SAKIGAKE JAPAN、世界銀行の第25回防災セミナーへ参加

株式会社SAKIGAKE JAPAN

公開日:2025/7/22

レジリエントな住宅再建:世界の教訓と日本のイノベーションとは

防災の専門会社 株式会社SAKIGAKE JAPAN(本社:東京都中央区、代表:近藤宗俊)は、2025年5月14日に開催された世界銀行東京防災ハブ主催「第25回防災リスク管理セミナー(DRM Seminar)」に参加いたしました。本セミナーのテーマは「変化する世界におけるレジリエントな住宅復興:世界の教訓と日本の革新」。SAKIGAKE JAPANは、国内外の防災アクターとともに、災害前からの備え(Build Better Before)という視点を共有し、今後の製品開発や地域支援体制に活かしてまいります。

1. セミナーの概要と主要論点

今回のDRMセミナーでは、住宅復興を単なる“建設行為”ではなく、“暮らしの再生”と捉えるアプローチが多数紹介されました。世界銀行Luis Miguel Triveno Chan Jan氏による政策ツール「Resilient Housing Snapshot」や、京都大学 槇紀夫教授による仮設住宅の社会的課題、東北大学 佃春香・井内加奈子両教授の“参加型復興”事例など、最新の知見が共有されました。

中でも、「Build Back Better」から「Build Better Before」への転換、そして復興住宅の“量”ではなく“定着と質”を重視する姿勢は、SAKIGAKE JAPANが掲げる「防災=暮らしを支えるインフラ」という理念と一致するものでした。

2. SAKIGAKE JAPANの視点と取り組み

当社は、セミナーの議論を受け、以下のような事業活動における重点テーマとの連動を確認しました:

特殊耐震塗料「Aster Power Coating」
 建物の構造耐力を補完し、居住空間の長期安定化に寄与


可搬型冷蔵倉庫「Cold Storage Box Portable」
 停電時も医薬品や食品を安全に保管し、避難生活の持続性を支援


地域密着型トレーニングと人材育成
 災害対策士制度などを通じた、自治体・企業との防災共創プログラム


こうした取り組みはすべて、住宅・生活基盤のレジリエンスを支える「防災の社会実装」という目標に直結しています。

3. 国際展開と今後の展望

本セミナーへの参加は、当社の海外渉外担当 Anis Shahirah Ghazaly(アニス・シャヒラ・ガザリー)によって行われました。マレーシア・インドネシア・日本で防災研究と広報実績を持つ彼女は、東南アジア地域を中心にSAKIGAKE JAPANの国際展開を担っております。

今後も、東南アジアをはじめとする災害多発地域に向けた防災製品・教育プログラムの提供を強化し、「防災×テクノロジー×教育」という三位一体のアプローチを軸に、グローバルな災害レジリエンスの構築に貢献してまいります。

株式会社SAKIGAKE JAPANについて

株式会社SAKIGAKE JAPANは、防災および環境適応分野での先進技術の営業・マーケティング、防災教育イベントの企画・運営、企業・自治体向け防災データベースの構築と運用に力を注いでいます。これらの活動を通じ、地域や企業のレジリエンス向上と革新的な防災ソリューションの普及を目指しています。また、「国際復興フォーラム」や「日本防災プラットフォーム」などへの参画を通じて、防災分野の未来を、多数のパートナーとともに切り拓いています。