小野塚秋良の最新作「HAKUÏ 33」は “デニム”と“道着”の融合 袴エプロン、空手パンツ、陣羽織ベスト
株式会社セブンユニフォーム
公開日:2025/8/4
小野塚秋良氏デザインのワーキングユニフォームブランド「HAKUÏ(ハクイ)」が、2025年最新コレクション「HAKUÏ 33」をリリースし、7月17日より公式Webサイトや全国取扱店にて販売を開始しました。
小野塚秋良氏がファッションブランド「ZUCCa(ズッカ)」と並行して、毎年コレクションを発表し続けていた「HAKUÏ」も今回で第33期目となりました。ファッション性を重視した業務用ユニフォームブランドとして、多くの店舗・企業様に採用されています。また、スタイリスト様や一般の方々にも、ファッションコーディネートのワンポイントアイテムとしてご愛用頂いているブランドです。 今回の最新コレクション「HAKUÏ 33」は「“デニム”と“道着”の融合」がテーマです。日本武道に用いられる「道着」に着目し、袴エプロン、空手パンツ、陣羽織ベストなど、「道着」に宿る機能と精神性を反映させたワーキングユニフォームシリーズを開発しました。 「単に“働きやすい服”を超えて“心の姿勢”をも整える装い。日々の業務の中で、着る人の気持ちを凛とさせ、ホスピタリティの質を自然と高めていく。」 ユニフォームの可能性を常に求めていく小野塚秋良氏の、ディテールに込めた機能美が活きた新しいコレクションとなりました。
デザイナー・小野塚秋良のライフワーク1990年代の発足当初から一貫して、既存のユニフォームの概念にとらわれない、新鮮なデザインを発信し続けるWORKING EQUIPMENT「HAKUÏ(ハクイ)」。
そのユニークでボーダレスなアイテム群は、ブランド本来のターゲットである仕事着の領域を超え、ファッションシーンやアパレル業界でも高い人気を呼んでいます。
1970年代、ファッションの分野からデザインワークに着手した小野塚秋良氏ですが、当時から企業やデパートの制服などの制作にも進出。自身のブランド「ZUCCa(ズッカ)」でパリコレなどトップファッションの世界に参入した後も、「豪奢なドレスより着心地のいいパジャマをつくりたい」などユニークな発言が話題となりました。
そんな小野塚氏が1992年、セブンユニフォームとともに立ち上げたブランド「HAKUÏ」。年齢・性別・体型を問わず幅広い人々が身につけるワーキングユニフォームは、今や氏にとって究極のライフワークとも言える仕事となっています。
私服化するユニフォームと求められる“品格”
近年、食文化の多様化やイノベーティブなレストラン業態の台頭により、サービスユニフォームのあり方も大きく変化しています。従来の“格式”を重んじたスタイルから、よりナチュラルで親しみやすい装いへとトレンドはシフトし、多くの現場でそのナチュラルな印象と着用の楽さが評価されています。
一方で、業態によっては私服にエプロンを合わせるタイプのスタイリングには、時にラフな印象やサービスの精度に対する懸念が寄せられることもあります。「心地よさの中に礼節を宿す」自然体でありながらもゲストを迎える清潔感とホスピタリティを表現できる装い。それはフレンドリーさと洗練を併せ持つ、新たな“おもてなしの形”です。
和のエッセンスを現代に
近年では、和のプレゼンテーションへの関心が旅館や和食業態にとどまらず、フレンチ、中華、高級ホテルなど多岐に広がっています。料理や空間デザインに「和」のニュアンスをさりげなく織り交ぜ、料理の盛り付けやカトラリー、内装インテリアとともに、和装の持つキリっとした佇まい、礼節を感じる和の清潔感をユニフォームに求める、日本人らしい品格と美意識を演出したいという声が増えています。
単なる和風演出ではなく、洋のスタイルを基盤にしながらも日本独自の“節度ある佇まい”をユニフォームにも反映させたい。「HAKUÏ 33」では、こうした複合的な要望に応えるため、和の本質的な価値を見つめ直しました。
「道着」に宿る機能と精神性
今回、「HAKUÏ 33」が着目したのは、日本武道に用いられる「道着」です。剣道、柔道、空手、合気道などにおいて、機能的に作られ体動に対しての融通性が高く、着ることで技の習得や練習の成果を最大限に引き出す機能が備わっています。道着は動きやすさと耐久性を兼ね備えた実用的なスポーツウェアであると同時に着用する者の精神を整える役割も担っています。
