第6回「外食チェーンのうな丼チェック2025」評価結果を恒健社サイトで発表!

合同会社ロハスオフィス

更新日:2025/7/18

外食チェーン大手6社のうな丼をブラインドテストで鰻のプロ3名が食べ比べ! 鰻専門チェーンから『名代宇奈とと』と『鰻の成瀬』のうな丼も今年から評価! 今年の1位は大接戦! あの牛丼チェーンが返り咲き?

 「土用の丑の日」は毎年、暑い夏を象徴する食イベントとなっていますが、今年は7月19日[土]と7月30日[水]の2回訪れる年になっています。
 土用の丑の日にうな丼を食べる習慣が日本では定着しましたが、近年の物価高騰や水産資源の減少という影響を受けて鰻(うなぎ)の価格高騰が進み、若者世代の鰻離れが進んでいると指摘されています。
 和食の代表でもある丼(どんぶり)の歴史で、最初に発案されたとされているうな丼を、若い人々にも気軽に、積極的に食べてもらいたいという鰻業界・飲食業界関係者が集まり「外食チェーンのうな丼チェック実行委員会」を立ち上げました。
 実行委員会では、第6回目となる今年も、土用の丑の日にうな丼を提供販売している大手外食チェーンから値段と美味しさの優れた6社(ブランド)を選び、うなぎのプロ3名を評価員にしてブラインドテスト(評価員には会社名などを分からないように伏せた形で試食を実施して、客観的な商品評価を行う試験)で味と外観の採点行い、各評価員の点数を集計し、うな丼としての味やお得度の目安となるようにランキングにしました。

 外食チェーンのうな丼チェック2025実行委員会には「アイディアを書籍に、書籍をコンテンツに」をキャッチフレーズに、アカデミックで良質な書籍発刊を目指して設立した合同会社ロハスオフィス(本部:東京都練馬区 代表/関谷剛)の出版コンテンツ事業部門でもある恒健社が共催として協力。恒健社は評価会の運営に参加すると共に、採点結果と総評は恒健社のサイトで7月10日[木]に公開致しました。

●『外食チェーンのうな丼チェック2025』今年の評価結果と総評
https://gokensha.com/archives/2399

 今年外食(中食)チェーンのうな丼の中でも美味しいと判断して選んだ6社は、牛丼チェーンとして『すき家』『松屋』『吉野家』、ファミリーレストランからは『ガスト』、回転寿司チェーンでは『くら寿司』、持ち帰り弁当チェーンでは『キッチンオリジン』の6社(ブランド)で、今年から鰻専門チェーンという枠組みで全国展開している『宇奈とと』『鰻の成瀬』の2社を選び、それぞれ店頭から持ち帰り(テイクアウト)を行い、2025年6月下旬に東京都江東区亀戸神社前にある鰻の名店『八べえ』で評価会を行いました。

 評価会は鰻料理専門店の店主・料理長3名が評価員となり、どのチェーンのうな丼を食べているかは分からないようにブラインドテストで、国際的な食の評価テストでも通例となっているルールに則り、審査をおこないました。評価会の進行は日本評価学会正会員で食生活ジャーナリストの会会員でもある恒健社書籍編集部編集長の中西純一が監査進行役として運営を行い、厳正で客観的な食べ比べが行われるようにしました。
 実食チェックと外観チェックの点数を集計し、評価員での検討会をおこない、最終的な結果を決めました。今年の評価第1位に選ばれたのはあの牛丼チェーンの期間限定の「うな丼」でした。

●評価会当日のリアルな様子については、マイナビ学生の窓口のサイトに取材記が掲載されています
【2025版】鰻のプロが「大手外食チェーン6社のうな丼」を食べ比べ! 3位は『キッチンオリジン』、2位は『ガスト』、1位は大接戦であの牛丼チェーン…
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/80748

 
 [写真:評価員3名下左から横浜市・鶴見『鰻々亭』長谷川みゆき氏、東京・亀戸『八べえ』山﨑裕八氏、東京・春日『わたべ』渡部善隆氏]

今年は1位と2位の差はごく僅かで、大接戦となりました。また、年々各社とも評価を上げており、今年の第4位の点数は2年前なら第1位の得点となっており、それだけ各社のうな丼の味が高くなっているという結果でした。また、今年は米の販売価格が高くなっていながらもご飯の美味しさは例年よりも高い点数が出ており、大手外食チェーンの企業努力がブラインドチェックでも明らかになりました。これらの結果を受け、評価員からも「大手チェーンのうな丼から学ぶべきことが多くある」という感想が出ました。
評価会の流れや、総評に関しては恒健社のサイトで詳しく掲載しておりますので、ぜひリンク先を御覧下さい。



●2024年の結果は、下記の恒健社サイトに掲載されています
https://gokensha.com/archives/1881