サグリ株式会社は、日越農業協力対話官民フォーラムに参加し、両国農業大臣の立ち合いの下出光興産社、Lasuco社との覚書(MOU)締結を発表

サグリ株式会社

公開日:2025/10/8

サグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市、代表取締役CEO:坪井 俊輔、以下「サグリ」)は、2025年9月4日に東京プリンスホテルで開催された「日越農業協力対話官民フォーラム」に参加し、ベトナムのLam Son Sugar Cane Joint Stock Corporation(以下「Lasuco」) 、および出光興産株式会社(以下「出光興産」) との間で、「ラムソン再生型サトウキビプロジェクト」の連携強化に関する覚書(Memorandum of Understanding、以下「本MOU」)を締結したことを発表します。本MOUの発表は、フォーラムに出席した日越両国の農業大臣の立ち合いの下、行われました。



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1,日越農業協力対話官民フォーラムについて

本フォーラムは、日本の農林水産省主催により「GHG排出削減、環境負荷低減及び生産性向上技術の促進」をテーマに開催され、日越両国の政府関係者、および民間企業・団体が一堂に会しました。 フォーラムでは、小泉農林水産大臣より、先立って行われた日越農業協力対話ハイレベル会合において「日越農業協力中長期ビジョン(フェーズ3)」が承認されたことが報告されました。また、両国大臣の立ち合いの下、本フォーラムのテーマに資する日越民間企業等による覚書12件が発表され、持続可能な農業・食料システムの構築に向けた活発な意見交換が行われました。

日程: 令和7年9月4日(木曜日)14時30分から18時00分まで
場所: 東京プリンスホテル
出席者:
・日本側:農林水産省、民間企業・団体約70社
・ベトナム側:農業環境省、民間企業・団体約12社


2,本MOUの概要

サグリ、Lasuco、出光興産の3社(以下「全当事者」) は、2024年12月9日付の「プロジェクト管理契約」 を土台とし、ベトナムにおける「ラムソン再生型サトウキビプロジェクト」の目標達成に向けた協力関係を一層強化することを目的として、本MOUを締結しました 。

本プロジェクトは、再生可能農業を通じてサトウキビ畑由来の亜酸化窒素(N₂O)排出量を削減し、土壌有機炭素(SOC)を増加させることで、ボランタリー炭素クレジットを創出することを目指しており、全当事者はこの目標達成に向けて強くコミットしていることを再確認しました 。

本MOUに基づき、全当事者は以下の項目について連携を強化します。

MRVシステムの確立: 将来の商業フェーズに不可欠な温室効果ガス排出削減量の測定・報告・検証(MRV)システムを確立します 。
炭素クレジット発行: 現在Verraのパイプラインに登録されているプロジェクト設計書(PDD)に基づき、検証・妥当化機関(VVB)による検証プロセスを計画通り進め、2027年度上半期の炭素クレジット発行を目指します 。
先進技術の活用: 商業フェーズに向けて、衛星データとAIをMRVに応用し、ボランタリー炭素クレジット創出のための方法論確立に取り組みます 。
政策提言: ベトナムにおけるボランタリー炭素クレジットを含む多様なカーボンプライシング制度の確立に向け、関連政府機関と連携していきます 。


3,各社概要

Lam Son Sugar Cane Joint Stock Corporation (Lasuco)
・所在地:Lam Son town, Tho Xuan District, Thanh Hoa Province, Vietnam
・代表者:General Director Le Van Phuong
出光興産株式会社 (IKC)
・所在地:1-2-1 Otemachi, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan
・代表者:General Manager Egashira Hideaki (署名者)
サグリ株式会社 (Sagri)
・所在地:725-1, Joraku, Hikami-town, Tamba city, Hyogo, Japan
・代表者:Representative Director/CEO Shunsuke Tsuboi