“やってみたい”を引き出す高齢者セルフケア 美容×教育×福祉の実践モデルが福岡で始動

株式会社ウェルネスエキスパート

公開日:2025/7/16

“思わず参加したくなる”で注目集める高齢者セルフケアプログラム「らしくforシニア」 福岡女子商業高校と連携し、講義から実践までの産学連携を本格スタート

高齢者のセルフ美容活動が、新たな健康寿命延伸活動の形として注目されています。 株式会社ウェルネスエキスパート(本社:福岡県/代表取締役:石田仁美)は、美容とリハビリ動作を融合させた高齢者向けセルフケアプログラム「らしくforシニア」の開発・提供を通じて、教育機関・自治体・企業との連携を進めています。このたび、「らしくforシニア」は福岡女子商業高等学校(那珂川市)との教育連携を開始。2024年行った試験的な実施を経て、2025年夏より、同校の生徒向けに講義と実践プログラムを導入し、高齢者へのセルフケアサポートや交流実践を行う産学連携プロジェクトがスタートしました。

「らしくforシニア」とは

高齢者が「自分らしく」あり続けるために——。
「らしくforシニア」は、誰もが簡単に取り組めるセルフ美容を通じて、五感や身体機能、社会的交流の機会を自然に維持、取り戻すことを目的としたプログラムです。

・エステやメイクなど“セルフ美容行為”を活用しながら、日常動作や感覚刺激を促進
・医師・理学療法士・作業療法士らが動作を分析・監修、介護福祉の視点を融合
・高齢者が“自ら行う”ことを重視し、活動性と自己効力感を自然に引き出す
・施設導入型プログラムに加え、地域や教育現場、企業との連携による展開も可能
福岡女子商業高校との連携:講義から現場実習へ

今回の取り組みでは、福岡女子商業高校の生徒たちに対し、「らしくforシニア」に関する特別講義を実施。美容と介護福祉の融合について学びながら、地域の高齢者施設で実際にプログラムを実施・サポートする機会を設けています。
今期の取り組みでは、同校所在地である那珂川市に拠点を置く社会福祉法人那珂川福祉会(福岡県那珂川市)とも連携し、学生の実践の場として協働いただくことで、地域福祉と教育機関をつなぐ役割も果たします。
また、学生たちが高齢者と直接ふれあいながら、セルフ美容を通じた心のケアや社会的交流の重要性を体感することで、「支援される側」のケアだけではなく「支援する側」の人材育成にもつながる取り組みとなっています。
※写真は別イベントのものです



今後の展開:教育・福祉をつなぐ“実践教育モデル”へ

ウェルネスエキスパートでは、今後も本取り組みを他の教育機関にも広げ、「美容 × 福祉」の現場実践型教育の機会を拡大していく方針です。
また、企業のCSR活動や、地域包括ケアを支える人材育成の一環としての活用も進めており、2025年度内に10地域域・10校以上との教育連携を目指します。

取材・協業に関するお問い合わせ

株式会社ウェルネスエキスパートでは現在、「らしくforシニア」に関する特集・取材のご相談や、教育機関・企業・自治体との協業提案を広く受け付けております。
美容・エステティック業界に限らず、介護、教育、地域振興、CSR領域など、多様なパートナーシップの可能性があります。ぜひお気軽にご連絡ください。