小さな出版社に1週間で400人超の応募殺到!人手不足が課題の出版社に応募が殺到した「調査スタッフ」とは
株式会社22世紀アート
公開日:2025/7/11
出版社で募集を行った「調査スタッフ」求人に、全国から応募が殺到。応募殺到の裏には、応募者の「ある」特徴が現れたか。
電子書籍などの出版を行う株式会社22世紀アート(本社:東京都中央区)は、2025年5月ディップ株式会社が運営する求人情報サイト「バイトル」にて業務委託の在宅ワーク「調査スタッフ」の募集を開始しました。
完全リモート、自由な勤務時間、未経験歓迎という柔軟な条件が支持され、わずか1ヶ月の募集で400名以上の応募が寄せられました。業務内容は、インターネットを使って出版経験のある作家様の連絡先情報をリスト化するリサーチ業務。PC操作(特にExcel)に慣れていればすぐに始められる業務で、特別な経験は必要ないことが特徴となります。今までに他社で出版された作家様を見つけ出し、新たな形で書籍が多くの人に届くための第一歩の業務です。
出版業界における人手不足が課題とされる中で、求職者の新たな関心を引き寄せたものとは。
“調査スタッフ”という仕事の実態と、その背景から働き方の変化が見えてきました。
自分が見つけた作家様を出版へと導く縁の下の力持ち「調査スタッフ」とは
調査スタッフの仕事は、作家と読者をつなぐ出版の“入口”を担う重要な役割を担っています。一般的な出版社のように「作家からの持ち込み」を受けるだけではなく、こちらから積極的に作家にアプローチする「逆提案型」のスタイルを採用しています。過去に出版を行った実績のある作家をリサーチし、連絡先を見つけ出してリスト化。その情報をもとに営業チームが連絡を取り、電子書籍化や英訳出版など新たな形での出版提案を行います。これにより、作家の過去の作品が再び日の目を見る機会を生み出し、より多くの読者に届く可能性が広がるのです。
調査員は、出版の最初の接点を築く存在。過去の作品が新たな出版の種となり、ヒット作や社会に意義のある書籍を生み出す出発点になります。出版を陰で支える「縁の下の力持ち」でありながら、作家の夢を再び動かす大きな影響力を持つ業務だと言えるでしょう。
[写真]調査スタッフが探した作家様にご連絡する営業職員
小さな出版社でありながら、自社独自の業務に応募が殺到。その理由とは株式会社22世紀アートは従業員規模24名の小さな出版社。調査スタッフの募集は独自の業務内容であるにも関わらず、開始からわずか1週間で400人以上の応募が殺到しました。その背景には、現代の働き方や価値観の多様化に対応した柔軟な業務設計がありました。
・完全在宅・自由な勤務体系納期さえ守れば作業は24時間いつでも可能。育児中の方や介護をしている方、副業として収入を得たい人など、さまざまな生活スタイルにフィットします。PC操作とインターネット環境があれば始められるため、初めての在宅ワークとしても選ばれやすく応募者のプライベートに寄り添った働き方ができるのが特徴です。
・好きなことが仕事になる「読書好き」の応募が殺到
応募者の多くは本が好きで、「本に関わる仕事をしたい」「出版に携わってみたい」といった想いを持つ人々でした。作家様の思いを“誰かの思いを再び世に届ける”ことへの入り口に、社会的意義ややりがいを感じられる点も支持されました。
・フレキシブルな勤務時間と高水準の報酬効率 成果に応じた報酬制度が用意されており、短時間でも成果が出せればしっかり収入につながる設計になっていることも、働く側にとって大きな魅力でした。実際に時給換算で2,000円前後になるケースもあり、「限られた時間で価値ある仕事がしたい」という人々のニーズと合致したのです。
作家様からの声
調査員が作成したリストをもとに営業がお声がけをした作家様の中には、「私の書籍を見つけてくださった方を教えてほしい」といった感謝の声を多くいただきます。
「自分の書いた本なんて、もう誰にも読まれていないと思っていた」
「また自分の思いを届けられる機会ができて、本当に嬉しい」
作家様の中には、過去に出版を経験しながらもうまくいかず、作家としての夢を諦めてしまっていた方も少なくありません。調査スタッフの仕事は、そうした作家様に再び光をあて、もう一度夢に挑戦できるきっかけをつくる、大切な役割です。その夢の第一歩を支える存在として、自分らしく働きながら“誰かの思い”を届けるーー調査スタッフは、まさにそんな出版社の縁の下の力持ちとして活躍しています。
株式会社22世紀アートが目指すのは「文化エンジンとなる出版社」
ー代表が目指す次世代の出版とはー
株式会社22世紀アートが掲げるビジョンのひとつに、「文化エンジンとなる出版社」という言葉があります。これは単に本を出版するだけでなく、言葉や物語の力によって社会にポジティブな影響を与える「文化の起点」としての役割を果たすことを意味しています。
現代は、SNSやAIを通じて情報があふれる時代です。だからこそ「本」という形で言葉を残し、ひとつのテーマや物語にじっくりと向き合うことが、深い気づきや共感を生むと22世紀アートは考えています。
過去に出版された書籍の中には、時代や状況の変化とともに再び価値を持つものが多くあります。そうした「眠れる名作」を掘り起こし、新たな形で届け直すことも文化を循環させる出版社としての使命のひとつです。
また、“誰かの言葉を世に届ける”活動に参加できる仕組みのように「出版」という営みに誰もが関われる可能性を広げています。作家、読者、調査員、営業、編集――それぞれが役割を担いながら、ひとつの本を世に送り出す。この仕組みそのものが、社会の中で静かに回る“文化のエンジン”となっているのです。
22世紀アートは、これからも、すべての「想い」を本という形に変えていく「むき出し出版社」として走り続けていくと語っています。
【会社概要】
株式会社22世紀アート
所在地:東京都中央区日本橋浜町3-23-1 ACN日本橋リバーサイドビル5階
URL:https://www.22art.net
事業内容:企画、取材、執筆、編集、校正、書籍制作、書籍・表紙デザイン
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社22世紀アート 広報担当
E-mail:y.sato@22art.net
TEL:03-5941-9773