リサイクル工程の要 “選別” を1台に集約 異素材に対応する選別装置 『なるとカルテット』 を開発 5月28日~30日「2025 NEW環境展」において初披露

日本シーム株式会社

公開日:2025/5/20

日本シーム株式会社(本社:埼玉県川口市、代表取締役CEO:木口達也)は、2025年5月28日(水)~30日(金)に東京ビッグサイトで開催される「2025 NEW環境展」において、革新的な4種選別機「なるとカルテット」を初公開いたします。

この新機種は、独自の渦水流技術と緩流分離技術を融合し、発泡体・軽量プラスチック・重量プラスチック・重量物の4種類の選別を1台で可能にした画期的なマシンです。

 従来、複数の装置や工程を必要としていた選別処理を、「なるとカルテット」では1台で対応。日本シームの選別ノウハウを凝縮し、省スペースかつ効率的な選別ラインの構築を可能にしました。また、アルカリ洗浄などの前処理を組み合わせることで、より高精度な選別にも対応します。

本機種は、独自の渦水流によって発泡体や軽量プラスチックを高効率で分離する「なるとハリケーン」と、水槽内で比重差を利用して重量プラスチックや金属類を選別する「水槽式比重選別機」を一体化した装置です。これにより、なるとハリケーン単体では選別しきれなかった微細な異物や比重の近い素材も、後段の比重選別工程で確実に回収・分離することが可能となりました。

とりわけ、汚れや異物が混在しやすい農業用フィルムのような難処理素材に対しても高い適応力を持ち、素材の再資源化率を大幅に向上させます。また、従来は複数の装置と広い設置スペースを必要としていた混合プラスチックの選別工程を、「なるとカルテット」では1台で省スペースかつ自動化。これにより、【1】設備導入コストの抑制、【2】人手作業の削減、【3】選別精度の安定化、【4】リサイクル歩留まりの向上といった課題解決を同時に実現します。



【展示会概要】

展示会名:2025 NEW環境展      

会期:2025年5月28日(水)~30日(金)

会場:東京ビッグサイト(東京都江東区)

ブース番号:東1ホール A-154



展示内容:

 ・4種選別機「なるとカルテット」実機展示

 ・洗浄・粉砕・脱墨・脱水機など主力製品紹介

 ・自動車リサイクルや脱墨技術のセミナー開催  ・さまざまな企業導入事例の紹介

 ・アップサイクル製品、CSR活動紹介  ・6月開催「Closed Loop Recycle Forum 2025」ご案内



私たちは、リサイクルの現場で真に役立つ装置の開発と提供を通じて、資源循環と環境負荷低減の両立を目指しています。

「なるとカルテット」は、選別の課題を一挙に解決し、現場の“次の一手”となる可能性を秘めています。ぜひ会場にて実機をご覧ください。



【会社概要】 

社名:                   日本シーム株式会社

代表:                   代表取締役/CEO 木口 達也

本社所在地:         埼玉県川口市安行北谷665

URL:                    https://www.nihon-cim.co.jp/

設立年:      1979年5月

資本金:    8,304万円

従業員数:            70人

事業内容:            粉砕機、洗浄脱水機、各種選別装置、乾燥機、ミキサー、搬送装置、切断機、プラスチック類リサイクルプラント施工、関連機械製造販売。