日々の業務において、機能性と精神性が融合した装いは、サービス提供者の佇まいに奥行きを与え、働く姿そのものに美しさを添えます。新しいHAKUÏでは、こういった機能性と精神性の融合した道着が複合的な要望へのソリューションになると考えました。
ディテールに込めた機能美
今回の「HAKUÏ 33」では、ユニフォームのベースにデニム素材を採用し、そこに道着由来のディテールを組み込みました。
剣道袴の前ヒダ構造を取り入れたエプロン(RT6991-9 / RT6993-0 / RT6996-4 / RT6997-6)は、静止時にはコンパクトで動作時には広い可動域を確保します。動きにストレスを与えない仕様です。
空手道着の太めシルエットを採用したパンツ(RL6944-9 / RL6945-9)は力強さとモダンな洗練さを両立し、高強度デニムながらも快適な動きやすさを実現しました。
陣羽織型ベスト(RJ6941-9 / RJ6942-4 / RJ6943-6)はスクエアな肩と広めのアームホールが特徴で、背面には格式と静けさを感じさせる美を宿しています。
和の襟元ディテールを取り入れたTシャツ(RU6946)は、丁寧さを感じさせつつも、締め付け感のない着心地の良さを両立しています。
「礼儀と敬意を日常に」
武道における「道着」は単なるスポーツウェアではありません。
同じ装いを共有することで、心構えや集中力が高まり、
仲間意識が醸成される。
「HAKUÏ 33」がこの道着に着目した理由は、
こうした精神性が現代のサービスユニフォームにこそ
求められていると感じたからです。
単に“働きやすい服”を超えて“心の姿勢”をも整える装い。
日々の業務の中で、着る人の気持ちを凛とさせ、
ホスピタリティの質を自然と高めていく。
そんなユニフォームの可能性を常に求めていきたいです。
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HAKUÏのすべてのアイテムのご購入や各種カタログをご希望の場合は、こちらまで。
「HAKUÏ 33」を含むHAKUÏ全商品は公式ウェブサイトで紹介されており、在庫さえあればオンラインでお買い上げいただくこともできます。個人でも一着からでも購入できますので、まずはアクセスしてお気に入りの商品をお探しください。
また、新作カタログ『HAKUÏ 33』や、HAKUÏの全アイテムを掲載した『HAKUÏ 2026』をご希望の場合は、セブンユニフォームの各ショップまたは取扱代理店にお問い合わせいただくか、下記フォームよりご請求ください。
○ HAKUÏ・ハクイ:公式サイト
https://www.hakui-shop.com/
○ カタログ請求フォーム:
https://www.seven-uniform.co.jp/catalog/
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profile
小野塚 秋良 Akira Onozuka
服飾デザイナー。1974年に三宅デザイン事務所に入社。1986年、イッセイ・ミヤケ・オン・リミッツよりメンズブランド「オッズ・オン」を発表。1989年にレディスブランド「ZUCCa」を発表。同時期からパリコレクションに参加。1992年、白洋社(現・セブンユニフォーム)との提携によるユニフォームブランド「HAKUÏ」を発表。1996年よりセイコーウオッチとコラボレートし「CABANE de ZUCCa」のリストウォッチシリーズの発売をスタート。2011年春夏を最後に「ZUCCa」を退任。現在は「HAKUÏ」をメインブランドとして活動。
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※本リリース内容の写真素材については、以下URLよりダウンロードしてご利用ください。
https://www.dropbox.com/scl/fo/bn2qb5qgibt2lbxv3l9ez/AAUUT8_Ji2T4da5XcAK4DfU?rlkey=1y5enp9lwmlsqhhhxhgeuh7j7&dl=0
※本リリース内容の弊社Webサイトでの情報掲載ページ
https://www.seven-press.com/story/16637/
(HAKUÏ 33の先行情報は2025年7月10日より公開しています。)