歳)
・時間が決まっているので、家庭とのバランスが調節しやすい。派遣会社を通して最初に働き方を提示してあるので、あまりストレスがない(40歳)
主婦が派遣社員としては働くことの大きなメリットは、柔軟な働き方ができることだとわかりました。派遣社員だと「時短勤務」「週数回勤務」「短期・単発」など、ライフスタイルに合わせて選べる案件が豊富だからですね。
上記のような求人だと、子育てや介護のスケジュールに合わせて働けて、無理のないペースで続けられます。基本的に残業も少ないので、保育園のお迎え時間に間に合わせたい場合や、早く帰ってしっかり家事をしたい人にもおすすめです。
<2位 仕事探しが楽>
・職歴やスキルがなくても仕事を紹介してもらえる。面談もあくまで形式的なため、余程の人でない限り派遣会社のスタッフになれるから(25歳)・効率よく仕事探しができる(40歳)
・主婦業も忙しい中、自ら足と時間を使って仕事を探さずとも、仕事を探して紹介してくれるところ(50歳)
多忙な主婦にとって、効率よく仕事を見つけられるのは大きなメリットです。派遣会社に登録してスキルチェックを受け、希望条件を伝えれば、派遣コーディネーターが求人を紹介してくれるからですね。
職歴やスキルに自信がなかったりブランクがあったりしても、登録できる派遣会社は多いです。派遣先企業との「採用面接」もないので、就業へのハードルが低くなります。
<3位 時給が高い>
・普通のアルバイトより給与が高いため、効率的に稼げる(27歳)・パートやアルバイトに比べて時給が高い傾向(35歳)
・時給が高めに設定されているので、効率よく希望の仕事を見つけやすい(47歳)
派遣社員は、パート・アルバイトに比べて時給が高めに設定されていることが多いです。時給が高いと短時間の勤務でもある程度の収入を得られるため、効率よく稼げます。働く時間に限りがある主婦にとっては、「少ない時間でもしっかり収入を得られること」は大きなメリットですね。
「コスパのいい働き方」とも言え、「同じ職場で働くならパートより派遣」と考える人もいます。
<4位 気軽に働ける>
・与えられた仕事のみこなせばいい(29歳)・いい意味で責任がないことだと思います。無責任にしていいわけではないですが、「プロジェクトで残業を抜けられない」なども社員よりはないと思います(33歳)
・業務量の負担が少ない。業務契約で仕事内容が決まっているため、無理なく仕事を続けやすい(34歳)
派遣社員は基本的に「ルーティンワーク担当」や「正社員のアシスタント」といった立場で働くことが多くなっています。派遣先で指示を受けて働くので、責任の軽さを気楽に感じている人も多くなりました。
また派遣社員の業務内容は契約書でしっかり決められていて、契約範囲の業務に集中できます。「新しい仕事が降ってくるかも」といったプレッシャーを感じずに働けるのは、育児や家事にもエネルギーを割いている主婦にとって魅力です。
<5位 派遣会社に頼れる>
・派遣会社がサポートしてくれるので、未経験でも安心して働けます(28歳)・派遣会社を通すことで、何か問題があったときに仲介してくれる(33歳)
・派遣先との交渉を派遣会社経由でできるので、直接言いにくいことであっても相談できる(35歳)
派遣会社に登録して働くと、「定期的な巡回」「面談への同行」「キャリアカウンセリング」「研修」といったサポートを受けられます。そのため未経験やブランクありでも安心。また派遣先でトラブルがあったときも、派遣会社に相談できます。
直接派遣先の上司に相談する必要がないので、「派遣先の人には話しにくいこと」も相談しやすい環境で、心強く感じている人も多くなりました。
<同率5位 休みを取りやすい>
・とにかく気兼ねなく休める(30歳)・休みが取りやすい職場を選んで応募できる(32歳)
・主にコールセンターで仕事をしました。シフト勤務だったので、学校行事なども融通してもらえました(43歳)
主婦が働くときに不安を感じやすいのが、「子どもが熱を出したとき、休みやすいのかな」といったことです。
家庭の事情により、「急な休み」「有給休暇」を取る可能性がある主婦にとって、休暇の制度や「実際の職場での休みの取りやすさ」「シフトの柔軟性」は重要なポイントとなります。
派遣社員であれば、派遣コーディネーターに希望や家庭状況を伝えることにより、あらかじめ「急な休みを取りやすい職場」を選べます。「休みやすい職場を探すのが難しい」と感じている人にとって、大きなメリットです。
主婦が派遣会社を利用するデメリットは「雇用が不安定」
続いて「主婦が派遣会社を利用するデメリット」を聞いたところ、ダントツは「雇用が不安定(34.2%)」でした。以下、2位「収入が低い(17.8%)」、3位「休みを取りにくい(9.2%)」、4位「希望の仕事がないこともある(7.2%)」、5位「仕事が決まりにくい(6.6%)」の結果です。
「主婦が派遣会社で働くメリット」と矛盾するような回答も多く、派遣会社や個人の状況によって、メリット・デメリットの感じ方が変わるとわかります。
