熊被害の増加を受け、プラムシステムが「SOS Messengerアプリ」を3ヶ月間無料提供 ― 山に入る人を守る“命綱アプリ”、Android向けに無償配布開始 ―

プラムシステム有限会社

公開日:2025/10/8

熊被害・遭難・転倒などの緊急時に自動でSOSを発信。 家族や仲間、自治体と連携して迅速な救助を支援。

全国で熊による人身被害が相次ぎ、地域社会に不安が広がる中、プラムシステム有限会社(八ヶ岳プラムLab)(代表:松本啓悟)は、転倒や滑落などを検知して自動的にSOS信号を発信するスマートフォンアプリ「SOS Messenger(エスオーエス・メッセンジャー)」を、山に入る方々を対象に3ヶ月間無料で提供するキャンペーンを開始した。スマホ圏内であれば全国どこでも利用でき、家族や仲間、自治体がリアルタイムで情報共有できる仕組みを備える。熊との遭遇、転倒、滑落、道迷いなど、緊急時に通信が命綱となるケースが多い中、小規模事業者や林業従事者、登山者、ハンター、地域見回り隊などにも活用が広がることを期待している。 SOS Messengerは、スマートフォンの加速度センサーを活用し、強い衝撃を受けた際に自動でSOSを発信。位置情報と周囲の音声(約15秒)を同時に送信し、救助判断を支援する。通信基盤には無料通話アプリ「Discord」を利用し、家族・チーム単位でSOSを即時共有できるのが特徴だ。通信費以外の負担はなく、Androidスマートフォン専用で手軽に導入できる。 今回の無料キャンペーンは「一人でも多くの命を守りたい」という開発者の想いから企画されたもので、期間中に申し込みを行えば、誰でも3ヶ月間無料で利用できる。期間終了後は自動的に利用停止となり、追加課金や請求は一切発生しない。ライセンスキーは希望者全員に発行され、数量制限も設けていない。プラムシステムでは、「技術の力で、山の安全を支える。SOS Messengerが新しい防災文化を生むきっかけになれば」とコメントしている。

■ 背景 ― 深刻化する熊被害と“連絡手段の途絶”

近年、全国各地で熊による人身被害が相次いでおり、2025年は過去最多ペースでの発生が報告されている。山林や農作業地帯、地方集落での目撃情報も増え、地域の安心・安全が脅かされている。一方で、被害発生時に「連絡が取れない」「助けを呼べない」という課題が多く、特に単独行動や携帯圏外の環境では命に関わるケースも少なくない。こうした状況を踏まえ、通信が生きているうちに自動でSOSを送信する「技術による命の備え」として、SOS Messengerが開発された。

■ 製品概要 ― スマートフォンが自動でSOSを発信

SOS Messengerは、Androidスマートフォンの加速度センサーを利用し、一定以上の衝撃を検知すると自動的にSOS信号を発信する仕組みを持つ。発信時にはGPS位置情報とともに周囲15秒の音声データを送信し、受信側では事故状況をより正確に把握できる。通信基盤には無料チャットアプリ「Discord」を使用し、家族や仲間、自治体担当者などが同一チャンネル上でSOS通知を即時に共有できる。専用機器を必要とせず、スマートフォンのみで導入できる点も小規模事業者や一般利用者にとって導入しやすい特徴だ。

■ 提供概要 ― 熊被害対策応援キャンペーン

今回のキャンペーンでは、山に入る方、林業従事者、登山者、猟師、地域パトロール隊など、命を守る活動に携わるすべての人を対象に、SOS Messengerを3ヶ月間無料で提供する。利用期間終了後は自動的にサービスが停止し、追加課金や請求は発生しない。希望者にはメールを通じてライセンスキーを発行し、数量制限も設けていない。期間中の通信費以外の費用は不要で、Androidスマートフォンさえあれば誰でも利用可能である。す