MIHAS ジャパン・ハラル・ショーケースで感じた市場のリアルな声(マレーシアレポート2/4)
一般社団法人ハラル・ジャパン協会
公開日:2025/10/10
マレーシア・クアラルンプールで開催された「MIHAS 2025(Malaysia International Halal Showcase、9月17日〜20日)」にて、弊会はジャパン・ハラル・ショーケースとしてブースを出展しました。
今年は、
新珠製菓の羽二重餅日本の伝統菓子でありながら、その柔らかな食感と上品な甘さはアジア圏の来場者にも強く響き、「どこで買えるのか?」と質問が相次ぐ人気ぶり。甘すぎない味も現地の人々から支持を得ました。
小林生麺のラーメングルテンフリーかつハラル対応を兼ね備えた次世代の日本食は、ユニバーサルフードとしての市場競争力を持ち、健康志向が高まるイスラム市場でも大きな可能性を示しました。
徳永製菓のワサビスナック日本独自のフレーバーが海外のバイヤーから「珍しい!」「マレーシア・インドネシア市場で売れるのでは」と高評価でした。
サタケの保存食ごはん非常時だけでなく日常食としても活用できる利便性が、イスラム圏の食品市場に新しい切り口を示しました。これにより、消費者の選択肢が広がり、従来の市場にはなかった価値が生まれました。
福井のりや各種ゼリー・パイ菓子手軽に楽しめる商品群が、来場者の足を止めるきっかけとなりました。のりも寿司等を通じた認知が高く、フルーツやバターの味は世界共有で高い人気があります。
といった多彩な商品を展示し、日本食品メーカーの「技術力・独自性・多様性」を凝縮した“小さなショーケース”となりました。
さらに今回は、現地インフルエンサーのブース訪問や、セランゴール州の王子による試食など、強いシグナルとなる出来事が重なりました。
こうした象徴的な瞬間は、単なる商談を超えて「日本食品のブランド力」を国際的に裏付けるものです。
今回の出展で改めて分かったことは、MIHASのような国際展示会は、単なる販売促進の場ではなく、「日本食品の魅力を世界に訴求する舞台」であるということです。
参加企業にとっては、テストマーケティング・ブランド訴求・VIP対応が同時にかなう、またとない機会となります。
ハラル市場を本格的に攻める日本企業にとって、こうした展示会は必須のステップです。
弊会では、出展企画から現地PR、インフルエンサーマーケティングまで、一貫してサポートしています。ぜひ一度、ハラル・ジャパン協会にご相談ください。
文責
ハラル・ジャパン協会
ハラルビジネスコンサルタント 田上明日菜