本間純 Uncertain Stories

合同会社eitoeiko

公開日:2025/9/24

本間純
Uncertain Stories
2025年10月4日(土)~10月25日(土)
オープニングパーティー10月4日(土)18時~20時

 eitoeikoでは10月4日より10月25日まで本間純展「Uncertain Stories」を開催いたします。
本間純は、可視領域に不可視の領域を意図的に発⽣させることにより、可視情報に含まれない隠れた歴史や習慣、社会制度を想起させる作品を発表しています。視覚の思い込みを狙う本間の行為は媒体を問わず展開され、ときに⾝体表現として、ときに彫刻として、ときにインスタレーションとして発表されてきました。目に見えない部分を補足し想像する洞察力こそ、過去を再生し未来を変える手段であると作家は考えます。
 本展では、無機質な六面体が空間を指し示す言葉のように提示されます。その表面には時計、食器、彫刻など、年代や産地が異なるオブジェクトが波間を浮かぶように配置されています。本間は、時の流れや重力を開放し、人々の辿ってきた足跡とその「⾒えなさ」や「不確かさ」に関する新たな物語の発⽣を試みます。この機会にぜひご高覧ください。

本間純(ほんま・じゅん)
1967年東京生まれ。1990年多摩美術大学立体デザイン科卒業。2019年文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてベルリンに滞在。近年の主な展示にTime and Box(個展 西区97号 泉州・中国 2025)、Community Memories(西区97号 2024)、RE CREATE(CPI 成都・中国 2024)、黄金町バザール(横浜 2024)、Now and Things(個展 eitoeiko 2023)、I saw a landscape(個展 void+ 2020)、桜を見る会(eitoeiko 2019)、侵食の風景(個展 Glogau AIR ショーケース ベルリン 2019)、チェンナイフォトビエンナーレ2019(インド)、侵食の肖像(個展 ランゴールメトロアートセンター バンガロール・インド 2018)、空気の正体(川口市立アートギャラリー・アトリア 2017)、瀬戸内国際芸術祭2013、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2012ほか多数。