歯科検索予約サイト「歯科タウン」を運営するシンフォニカル、病院で歯医者さんの受診を勧められた経験がある人の割合に関するアンケート調査及び結果記事を公開。~歯科受診のきっかけに「医師のひと言」 実態と意識を527人に調査~

株式会社シンフォニカル

公開日:2025/12/12

ブランディングテクノロジー株式会社(代表取締役社長:木村 裕紀、本社:東京都渋谷区、証券コード:7067)のグループ会社であり、メディカルブランディングカンパニーとして医療クリニック・医療関連企業のブランディングおよびデジタルマーケティングを支援する株式会社シンフォニカル(代表取締役社長:澤田 祐介、本社:東京都渋谷区)は、運営する歯科医院の検索・予約ポータルサイト「歯科タウン」において、医師からの歯科受診案内に関するアンケート調査を実施いたしました。

詳細ページ:https://www.shika-town.com/contents/feature/research22_clinic



【アンケート概要】

近年、歯周病と糖尿病の相互関係や、口腔の健康が全身に与える影響について注目が高まる中、医科と歯科の連携による包括的な医療の重要性が指摘されています。
今回の調査では、実際に医師から歯科受診を勧められた経験について、歯科タウン利用ユーザーを対象に調査を行い、医科歯科連携の現状を明らかにいたしました。



【調査概要】

「医師からの歯科受診案内について意識調査」

調査期間:2025年03月31日~2025年05月22日
調査方法:歯科タウンから歯科医院予約をしたユーザーへアンケート
有効回答:527サンプル
対象地域:全国
調査対象:歯科医院を予約した患者さん(男女)  



■これまでに、医師(内科・外科・その他)から、口腔ケアの重要性について説明を受けたり、歯科受診を勧められたことがありますか?

内科や外科など、歯科医師以外の医師から歯科受診を勧められたり、口腔ケアの重要性について説明を受けたことがあるか」という設問に対し、「はい」と回答した人は10.8%にとどまりました。
一方で、「歯科受診を勧められたことがない」と答えた人は約9割に達しており、医師からの歯科受診案内が依然として少数派である現状が明らかになりました。



■【1の質問で「はい」と回答した方】何科の医師から勧められましたか? ※複数選択可

「医師から歯科受診を勧められた」と回答した約10%の方に対し、どの診療科の医師から案内を受けたかを尋ねたところ、最も多かったのは「内科」44.4%という結果となりました。

次いで、「外科」9.3%、「耳鼻咽喉科」5.6%からの案内がありました。
外科・耳鼻咽喉科の現場では、手術時の感染リスクや、副鼻腔炎の原因が歯にあるケースなど、歯周病を含む口腔内の問題が全身に影響を及ぼす可能性があることから、歯科受診を勧める機会があると考えられます。

また、内科の中でも「糖尿病内科」からの案内が5.6%見られました。
糖尿病と歯周病の双方向の関係性が注目される中、歯周病治療が糖尿病の血糖コントロールに好影響を与えることが分かっており、医科歯科連携が進められている領域のひとつです。



■医師から歯科受診を勧められた場合、実際に歯科医院を受診しようと思いますか?

かかりつけ医や診察を受けた医師に歯科受診を勧められた場合、「すぐに行こうと思う」人が40.0%、「必要性を感じたら行く」が58.4%という結果となり、合計で約98%の人が歯科受診を検討する意向を示しました。

この結果から、医師の言葉が患者の行動に与える影響の大きさがうかがえます。
特に、日頃から信頼関係のあるかかりつけ医からの勧めは、歯科治療の重要性を認識するきっかけとなり、実際の受診行動にもつながりやすいと考えられます。

■大きな病気(心臓病・糖尿病・がんなど)をした際に、医師から歯科受診を勧められたことがありますか?

