道場体験266名の声を分析 5年間のアンケートから見えた年代別対応の傾向とは
RSコンサル合同会社
公開日:2025/5/13
2020年~2024年の5年間にわたり武道道場で集めた体験アンケート266件を分析し、年代ごとに評価された対応内容の傾向をまとめて公開
道場コンサルタント(運営:RSコンサル合同会社)は、全国の武道道場で実施された体験アンケート266件を分析し、年代ごとに高く評価された対応の傾向を公開しました。 調査対象は、2020年1月から2024年12月までの5年間に体験参加した3歳から70代の方々です。体験直後に記入された自由記述式アンケートから、参加者が安心感や信頼感を得た要素を抽出し、年代別に分類して傾向を可視化しました。
【1】体験者266名の声をもとに、5年間のデータを分析武道道場で体験練習を行った266名のアンケート結果をもとに、道場体験時に評価されやすい対応の傾向を分析しました。
本調査は、2020年1月から2024年12月までの5年間にわたり、体験参加者から集めたアンケートを集計したものです。
対象者の年齢層は3歳から70代までと幅広く、体験を終えた直後の率直な意見を収集しています。
自由記述による回答では、「先生の対応が丁寧だった」「稽古の雰囲気が安心できた」などの感想が多く寄せられ、それらをもとに年代ごとの評価傾向を可視化しました。
調査結果からは、各年代によって道場に求めるポイントが異なることが浮かび上がりました。
たとえば、小学生年代では「明るく元気な声かけ」や「礼儀正しい雰囲気」など、第一印象が重視されている傾向が見られました。中高生になると、「緊張しすぎない空気づくり」や「体験時の丁寧な説明」などが安心材料となり、ポジティブな評価につながっていました。
一方で、30代から40代の保護者層では、「稽古の内容が分かりやすく説明されて納得できた」「体験後の案内が迅速で丁寧だった」といったコメントが目立ち、フォロー対応が信頼感に直結している様子がうかがえます。
今回の分析結果は、道場が年代ごとのニーズを把握し、体験対応を最適化するための有益な資料となります。
特に、武道を初めて体験する層にとっては、第一印象や導線のスムーズさ、そして安心感のある対応が入会を左右する大きな要因です。
体験者の満足度を高める工夫が、結果的に入会率の向上につながることから、本調査は今後の道場運営において非常に重要な示唆を含んでいます。
道場コンサルタントでは、今後も道場運営の現場に即したデータ分析と改善支援を行い、全国の道場が持続可能な形で発展していくためのサポートを続けてまいります。