「柔軟に働ける」「気軽に働ける」といった自由度の高さがある一方で、「自由と引き換えに、不安定である」というジレンマもわかりました。
<1位 雇用が不安定>
・契約期間が決まっていて、長期的に働けるとは限らない。正社員登用が少ない場合があるので、安定を求めるなら向かない(20歳)・上司が家庭事情に対し理解がない人だと、派遣切りにあいやすい(31歳)
・1日で「このプロジェクトなくなったから」と言われたこともあります。不安定な働き方だとは思います(43歳)
派遣社員として働く大きなデメリットは、契約期間が決まっていることによる不安定さです。
長期で働ける保証がなく、自分は長期勤務したくても派遣先の都合で契約が更新されない可能性もあるので、「いつ契約終了を告げられるかわからない」という不安を感じる人が多くなりました。長く腰を据えて働きたい人には不向きで、派遣の収入で家計を支える場合には不安があります。
「子育てしながら働きやすい、いい職場を見つけた!」と思っても、長く働き続けられない可能性があることを、理解しておく必要があります。
<2位 収入が低い>
・給与が正社員より低めであることが多い(28歳)・やはり時給で働くので、お給料は正社員より少なく感じてしまう(32歳)
・正社員に比べてトータルの給料が安い(37歳)
派遣社員はパート・アルバイトに比べると時給は高いですが、月給ベースにすると正社員よりも低くなりがちです。
高いスキルがあり、高時給・高月給を得ている人でも、「ボーナス」「昇給」「退職金」は基本にありません。そのため、長期的に見たときの収入面での不安は否めません。
<3位 休みを取りにくい>
・急な休みを取りづらい(30歳)・パート・アルバイトに比べると休みづらい(33歳)
・子どもや家族のお世話を必要とする場合には、休みの取りにくさはあるかもしれません。ただ勤務先の状況次第なので、絶対ではないです(38歳)
「家庭優先で働きたい」と思って働き始めても、派遣先や派遣会社によっては、実際は急な休みへの理解が得られにくいケースもあります。とくに「子どもの体調不良」など急な休みに対しては、休みを取りづらく感じた人も多くなりました。
「主婦が多く、急な休みを取りやすい派遣先」「同じ仕事をしている人が多く、フォローし合える派遣先」を紹介してもらう必要があります。
<4位 希望の仕事がないこともある>
・フルタイムばかりなので大変。夜勤のある仕事なども勧められる(26歳)・必ず希望の仕事があるわけでもない(27歳)
・条件が違っても相手都合で紹介される(35歳)
派遣会社には、常に自分にぴったりの仕事があるわけではありません。時期やエリアによって、紹介できる案件が変わってくるからですね。
例えば家庭との両立を考えて時短勤務や日勤を希望しているのに、フルタイムや夜勤の案件を勧められてがっかりした例もありました。何度も希望に合わない求人を紹介されると、派遣会社との信頼関係が損なわれてしまうことも考えられます。
<5位 仕事が決まりにくい>
・子どもや家の都合での急なお休みに対応できず、派遣先が決まらない場合がある(34歳)・希望職種の経験や資格がないと応募できない(45歳)
求人薄が豊富な大手派遣会社に登録したからといって、すぐに仕事が決まるとは限りません。例えば「休みの希望など条件が細かくて、紹介できる案件がない」「スキルが足りない」といった理由があります。
また大手派遣会社だとスタッフ数も多いので、好条件の求人には希望者が多数集まります。スキルが相対的に劣っていたり条件が厳しかったりする人は、社内選考に落ちてしまうことも。対策としては「複数の派遣会社に登録する」があります。
主婦が派遣会社を選ぶ際に大切なポイントは「希望する求人がある」
「主婦が派遣会社を選ぶ際に大切なポイント」の1位は「希望する求人がある(38.2%)」です。2位「担当者との相性がいい(26.3%)」、3位「求人数が多い(15.1%)」と答えた人も多くなりました。以下、4位「福利厚生が充実している(11.8%)」、5位「大手であること(7.2%)」の結果です。
単に求人数が多いだけではなく、「自分の希望する職種・業界があるか」「自分が希望する勤務時間帯・勤務日数の仕事があるか」など、条件面でふるいにかけている人が多いとわかります。
また大手派遣会社は福利厚生の充実にも力を入れているので、「仕事の見つけやすさ」「働きやすさ」を重視した結果として、大手であることを条件にしている人もいました。
<1位 希望する求人がある>
・どんな求人があるのかが一番のポイントです。私が利用した派遣会社は事務系に強いので、事務職で働きたい人には向いていると思いますが、工場などは少ないと思いました(29歳)・派遣会社によって「事務」「工場」「介護」「店舗」など得意分野があるから、見極めたほうがよい(47歳)