「心臓病・糖尿病・がんなどの大きな病気をした際に、医師から歯科受診を勧められたことがあるか」という質問に対し、「はい」と回答した人はわずか2.1%という結果になりました。
一方で、「いいえ」と回答した人は34.2%と、「はい」の約17倍にのぼっています。

全体では、「大きな病気はしていない」と答えた人が多数を占めましたが、大病を経験した人の中でも、歯科受診を勧められたケースはごくわずかにとどまっています。

近年、糖尿病や心血管疾患、がん治療と口腔内の健康との関連性が広く知られるようになってきましたが、実際の医療現場においては、重大疾患の治療過程で歯科受診を促す連携はまだ十分に浸透していないことがうかがえます。

■【4の質問で「はい」と回答した方】医師から具体的な歯科医院名を紹介されましたか?

大きな病気の際に医師から歯科受診を勧められた人に対し、「具体的な歯科医院を紹介されたか」を尋ねたところ、「紹介はなかった」と回答した人が96.3%にのぼりました。
この結果から、医師から歯科受診の助言を受けても、患者自身が歯科医院を探し、予約・受診までを担っているケースが大多数であることが明らかとなりました。

大きな病気の治療中や療養中は、心身ともに負担が大きい時期であり、自力で歯科医院を探すことがハードルとなる場合も少なくありません。さらに、そうした状況だからこそ、信頼できる歯科医院で安心して治療を受けたいと考える患者も多いと想定されます。

このような背景を踏まえると、医師から歯科受診を促す際に、信頼できる歯科医院の情報や紹介が提供される仕組みがあることで、患者の受診行動をよりスムーズにし、医科歯科連携の実効性向上にもつながると考えられます。

【まとめ】

今回の調査から、医科と歯科の連携による口腔ケアの重要性が徐々に認識され始めている一方で、医師から歯科受診を勧められた経験がある人は約1割にとどまるなど、現場での医科歯科連携の実践はまだ十分に浸透していない実態が明らかになりました。
しかしながら、医師の勧めをきっかけに98%の人が歯科受診を検討するという結果は、医療従事者からの情報提供が、患者の行動変容に強く影響することを示しています。

歯科受診は虫歯や歯周病の治療だけでなく、糖尿病や心疾患など全身の健康にも関係する重要な医療行為です。
今後は、医師側から歯科受診を提案する機会を増やすとともに、患者が信頼できる歯科医院にスムーズにつながる環境整備も求められるでしょう。

お口の健康は、全身の健康の入り口です。病気の有無にかかわらず、日頃から定期的な歯科受診を心がけ、健康維持につなげていくことが大切だと改めて実感される結果となりました。

詳細を見る:https://www.shika-town.com/contents/feature/research22_clinic



【シンフォニカル社概要】

社名:株式会社シンフォニカル

(英語表記:Symfonical,inc.)

設立日:2022年10月3日

資本金: 13,579,775円(設立準備金含む)

代表取締役:澤田 祐介

本社:東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル4F

公式サイト:https://www.symfonical.co.jp/



■事業内容

メディカルブランディング事業(医院の理念やロゴ制作、Webサイト制作、動画制作などのブランド構築)

ブランド浸透事業(Web広告・SNS広告の運用、SEO・MEOコンサルティング、DX化支援など)

メディア事業(医院と患者様、ドクターと医療関連企業をつなぐプラットフォームメディアの運営)



【歯科タウンについて】

スマホ・パソコンからいつでも歯科医院を検索・比較・予約できる歯科専門のポータルサイト。今後LINEでも定期的に歯に関するさまざまな情報やお得な情報を配信していきます。

月間:300,000PV、100,000ユーザー

月間:10,000予約

全国:68,000件の歯科医院情報を掲載

公式サイト:https://www.shika-town.com/



【ブランディングテクノロジーについて】

社名:ブランディングテクノロジー株式会社

設立日:2001年8月

資本金:52,260,800円

代表取締役社長:木村 裕紀

本社:東京都渋谷区南平台町15-13帝都渋谷ビル4F・5F

公式サイト:https://www.branding-t.co.jp/

 

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社シンフォニカル メディア事業部 杉浦・林(リン)

TEL:03-5457-3982

MAIL:toiawase@shika-town.com