台湾の異才・謝明諺が、山崎比呂志、大友良英、須川崇志と共に刻む、 21世紀の弩級ライブ音源が7月2日全国リリース。 6月23日〜25日、発売記念ツアーを開催。

Point.合同会社

公開日:2025/5/21

記念ツアーは、2025年6月23日(月)新宿PIT INN、6月24日(火)稲毛JazzSpot Candy、 6月25日(水)は特別ゲストに纐纈之雅代、永武幹子を迎え、代官山晴れたら空に豆まいて

台湾を代表するサックス奏者・謝明諺(シェ・ミンイェン)と、日本のフリージャズ界を牽引してきた山崎比呂志、大友良英、須川崇志の4名によるライブアルバム『Punctum Visus -視角-』、2025年7月に国内外での発売が決定。 本作は、2024年6月に都内で行われたセッションの模様が、大友良英自らの手で録音された作品となる。 咆哮する山崎のドラム、疾走し絶頂へ向かう大友のギター、縦横無尽に蠢く須川のベース、本編中盤で180度ソプラノサックスを振り回し激しいブロウを繰り広げる謝。この4名が即興の極限に挑み、激しくも繊細なインタープレイが空を切り裂く。 ミックス&マスタリングは、周杰倫や伍佰らを手がける台湾の著名エンジニア、楊大緯(Dave Yang)が担当。ジャケットアートは、銅版画の巨匠・長谷川潔1951年の作品「パリの小鳩嬢〈平和と繁栄の使節 〉」。 本作のCDアルバムリリースを記念し、2025年6月23日(月)〜25日(水)には東京・千葉でのツアーを開催。 最終日、6月25日(水)の代官山・晴れたら空に豆まいて公演は、山崎比呂志と縁が深い纐纈雅代(Sax)、永武幹子(Piano)をゲストに迎えた特別公演。2025年10月には台湾ツアーを予定。

『Punctum Visus -視角-』アルバム概要

アーティスト名:謝明諺 山崎比呂志 大友良英 須川崇志

アルバムタイトル:『Punctum Visus -視角-』

発売日:2025年7月2日(水)TEN-001 3,300円(税込)

 

メンバー:

謝明諺 Minyen Hsieh / Tenor & Soprano Sax

山崎比呂志 Hiroshi Yamazaki / Drums & Percussion

大友良英 Otomo Yoshihide / Guitar

須川崇志 Takashi Sugawa / Contrabass

 

トラックリスト:

1. Punctum Visus #1 (09:19)
2. Punctum Visus #2 (04:32)
3. Punctum Visus #3 (02:49)
4. Punctum Visus #4 (14:42)
5. 視角 #1 (06:31)
6. 視角 #2 (15:32)
7. 視角 #3 (03:18)
8. 視角 #4 (04:32)
9. encore piece (13:35) *bandcampデジタルアルバムのみ収録

 

Producer:謝明諺 & 石渡久美子(Point. LLC)

Director:石渡久美子(Point. LLC)

Recording:大友良英

Mixing and Mastering engineer: 楊大緯(Dave Yang / Dave Yang Recording Studio)

Art:長谷川潔 「パリの小鳩嬢 〈平和と繁栄の使節 〉」1951年作

Liner notes on the website: 細田成嗣 

Graphic Design: 菅家悠斗

Recording date: 2024年6月25日(火)

Recorded at: 渋谷 公園通りクラシックス



配給元:ディスクユニオン
https://diskunion.net/jazz/ct/detail/1009042026

デジタルアルバム配給元:Bandcamp

https://pointtenten.bandcamp.com/album/punctum-visus

YouTube『Punctum Visus -視角-』告知動画

https://youtu.be/pJbDoPT3VW4?si=aWUBIxV_G9keY_pj



アルバム発売先行リリースツアー

Day1

日程:2025年6月23日月曜日 

会場:新宿PIT INN 夜の部

開場:19:00/開演:19:30 

チケット 前売り¥3,500 + Tax /当日¥4,000 +Tax(1ドリンク付)

幕間DJ:eno(from Bar地底)

http://pit-inn.com/artist_live_info/250623minyen/

 

Day2

日程:2025年6月24日火曜日 

会場:稲毛 Jazz Spot Candy

開場:19:00/開演:19:30 

チャージ:ご予約¥4,000/当日¥4,500(1ドリンク付)

ご予約:jazz_candy-lj@infoseek.jp

 

Day3

日程:2025年6月25日水曜日 

会場:代官山 晴れたら空に豆まいて

開場:18:15/開演:19:30 

チケット 前売り¥3,800/当日¥4,500(ドリンク代別途 ¥700)

幕間DJ:DJ HOLIDAY

6/25(水)のみ 特別ゲスト:纐纈雅代 Sax、永武幹子 Piano

https://haremame.com/schedule/79232/

 

◼︎ツアー情報詳細リンク

https://linktr.ee/minyen_hsieh_japantour



メンバー紹介

謝明諺 Minyen Hsieh
サックス奏者/木管楽器奏者/作曲家

1981年台北生まれ。
19歳でプロとして演奏活動を始め、2010年ブリュッセル王立音楽院にて修士号取得。ジン・ルーオーコー、ジェレン・ヴァン・ヘルツィエールに師事。

