【児童書新刊】視覚障碍者の両親のもとに生まれた兄弟の成長を描く物語『ツバメの親子はどこにいる』刊行!

株式会社くもん出版

公開日:2025/9/26

株式会社くもん出版(代表取締役社長 泉田義則)は、新刊『ツバメの親子はどこにいる』(著:樫崎茜)を刊行いたします。視覚障碍のある両親のもとに生まれた兄弟の成長を軸に、昭和・平成・令和という50年以上の長大な時間の中で紡がれる家族の物語です。 ブラインドクライミングを題材にした『星くずクライミング』、視覚支援学校での1年間を丁寧に描いた『手で見るぼくの世界は』といった児童書で、視覚障碍の世界に迫ってきた樫崎茜だからこそ紡げた渾身の家族小説をお楽しみください。

昭和・平成・令和という50年以上の長大な時間の中で紡がれる親子の物語

小学5年生の明照は、入学式が憂鬱でたまらない。春から1年生になる弟の音晴が、目の見えない母・ゆかりに、白杖をもって入学式に来ないでほしいと駄々をこねているからだ。入学式に来た母の姿をからかってきたクラスメイトたちと取っ組み合いのケンカをした音晴は、ケガを心配してくれたおじちゃんとその飼い犬・ダイスと友だちになって……。



視覚障碍の世界を書き続けてきた樫崎茜による渾身の小説

ブラインドクライミングを題材にした『星くずクライミング』(くもん出版・2019年)、視覚支援学校での1年間を丁寧に描いた『手で見るぼくの世界は』(くもん出版・2022年)と、綿密な取材に基づきながら、視覚障碍をテーマにした作品を描いてきた樫崎茜。



――たぶん、人は、変わることができるのだ。

人も、町も、そして時代も、変わることができる。



本作は、50年以上の長大な時間の中で、家族の心の機微を緻密に描いた物語です。





書誌情報

ツバメの親子はどこにいる

作:樫崎 茜、絵:水谷 有里

■対象:中学生以上

■定価:本体1,500円+税

■判型・ページ数:四六判/320ページ

■ISBN 978-4-7743-3890-3



星くずクライミング

作:樫崎 茜、画:杉山 巧

■対象:小学校高学年以上

■定価:本体1,300円+税

■判型・ページ数:四六判・264 ページ

■ISBN:978-4-7743-3027-3



手で見るぼくの世界は

作:樫崎 茜、画:酒井 以

■対象:小学校高学年以上

■定価:本体1,400円+税

■判型・ページ数:四六判・280ページ

■ISBN:978-4-7743-3380-9



著者紹介

作:樫崎 茜(かしざき あかね)

長野県生まれ。2006年講談社児童文学新人賞佳作を受賞。デビュー作『ボクシング・デイ』(講談社)で第18回椋鳩十児童文学賞、『満月のさじかげん』(講談社)で日本児童文学者協会新人賞を受賞。

その他の作品に、『ぼくたちの骨』『声をきかせて』(以上講談社)、『ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館』『星の町騒動記~オオカミさまあらわる~』(以上理論社)、『星くずクライミング』『手で見るぼくの世界は』(以上くもん出版)などがある。 



絵:水谷 有里(みずたに ゆり)

イラストレーター。小説の装画や挿絵を多数手がける。装画を手かげた作品に『みかづき』(森 絵都 作/集英社)、『宙ごはん』(町田 そのこ 作/小学館)など。



 
KUMON now樫崎茜スペシャルインタビュー

時間をかけることを恐れず味方につける
諦めなければ可能性は拓く

前編

児童文学作家 樫崎茜さん(前編)|KUMON now!スペシャルインタビュー



後編 

児童文学作家 樫崎茜さん(後編)|KUMON now!スペシャルインタビュー