多摩地域の観光DXを牽引 ― 大学&まち巡りVRツアーで留学生誘致と観光振興へ ― 株式会社SeiRogai、多摩イノベーションエコシステム促進事業「リーディングプロジェクト」に選定
株式会社SeiRogai
公開日:2025/9/26
~360度VRで体験する「大学&まち巡りVRツアー」で多摩地域の観光DXと大学の魅力発信を推進~
東京都が実施する多摩イノベーションエコシステム促進事業「リーディングプロジェクト」(令和7年度)に、株式会社SeiRogaiと京王観光株式会社の共同提案事業『多摩地域の留学生増加促進と観光振興に寄与する「360度VRで体験する大学&まち巡りキャンパスツアー」の検証』が選定されました。本実証では360度VR映像と観光DXを活用し、多摩地域の大学とまちを国内外に発信します。少子化や大学移転による定員減少リスクに対応しつつ、留学生誘致と観光振興を同時に実現する革新的な取り組みです。
東京都が実施する多摩イノベーションエコシステム促進事業「リーディングプロジェクト」(令和7年度・テーマ「観光・レジャー」)に、株式会社SeiRogai(本社:東京都港区、代表取締役CEO兼創業者 ユエン・サムミヨル、代表取締役COO兼共同創業者 リン・レイチェル)と京王観光株式会社の共同提案事業『多摩地域の留学生増加促進と観光振興に寄与する「360度VRで体験する大学&まち巡りキャンパスツアー」の検証』が選定されました。
本実証では、最新の360度VR映像と観光DXプラットフォーム「Global Virtual Travel」を活用し、多摩地域の大学とまちを国内外に発信します。
少子化による大学定員確保の課題や地域経済の停滞を、観光DXと教育コンテンツの融合によって打破する革新的な取り組みです。
令和7年度多摩イノベーションエコシステム促進事業「リーディングプロジェクト」選定事業者10社(多摩イノベーションエコシステム促進事業HP:令和7年度多摩イノベーションエコシステム促進事業「リーディングプロジェクト」選定事業決定のお知らせ https://tama-innovation-ecosystem.jp/info/community/4800/)
背景:多摩地域が直面する課題と新たな可能性
多摩地域は東京都心からほど近いエリアであり、50以上の大学が集積し、豊かな自然や文化資源に恵まれています。
しかし近年、少子化の進行により大学の定員確保は将来的に困難になる見通しがあり、中央大学法学部(2023年茗荷谷キャンパス移転完了)や法政大学経済学部(2030年市ヶ谷キャンパス移転予定)といった、大規模学部の都心移転も進行中です。さらに、外国人観光客や留学生の間では「多摩地域の知名度が低い」という認知課題があり、結果として地域経済や交流人口の減少につながるリスクが指摘されています。
SeiRogaiの取組みは、昨年度、同「多摩イノベーションエコシステム促進事業」における「多摩地域の課題解決に向けたビジネスアイデア」として選定され、これらの課題について調査を実施しました。その結果、多摩地域における課題とニーズを明らかにするとともに、本サービスの提供価値との親和性を確認することができました。
一方海外に目を向けると、「キャンパス観光(Campus Tourism)」が人気を集め、大学を観光資源とした家族旅行や文化体験が盛んに行われています。この潮流を多摩地域にも取り入れ、教育と観光を融合した新しい旅行スタイルを確立することが、地域振興のカギとなります。
実証概要:多摩地域の「大学&まち巡りVRツアー」
SeiRogaiが企画・制作する本実証では、360度VRツアーと観光DXプラットフォーム「Global Virtual Travel」を組み合わせ、多摩地域の大学・まち・自然を一体的に発信します。
・対象:東南アジアを中心とした海外の大学進学希望者とその家族・手法:360度VR撮影+ストーリーテリングで臨場感ある体験を提供
・発信:PC・スマホからアクセス可能、VRゴーグルでの視聴も可能、多言語対応(英語・日本語)
・連携先:京王観光株式会社、中央大学国際センター
