リースアップ PC を再生して販売する新たな仕組みで VAIO・三井住友ファイナンス&リース・SMFL レンタル、三社連携開始
VAIO株式会社
公開日:2025/9/30
サーキュラーエコノミーの実現を目指して
VAIO 株式会社(代表取締役社長:山野 正樹、以下「VAIO」)、三井住友ファイナンス&リース株 式会社(代表取締役社長:今枝 哲郎、以下「SMFL」)、および SMFL レンタル株式会社(代表取締役 社長:大村 尚之、以下「SMFL レンタル」)は、リース・レンタル契約終了後 PC の再生・再活用を通 じ、サーキュラーエコノミーの実現を目指す新たな取り組みを共同で開始したことをお知らせします。
本取り組みでは、SMFL および SMFL レンタルが新品で購入し、リース・レンタル資産として保有する VAIOR PC※1 について、期間終了後に VAIO が買い受け、安曇野本社工場にて厳格な VAIO 独自基準で修理・整備を行います。その上で、メーカー保証付きリファービッシュ PC として再生された「Reborn VAIOTM」※2 を SMFL レンタルが買い受け、レンタル専用サイト「rentalforce」を通じて法人向けにレンタルサービスを展開することで、製品ライフサイクルの延伸を実現いたします。
気候変動や資源枯渇といった社会課題が深刻化する中、製品を単に「使い捨てる」のではなく、「再生し、繰り返し活用する」サーキュラーエコノミーへの転換が求められています。本取り組みは、本来であれば廃棄や部材回収に至る資産を再活用し、資源循環と廃棄物削減を両立する仕組みを構築したもので、PC という社会インフラに不可欠な製品のサーキュラーエコノミーを具現化したモデルケースとなるものです。また、「Reborn VAIO」の導入は、新品 PC の導入に比べ、部品原材料における温室効果ガス(GHG)排出量の削減にも貢献します。
今後、VAIO、SMFL、SMFL レンタルの三社は、本取り組みの拡大を目指して連携を深め、製品のリファービッシュを通じたサーキュラーエコノミーの実現、および社会課題の解決に取り組んでまいります。
<取組概要>
販売製品の総称:Reborn VAIO(メーカー保証付きリファービッシュ PC)
取扱い製品:VAIO Pro PK(型名 VJPK21 、2021 年 10 月発表モデル)
取扱い開始日:2025 年 9 月 30 日
レンタル専用サイト: rentalforce(URL:https://smfl-r.asset-force.com/)
<Reborn VAIO の特長>
・バッテリーや外装部品の一部等、重要部品は新品と交換
・VAIO 安曇野本社工場での厳格な品質チェック
・メーカー保証付き
特長詳細はこちら(https://vaio.com/news/reborn_250821_1/ )をご覧ください。
<各社の役割と今後の展望>
①VAIO:PC(新品・Reborn VAIO)の開発・SMFL レンタルへの販売、
リース・レンタル期間終了 PC の買取・リファービッシュ
②SMFL:リース期間終了 PC の供給
③SMFL:レンタル: PC(新品・Reborn VAIO)のレンタル
レンタル期間終了 PC の供給
VAIO は、設立以来、一貫して環境経営を推進しており、この「Reborn VAIO」もその流れを汲むものです。安曇野本社工場で長年培ってきた高品質なものづくりと、徹底した品質管理体制を活かし、再生 PC であっても、快適にご利用いただける品質を確保しています。今後もお客さまごとのニーズに答えつつ、事業活動やものづくりを通じて環境負荷低減を図ります。
SMFL グループは、これまでの取組実績を生かし、リース・レンタル期間終了により返却された同一スペックの PC をまとめて VAIO に提供します。これにより、「Reborn VAIO」の一括導入ニーズに対応いたします。今後も、設備投資におけるファイナンスサービスの提供にとどまらず、サーキュラーエコノミーの仕組みを構築し、再生資産を有効活用したリース・レンタルサービスを展開することで、お客さまのニーズに柔軟に応えるとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1:「VAIO」は VAIO 株式会社の登録商標です。
※2:VAIO 安曇野本社工場にて修理・整備し、厳格な VAIO 独自基準で再生しメーカー保証を付加したPC。通常の中古品とは異なり、検査やクリーニング、必要に応じて部品交換などが行われています。