眠っている間に、あなたの睡眠を見える化。話題の新アプリ『SLEEP!』とは?

TNQ Tech, Co.

公開日:2025/8/1

睡眠時間、睡眠の質の測定、入眠/メンタルサポートまでスマホ1台で全て完結

スマートウォッチを装着しないでも“あなたの眠り”を正確に記録する——
TNQ Techの新アプリ『SLEEP!』が描く、テクノロジーと睡眠の新しい関係。

スマートフォンを使って、自分の健康状態を“見える化”するサービスが増えている。
一方で、こと「睡眠」に関しては、こうしたサービスがなかなか生活に根づいていない現実がある。

その理由のひとつは、「面倒さ」だ。

多くの睡眠アプリは、アプリを開いたままにして眠ることを求めたり、
専用のウェアラブルデバイスを使用したりと、ユーザーにとって無意識下でのハードルが高い。

「寝る」という行為は極めてプライベートで、極力シンプルであるべきだ。
その本質を突き詰めて生まれたアプリがある。

それが米国発のスポーツ/ヘルスケアスタートアップTNQ Tech,Co. がリリースした『SLEEP!』である。

「枕元にスマホを置いて寝るだけで、睡眠が記録される」。
この一文に、『SLEEP!』のすべてが詰まっている。

睡眠中のセンサー稼働や起動状態、追加デバイスは不要。
就寝前にアプリ内のボタンを押して枕元に置くだけで睡眠時間の長さや、レム睡眠・浅い眠り・深い眠りなどの各ステージの割合も推定して高精度で記録される。

従来の睡眠トラッカーと何が違うのか?

これだけ聞くと従来の睡眠トラッカーと同じように聞こえなくもないが、同社が開発したアプリは従来のものとは大きく異なると言う。

開発チームのコメント:「近年の睡眠アプリは、アプリを開き続けなければ利用できないものや、スマートウォッチを身につけなければいけないもの、睡眠時間計測しかできないものが主流でした。睡眠アプリの世界は、正確だけれど手間がかかる不便なアプリか、または安価だけれど精度が低く実用的でないアプリの2極化が進んでいる。そこで私たちが目指したのは、シンプルに“安価で、極力ストレスフリーで、正確に記録されている”というアプリでした。」

そのために開発チームは先行研究を元にアルゴリズムの改善を何度も繰り返し、ついにスマホ1台で完結する高度な睡眠トラッカーをリリースさせた。

『SLEEP!』は単なる記録ツールにとどまらない。
“眠れない夜”へのアプローチとして、独自の睡眠導入機能をSLEEP!は搭載している。

それが、左右交互に流れる効果音と、深く包み込むようなブラウンノイズを組み合わせた、静かで穏やかなオーディオ体験、そして眠気を誘う「退屈な話」だ。

左右交互刺激は右脳/左脳を交互に刺激し心の安定を作り出す方法として世界で注目されており、心理療法や神経科学を専攻するTNQ Tech,Co. CEOの山木氏の得意分野でもある。眠れない時のストレスを軽減させ、睡眠導入にこの刺激を導入したアプリは恐らく世界初だろう。

さらにユニークなのは、敢えて少しだけためになる「退屈な話」読ませて眠気を誘うという、従来にない遊び心だ。TNQ Tech,Co.のアプリは測定という研究的側面を持ち合わせているが、常にユーモアを感じさせる作りになっている。SLEEP!の「退屈な話」は、その象徴とも言えそうだ。

睡眠世界ランキングで、睡眠の時間と質を競う

睡眠の質と時間を世界ランキング化し、アプリ内で競争ができるという仕掛けまで用意されている。通常であれば競う事のない「睡眠」を競うとは、どういう事なのか?

TNQ Tech,Co. CEOの山木氏曰く、「明日の朝のランキングを見たいから早く寝てみよう、と少しでも寝るのが楽しみになるプロダクトを作りたかった」との事。この辺りも同社の遊び心の表れなのだろう。

睡眠計測だけなら無料で利用可能!

そしてなんと睡眠計測だけなら、無料で利用可能だという。日々の睡眠記録は月額¥200と、価格の点でも世界的に競争力が高いアプリだと言えるだろう。実際にすでに世界各国でダウンロードされているという。

アプリのダウンロードはこちらから

https://apps.apple.com/jp/app/sleep/id6748434904

コンディショニングを、もっと身近に

TNQ Tech Co.は、スポーツ科学や神経科学の知見をベースに、これまでもジャンプ力や反応速度、ストレス、集中力などをスマホ1台で可視化するアプリを次々と開発してきた。

その同社が、身体と脳の“土台”としての「睡眠」に着目したのは、自然な流れだったのかもしれない。

『SLEEP!』は、もはや「睡眠アプリ」というカテゴリーを超えた、“何もせずに整える”という体験そのものを提供するプロダクトだ。

毎朝、ふとアプリを開くと「昨晩の自分の眠り」がそっと記録されている。
そんな日々が、あなたのコンディションにどんな変化をもたらすのか。
それを知るのは、今夜眠るあなた自身である。