【防災を“楽しく学ぶ”新事業の第一歩】

株式会社伊藤機工商会

公開日：2025/5/13

子どもたちの「楽しい」が家族の「安心」につながる防災意識を子どもから大人へ広げる新規事業の構想に向け、テストマーケティングとして親子向け防災ワークショップを開催

株式会社伊藤機工商会（本社：愛知県小牧市、代表：前田奈津恵）は、防災意識を子どもから大人へと広げることを目的に、新たな防災教育セミナーおよび防災グッズ販売事業の展開を構想しています。その第一歩として、2025年4月19日（土）、親子向け防災ワークショップをテストマーケティングとして開催しました。なお、代表の前田奈津恵氏は今年の4月に代表に就任したばかりの26歳女性若手アトツギであり、今後新規事業の一環として防災事業に力を入れていく。

本ワークショップでは、防災教育ツール「My絆BOX」を活用し、子どもたちが塗り絵で防災グッズの役割を学ぶ一方で、保護者には実践的な知識を提供しました。講師には「My絆BOX」の考案者である植木力氏を迎え、家庭内での備えの重要性や、非常時のトイレ対策といった具体的な課題についてわかりやすく解説しました。

■今後の展開：7月より防災グッズ販売開始予定、セミナー開催も視野に準備中

今回のワークショップを通じて、親子で楽しみながら防災を学ぶことへの高い関心と手応えを実感しました。伊藤機工商会では現在、2025年7月を目途に防災グッズの販売開始を予定しており、準備を進めております。取り扱いを予定している商品は、帰宅支援セットなどの小型アイテムから、防災倉庫といった大型備蓄品まで、幅広いラインアップを想定しています。また、参加者からの反応を受け、地域コミュニティや企業向けの防災セミナーの開催についても前向きに検討しており、実施に向けて調整を行っております。

さらに、2025年10月10日にポートメッセなごやで開催される「第20回しんきんビジネスマッチングフェア2025」への出展も予定しており、防災ソリューションを通じた新たな連携の可能性を模索してまいります。

■ワークショップの様子と参加者の声

子どもたちが塗り絵に熱中する間、保護者には飴や簡易トイレなど各アイテムの防災上の意義について説明しました。「使い方を体験できたことで、実際の災害時をよりリアルに想像できた」など、参加者からは多数の好評の声が寄せられました。

■「My絆BOX」について

「My絆BOX」は、子どもたちが塗り絵を通じて防災について自然に学べる、防災教育ツールです。家の中や避難所など、災害時に想定される場面が描かれたイラストに防災グッズがちりばめられており、塗りながらそれぞれの役割を理解することができます。完成後は箱として組み立てることができ、家族で共有しながら防災について話し合うきっかけにもなります。楽しさと学びを両立させ、子どもを通じて家庭全体に防災意識を広げる工夫が詰まった教材です。

■講師プロフィール：植木力氏

1958年京都府宮津市生まれ。航空自衛隊、大日本スクリーン製造株式会社を経て、2001年に株式会社カスタネットを創業しました。東日本大震災を機に防災用品専門事業「そなえる.com」を展開。ソーシャルビジネスの先駆者として、防災と福祉の融合を実践しています。著書に『奇跡を呼び込む力』（PHP出版）などがあります。