卓越した即興演奏のスキルとクラッシックで学んだ豊かな音色により、ジャズ、ロック、フォーク、ヒップホップ、エレクトロニック、アヴァンギャルドから現代音楽まで、多様なジャンルで活躍。
台湾だけではなく、日本、香港、東南アジア、西ヨーロッパで頻繁にツアーを行う。

日本の音楽家との親交も深く、これまでの音源録音数は国内外で100枚を越える。
代表的な録音作品に、『Firry Path』(2014年)、『上善若水 As Good As Water』(2018年)、『爵士詩靈魂夜 A Soulful Night of Jazz Poetry』(2022年)、非/密閉空間『後設時空共構 Meta, Construct within’ Spaces』(2022年)、『Our Waning Love』(2023年)など。

2012年台中サックスコンペティション優勝、台湾のグラミー賞と言われる金音創作獎にて金曲奨を2回、金音創作奨を7回受賞。

2019年7月 落日飛車 Sunset RollercoasterにてFuji Rock Festivalに出演、2024年12月 寺尾紗穂『しゅー・しゃいん』リリースツアー サントリーホール ブルーローズ公演へ出演。

<謝明諺 関連記事>
謝明諺(シェ・ミンイェン/Minyen Hsieh)が語る、知られざる台湾フリージャズ史からスガダイローらとの新作『Our Waning Love』まで
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/34816

台湾ジャズラジオDJに捧げる、越境コラボアルバム
『Our Waning Love』謝明諺&スガ・ダイロー a new little one

https://qetic.jp/column/ourwaninglove-230714/452776/

特別対談:「すべての芸術の境界には詩がある」中国語ジャズポエトリーの魅力
謝明諺 × 池田欣彌
https://qetic.jp/interview/minyenhsieh-ikedakinya-220826/436604/



山崎比呂志 Hiroshi Yamazaki

ドラマー/パーカッショニスト

1940年東京生まれ。

1959年ジョージ川口&ビッグフォーのバンドボーイを経てプロデビュー。

高柳昌行、金井英人をリーダーとする「新世紀音楽研究所」が設立され、中牟礼貞則、稲葉国光、日野皓正、山下洋輔らと共に活動。

その後、阿部薫とのデュオでの活動や、高柳昌行「New Direction For the Arts」に参加、ドイツ メールス・ジャズフェスティバルへ出演など。以来、高柳昌行と20数年間を共にする。

2000年東京から茨城県鹿嶋市に住まいを移し、2004年に「鹿島ジャズ」を立ち上げる。

2016年11月には大友良英の誘いでヨーロッパツアーへ参加。本ツアーは後に『ライブ・イン・ヨーロッパ 2016』(2020年)として発売された。

現在は林栄一、井野信義、大友良英、今井和雄、纐纈雅代、須川崇志、永武幹子などと活動中。

2025年4月、 DIWより山下洋輔、大友良英との「破 Old and New Dreams Chapter-2」をリリース。



大友良英 Otomo Yoshihide
ギタリスト/ターンテーブリスト/作曲家/プロデューサー

1959年神奈川県生まれ。

映画やテレビの音楽を山のように作りつつ、ノイズや即興の現場がホームの音楽家。

活動は日本のみならず欧米、アジアと多方面にわたる。

美術と音楽の中間領域のような展示作品や一般参加のプロジェクトやプロデュースワークも多数。

3.11東日本大震災後は故郷の福島で「プロジェクト FUKUSHIMA !」 を立ち上げ、現在に至るまで様々な活動を継続中。

2012年「プロジェクト FUKUSHIMA ! 」の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞、2013年にはNHK連続ドラマ『あまちゃん』の音楽他多岐にわたる活動で東京ドラマアウォード特別賞、レコード大賞作曲賞他数多くの賞を受賞。2017年札幌国際芸術祭の芸術監督。

直近ではNHK大河ドラマ『いだてん』、土井裕泰監督作品『花束みたいな恋をした』、湯浅政明監督作品『犬王』の音楽を担当。

NHK FMラジオ「ジャズ・トゥナイト」のナビゲーターも務める。



須川崇志 Takashi Sugawa

ベーシスト/チェリスト/作曲家

群馬県伊勢崎市出身。

11歳の頃にチェロを弾き始め、18歳でコントラバスを始める。

2006年バークリー音楽大学を卒業。その直後に移住したニューヨークで菊地雅章氏に師事。

2009年に帰国後、辛島文雄トリオを経て日野皓正バンド(2010年〜2016年)に加入。

現在は自身主宰のトリオ、Banksia Trio(林正樹, 石若駿)をはじめ、渡辺貞夫カルテット、 峰厚介カルテット、本田珠也トリオ、八木美知依トリオ、 藤井郷子TOKYO TRIO、吉本章紘カルテット他多くのグループへ参加。

これまでに東京ジャズ、デトロイト(米)、モントルー(スイス)、ブリスベン(豪),、メールス(独)、香港などの数多くの国際ジャズフェスティバルに出演。

近年は、Audi A5新車発表会での楽曲制作と演奏(2017年)、岡本太郎記念館の企画展「日本の原影」のためのソロ楽曲制作(2019年)や、俳優の金子あいの舞台『平家物語』に即興演奏で参加。米津玄師「ゆめうつつ」、YUKI「泣かない女はいない」(2021年)などレコーディング参加作品も多数。