・主婦への案件紹介例が多い派遣会社を選ばないと、登録したもののマッチする職場をなかなか紹介してもらえない。「主婦歓迎」「未経験から可」「急な休み対応」といった、主婦でも応募しやすそうな案件が多く掲載されているところを探すことがポイントだと思う(50歳)
求人数が多くても、自分の希望に合った求人がないと、意味がありません。
派遣会社によって「事務」「工場系」「販売系」など得意な職種が異なるため、自分のやりたい職種に合わせて派遣会社を選ぶことが大切です。
主婦であれば「ブランクOK」「主婦歓迎」「急なお休みに対応」「残業なし」など、自分の状況にマッチする案件を多く扱っている会社を選ぶことで、ミスマッチが少なくなります。勤務希望エリアの求人が多いかどうかも、重要なポイントです。
<2位 担当者との相性がいい>
・担当が女性で、かつ子育てについて理解してくれていること。あまりにしつこい連絡をしてこないこと(26歳)・担当の人と直接会ったり電話で話したりした雰囲気がよかったなど(34歳)
・営業担当者の誠実さ。テキトーな営業や上から目線の営業がいる派遣会社は、やめたほうがいいかも(50歳)
派遣会社と気持ちよく付き合えるかどうかは、担当者との相性によるところも大きくなっています。例えば「家庭の事情に理解がある」「話しやすい」「希望に合わない求人をしつこく勧めない」といった担当者であれば、相談しやすい安心感があります。
子育てしながら派遣として働く主婦にとっては、相談相手がいる心強さは、大きなポイントです。複数の派遣会社に登録して、担当者の対応を比べてみることをおすすめします。
<3位 求人数が多い>
・自分の働きたいエリアの求人をたくさん出している会社に登録するのがいいと思います(25歳) 年齢に関係なく、仕事が豊富にあること(38歳)・できるだけ、募集数の多いところがいいと思います。「数打ちゃ当たる」精神です(47歳)
求人数が多いと選択肢が広がり、自分に合った仕事や好条件の仕事に出会えるチャンスも増えます。「残業なし」「時短勤務」など条件を絞り込んでも求人が見つかるように、母数の多さも重要です。
またスキルに自信がなくなかなか仕事を紹介してもらえない場合でも、求人数が多いと紹介してもらえる可能性が高まります。求人紹介の可能性を高めるには、複数の派遣会社に登録するのもおすすめです。
<4位 福利厚生が充実している>
・交通費支給や保険など、福利厚生が整っているか(20歳)・有給の消化率や待遇が派遣会社によって違うため、調べてから選んだほうがいいです(33歳)
・無料の研修やセミナーを実施しているところ(40歳)
法律に定められた法定福利は、条件を満たせばどの派遣会社でも受けられます。ただ法律に定めのない法定外福利については、派遣会社によってバラバラです。例えば「交通費支給の有無」「研修制度」などですね。
「スキルアップしたい」「派遣会社の企業内保育園があるといいな」など、使いたい福利厚生に合わせて派遣会社を選ぶと、快適に働けます。
<5位 大手であること>
・大手であるか。サポートなどが充実していそうで、紹介先も豊富であるため(34歳)・なるべく大手で老舗の会社。スタッフの質や仕事の種類などで安心感がある(34歳)
・とにかく信頼できる派遣会社を選ぶこと。やはり大手が安心だと思います(45歳)
安心感から大手を選びたいと考えている人が多いとわかりました。大手派遣会社であれば求人数が多く、同じ派遣先に派遣社員がいるケースも多く、福利厚生も充実している傾向にあるからですね。
「サポート体制が整っている」「全体的に、派遣コーディネーターの質が比較的高め」などのメリットもあります。
まとめ
主婦が派遣で働くことには、「柔軟に働ける」「パート・アルバイトよりも高時給で、効率的に稼げる」などのメリットがあります。
一方で雇用期間に定めがあるため、長期安定的に働きたい人には不向きです。「子育てや介護など、家庭優先に理解のある職場」「助け合える同僚」に出会えても、長く働けない可能性があることには注意しましょう。
また派遣会社や派遣先によっては、派遣社員や子育てママへの理解が薄いケースもあります。そのため「子育てママ・主婦向けの求人が多い派遣会社」「しっかし話を聞いてくれる担当者がいる派遣会社」を選ぶのがポイントです。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://rs-webmedia.com/920#cyousa
■株式会社ライズ・スクウェアについて
人材を必要とする様々な事業にチャレンジしていきます。現在では、人材派遣・業務請負事業、飲食事業、グローバル事業、環境衛生事業などに取り組んでいます。
■会社概要
社名 : 株式会社ライズ・スクウェア
所在地 : 〒581-0802 大阪府八尾市北本町2丁目12-24 北本町マルシゲビル3F
代表者 : 代表取締役 馬場 栄和
設立 : 平成21年6月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・飲食業
URL : https://www.rise-square.jp/