トラクタ・トレーラーも新たに対象へ 『A-CAM3』が全日本トラック協会助成対象に認定
東海クラリオン株式会社
公開日:2025/8/4
安全対策強化に向け、幅広い車両への導入促進に努める
車載器専門商社の東海クラリオン株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:安部 源太郎、以下 当社)は2025年8月1日(金)に、巻き込み警報カメラシステム『A-CAM(エーカム)3』が、全日本トラック協会の安全装置等導入促進助成事業の側方衝突監視警報装置の助成対象に認定されたことを発表します。側方衝突監視警報装置において、単車だけでなく、トレーラーへの装着が認められた装置は全国で初めてです。 これにより当社は、トレーラーを含むあらゆる車両の巻き込み事故対策を強化することを目指します。
大型車両は、車体が大きいために周りが見えにくく、ドライバーからの“死角”となる範囲があります。この“死角”は左折時に歩行者や自転車の接近を見落とす要因の1つであり、人と車両が衝突する“巻き込み事故”が深刻な社会問題となっています。全日本トラック協会によると、2024年の事業用トラックが第1当事者となる交差点における対歩行者・対自転車の死亡事故45件の内、18件(40%)が左折時に発生していました(※1)。
当社は、大型車両の巻き込み事故を未然に防ぐことを目的として、2023年4月より、巻き込み警報カメラシステム『A-CAM』(大型単車用/トレーラー用)の提供を開始。2024年4月からは、大型単車用が全日本トラック協会の安全装置等導入促進助成事業において、側方衝突監視警報装置の助成対象に認定されています。しかしトレーラー用は、これまで検知範囲の項目で審査基準を満たしておらず、助成対象外となっていました。
そして現在、『A-CAM』発売から2年以上が経過し、全国の運送会社やバス会社から寄せられた様々な意見や要望を受け、当社は基準を満たす安全装置として『A-CAM3』を開発。このたび、助成対象に『A-CAM3』が認定されました。
安全装置等導入促進助成事業の側方衝突監視警報装置では、単車だけでなく、トレーラーにも装着が認められた装置は全国で初めてです。これにより当社は、トレーラーの安全装置の装着がますます広がることを期待しており、運送業界全体の安全対策の強化に貢献できるよう尽力してまいります。
・検知範囲が広く、歩行者や自転車の接近を早期に気が付ける(※2)
・トレーラーや大型単車に加え、中型・小型トラックなど、あらゆる車両に取り付け可能(※3)
・左側だけでなく、右側にも設置可能となり、車両の運用や用途に合わせて柔軟に対応(※3)
・カメラユニットが小型サイズで取り付けやすく、見た目もすっきり
このたび、全日本トラック協会の安全装置等導入促進助成事業において助成対象装置の認定を受け、より多くの現場で巻き込み事故防止に貢献できる可能性が広がったと感じています。『A-CAM3』は、3世代目となる巻き込み警報カメラシステムです。初代モデルは大型単車向け、2代目はトレーラー向けと、それぞれの用途に特化していましたが、本製品ではそれらの機能を1つに統合し、両方の車両に取り付け可能にしました。目標として、2026年8月までに2,000台の導入を掲げています。巻き込み事故は、1つの見落としが重大な被害につながる深刻な課題です。私たちは今後も、事故のない社会の実現を目指して取り組みを続けてまいります。
※1:全日本トラック協会『2024年 1~12月の交通事故統計分析結果(死亡事故)~ 発生地別 ~』(https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/anzen/jiko_toukei_data/ITARDA2024a.pdf)
※2:『A-CAM3』検知範囲:車両側方5×21m(検知範囲はカメラの取付位置や角度によって変化します)
※3:安全装置等導入促進助成事業において助成対象は、車両総重量7.5トン以上の事業用トラック(トラクタの場合は第5輪荷重8.5トン以上)に左側に装着した場合に限定されます。
名称 :『A-CAM3』
機能・特徴:①ドライバーの“死角”をAI×カメラでカバー
②画像解析により歩行者や自転車などの対象を検知し、
警告音、インジケータ、モニター表示でドライバーに通知
(モニターはオプション装備)
入手方法 :当社営業担当、もしくは下記お問い合わせ先にご連絡ください。
お問い合わせ先:https://www.tokai-clarion.co.jp/contact/
社名:東海クラリオン株式会社
本社:愛知県名古屋市中区正木一丁目14番9号
TEL:052-331-4461(代表)
設立:昭和46年8月
資本金:1億円
代表者:代表取締役 安部 源太郎
事業内容:業務用車載器の企画開発・販売・メンテナンス
URL:https://www.tokai-clarion.co.jp/