・機能:オープンキャンパス情報・入試情報、留学生向け生活支援情報等を組み込み、シームレスに行動喚起(受験生サイト・地域の観光サイト等と連携)
これらにより、留学生やその家族が「実際に訪れたくなる」「学びたいと思える」環境をつくり、多摩地域への進学・来訪を促進します。
特に今回の実証では、中央大学が主要な実証フィールドとなり、VRツアー制作にご協力いただきながら、新しい観光DXの検証を行う予定です。また、京王観光株式会社からは観光事業に関する知見やネットワークを、地方自治体からは地域資源のご紹介や各種サポートをいただく予定です。
これらの協力を通じて、地域・大学・企業の力を結集し、地域観光の新たな可能性を切り拓く社会実装モデルを目指してまいります。
SeiRogaiの強み:初の「観光×教育×DX」融合モデル
SeiRogaiはこれまで、東京都スタートアップ社会実装促進事業(PoC Ground Tokyo)を通じた多摩市での実証や、府中市との連携などを通じて、VRツアーとDXプラットフォームを活用した地域観光プロジェクトを成功裏に実施してきました。
その実績を基盤に、本プロジェクトでは以下の強みを発揮します:
1. VR360度撮影+ストーリーテリングの専門性 ハリウッドでの制作経験を持つCEO ユエン・サムミヨルが、映像表現と国際的なストーリーテリング技術を駆使。単なる風景紹介にとどまらず、感情を動かす物語性を加えます。2. 教育・観光双方の課題に対応するDXプラットフォーム 独自開発の「Global Virtual Travel」は累計300万人以上の海外ユーザーにリーチ。大学・自治体の情報発信を国際的に拡散できる仕組みを既に構築済みです。
3. クロスカルチャー&マーケティングの専門知見 COO リン・レイチェル(ハーバード大学院卒、元ミスシンガポール)は、多文化背景と国際教育への関心を活かし、教育×観光の橋渡し役としてプロジェクトを主導。
4. 東京都施策・SDGsとの整合性 本取組みは、東京都の「2050東京戦略」の方向性に合致し、さらにSDGs目標4(質の高い教育)、8(働きがいと経済成長)、11(住み続けられるまちづくり)にも寄与します。
今後の展開と波及効果
短期的には多摩地域での実証を通じ、VRツアーの効果検証を実施します。中長期的には、モデルを「地方大学×自治体×観光事業者」連携の全国展開スキームとして発信し、日本全国の地方大学誘致や地域振興へ横展開を目指します。
また、インバウンド市場との親和性を活かし、アジア圏からの留学生誘致と観光客増加を同時に目指します。2030年には全国の大学と連携し、東京多摩発の新しいキャンパス観光モデルを全国に広めることを目標としています。
代表コメント
株式会社SeiRogai 代表取締役CEO兼創業者 ユエン・サムミヨル
「映画・広告制作で培ったストーリーテリングを活かし、多摩地域の大学や街の魅力を世界に発信できることを大変光栄に思います。VR360度の没入体験は、単なる映像を超えた感動を生み出し、観光客や留学生の“心を動かす”力を持っています。日本発のキャンパス観光モデルを国際的に展開し、地域と世界をつなぐ新しい文化交流を実現していきます。」
株式会社SeiRogai 代表取締役COO兼共同創業者 リン・レイチェル
「本プロジェクトは、私自身の教育への深い関心と、多文化社会における架け橋となる願いから強い思いを持って取り組んでいます。多摩地域の大学と街を360度VRで体験できる仕組みを通じ、海外の学生やご家族に“学びと暮らしのリアルなイメージ”を伝え、実際に訪れていただくことを目指します。東京都や多摩地域の関係機関と協力し、教育・観光の新しいモデルをつくり、未来の日本社会に貢献していきたいと考えています。」
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社SeiRogai
Email:info@seirogai.com
会社HP:www.seirogai.jp
観光DXプラットフォーム「Global Virtual Travel」HP:https://globalvirtualtravel.com/ja