“1件単位で働ける”新しい訪問看護の形、MedicalXがプレローンチ 看護師のスキマ時間を活かし、人材不足と医療現場の非効率に挑む
合同会社FindingDream
更新日:2025/6/1
副業・柔軟勤務に対応した新しい働き方のインフラへ―― 看護師×訪問看護ステーションのマッチングプラットフォーム「MedicalX」が始動。シードラウンドで2,000万円の資金調達も開始。
医療・介護業界で深刻化する「看護師の人材不足」に対し、柔軟で効率的な働き方を支えるプラットフォーム「MedicalX(メディカルエックス)」がプレローンチを開始しました。 看護師が“1件単位”で仕事を選べる新しい業務委託モデルを軸に、訪問看護ステーションと看護師をマッチング。2025年6月現在、大阪エリアにてステーション3拠点・看護師20名で実証運用中。今後の正式展開と全国拡大を見据え、2,000万円規模のシード資金調達を進行中です。
▼ 社会課題に挑む:看護師の“働けるのに働けない”をゼロに訪問看護業界は高齢化社会の中心的役割を担いながらも、慢性的な人手不足と高い離職率が課題となっています。特に、育児・介護・ブランクを抱える看護師の「限定的な稼働時間」と、事業所側の「固定雇用リスク」は大きなギャップを生んでいます。
MedicalXはこのギャップに対し、1件(30分)単位で業務委託できる新しい就業モデルを構築。稼働の柔軟性とコスト効率を両立する新たな選択肢を提示します。
MedicalXは、看護師と訪問看護ステーションを結ぶ「案件単位のマッチングプラットフォーム」です。
・看護師はアプリ上で“空き時間”に合わせて案件を選択可能
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複数の訪問看護事業所と並行契約ができ、報酬は1件2,000~5,000円(直接支払い)
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事業所側は必要なタイミングにのみ依頼でき、固定人件費や求人コストを抑制
料金体系は月額制(5〜20万円)と従量課金(登録看護師数に応じ5〜50万円)を組み合わせたSaaS+マーケットプレイス型。今後、医療業界における新しい人材インフラとしての展開を目指します。
▼ ゲーム要素でモチベーションと成長を可視化
看護師側には、稼働実績やスキル評価に応じて「レベルアップ」「報酬アップ」「クエスト解放」などのゲーミフィケーション設計を導入予定。
従来の“評価されにくい現場力”を可視化し、仕事への意欲を高めることで、持続的な稼働率向上とキャリア形成の両立を支援します。
▼ スケールに向けた戦略と実績
大阪でのプレローンチでは、看護師登録20名・事業所登録3件を達成。CVR34%、定着率82%、1件あたりの平均報酬は約3,500円と、スモールユニットでの黒字化モデルが視野に入るトラクションを得ています。
今後の展開は以下の通りです:
・東京・名古屋・福岡など都市部への拡大
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地域別ランキングやギルド制度による“地域内ナースインフラ”の確立
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企業向け健康経営支援サービス「MedicalX Sanel」へのBtoB横展開
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就労支援事業、障害福祉、精神科訪問看護との連携
▼ VC・事業提携先向け:資金調達と活用計画
現在、2,000万円規模のシード調達を実施中。資金の主な使途は:
1.WebアプリのUI/UX改修、ゲーム的レベル評価機能の実装
2.
看護師および事業所へのマーケティング強化
3.
医療法務・契約整備、バックオフィス体制の強化
4.
地域特化型の営業とプロダクトローカライズ準備
▼ 代表者コメント
「看護師として医療の最前線にいたからこそ、制度ではなく“現場の選択肢”が欠けていると実感しました。
MedicalXは、働き手に自由と再挑戦の場を提供し、“看護師インフラ”を再構築する挑戦です」
— 井町 勇哉(合同会社FindingDream代表取締役/看護師)
■ 問い合わせ・登録リンク
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【サービス紹介ページ】https://medicalx.studio.site/
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【看護師登録フォーム】https://medical-x.jp/login
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【事業所登録フォーム】https://medical-x.jp/office/login
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【資金調達・取材の問い合わせ】info@medical-x.jp