中小企業の未来不安に応える生成AI戦略 スノーフレイク・コンサルティング、名古屋商工会議所セミナーに登壇
スノーフレイク・コンサルティング合同会社
公開日:2025/9/26
~大企業偏重の情報環境に一石、中小企業のアドバンテージと勝ち筋を提言~
2025年9月17日、生成AI活用コンサルティングや生成AI研修を提供するスノーフレイク・コンサルティング合同会社(愛知県名古屋市、代表・中島正博)は、名古屋商工会議所主催セミナーに登壇しました。生成AI、とりわけAIエージェントの導入が注目を集める一方で、中小企業向けの情報が不足していることを懸念し、中小企業ならではの強みを提示し、未来を切り拓く打ち手を提言する内容としました。
2025年に入って以降、生成AIの中でもAIエージェントに関する情報や導入事例は大企業向けを中心に急増しています。華々しい発表が相次ぐ一方で、中小企業向けの実践的な情報は依然として少なく、多くの経営者や従業員が「生成AIは世の中をどう変えるのか」「これからの変化に対応できるのか」という漠然とした不安を抱いています。大企業の事例やグローバルコンサルティングファームのレポートではなく、中小企業の実情を踏まえた戦略提案が求められていると感じ、今回のようなセミナーテーマを提案しました。
セミナーの特徴的な内容セミナーでは中小企業が持つ3つの強みと、不安を希望に変えるための3つの具体策を提示しました。
■中小企業のアドバンテージ
・迅速な意思決定:フラットな組織構造により、AI導入をスピーディに判断できる。
・企業文化の濃縮:AIが定型業務を担い、人間は企業理念や価値観を体現する役割に集中できる。
・大企業との協業機会:新規事業創出を迫られる大企業に独自技術や知見を提供し、パートナーとして台頭できる。
■提案した勝ち筋(打ち手)
・小さく始めて大きく育てるAI導入:完璧を求めず、試験導入から成功体験を積み重ねる。
・企業理念の言語化と浸透:AIが代替できない“人間らしさ”を守るため、企業理念を明確にし、社員全体で共有する。
・技術・知見の見える化:大企業が求める外部パートナーとして選ばれるため、自社の強みを積極的に発信する。
参加者からの声セミナー終了後、56名の方からご感想のアンケートへの回答をいただきました。内容の一部を抜粋してご紹介します。なお本セミナーの内容については、98.1%の方に「役に立った・今後役に立ちそう」とご回答いただきました。
・生成AIの導入からそれを自社に定着させて、別事業に活かせそうな可能性を感じた。・人中心の施策の大切さを再認識しました。
・AI導入した後の姿、中小企業こその立場はイメージできていなかったので、非常に参考になりました。
・自社がサービスを提案していく上で、人がやるべきこと、AIに任せることを打ち出せるヒントをいただきました。
セミナー概要
タイトル:AI時代のジャイアントキリング 〜生成AIの衝撃と中小企業の勝ち筋〜
日時:2025年9月17日(水)10時〜11時30分 主催:名古屋商工会議所
セミナースライドの一部を抜粋してご紹介させていただきます。
今回のセミナーは会期の1ヶ月以上前に応募が定員に達するなど、中小企業の方が生成AIとの付き合い方や導入戦略について非常に情報を求めていることがよく分かりました。セミナー終了後も1時間以上会場で質疑応答が続くなど、生成AIを熱心に研究している方もいらっしゃいました。人員や予算に余裕のない中小企業が生成AI時代にうまく適応し活躍して行けるように、そのチャレンジを応援していきたいと思います。
今後の取り組み:生成AIのビジネス活用推進中部マーケティング協会が開催する「マーケティングプランナーコース」にて「マーケティング企画における生成AI活用とエフェクチュエーション」というタイトルで講演させていただきます。(10月2日)
姫路商工会議所様のご依頼で、第8回播磨圏域ものづくりプラットフォームにて「生成AIの衝撃と可能性:中小企業が今からできる未来戦略」というタイトルで講演をさせていただきます。(10月23日)