「SNSで知り合った相手に恋愛感情を抱かせ、金銭をだまし取る」――ロマンス詐欺の被害者心理を弁護士が解説
弁護士法人大地総合法律事務所
公開日:2025/10/10
「信じてしまった自分が悪いのかも…」――被害者の心情に寄り添い、法的支援の重要性を訴える
近年、SNSやマッチングアプリを通じて知り合った相手に恋愛感情を抱かせ、金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」が増加しています。特に一人暮らしや孤独を感じている中高年層がターゲットになりやすく、気づいたときには多額の送金や投資をしてしまっているケースも少なくありません。大地総合法律事務所では、ロマンス詐欺の被害に遭いやすい人の特徴や心理、被害を防ぐための具体的な対策を解説した記事を公開。恋愛感情に付け込まれる前に知っておくべき注意点を弁護士がわかりやすくまとめています。
近年、SNSやマッチングアプリを通じて知り合った相手に恋愛感情を抱かせ、投資や送金を依頼する「ロマンス詐欺」の被害が増加しています。
特に、孤独を感じている中高年層の方々がターゲットにされるケースが多く、実際に数千万円単位の被害が報告されています。
大地総合法律事務所では、ロマンス詐欺に引っかかりやすい人の特徴や心理、そしてその対策について詳しく解説した記事『ロマンス詐欺に引っかかる人の特徴や心理とは?だまされないための対策もわかりやすく解説』(https://daichi-lawoffice.com/sagi-port/romance-fraud-feature/)を公開しました。
【ロマンス詐欺に引っかかる人の特徴とは?】
・男性が被害者の62.3%を占める
警視庁のデータによると、ロマンス詐欺の被害者は男性が62.3%、女性が37.7%と、男性の被害が女性を大きく上回っています。
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中年層がターゲットにされやすい
50~60代の男性、40~50代の女性が被害に遭うケースが目立ちます。特に、SNSやアプリの利用に不慣れな方々が狙われています。
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孤独感や寂しさが心理的な隙間に
一人暮らしや配偶者・子どもがいない方々が、親身なメッセージに心を開き、詐欺師に信頼を寄せてしまう傾向があります。
【ロマンス詐欺にだまされないための4つの対策】
・実際に会ったことがない相手からの送金・投資依頼には応じない
恋愛感情を利用して金銭を要求する手口が多いため、注意が必要です。
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日本語が上手でも信用しない
詐欺師は巧妙に日本語を使いますが、細かな言い回しや文脈に不自然さがある場合があります。
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プロフィールや写真を鵜呑みにしない
他人の写真や情報を無断で使用するケースが多いため、疑念を持つことが大切です。
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少しでも疑問があれば連絡をブロック・着信拒否する
直感的に「おかしい」と感じたら、すぐに関係を断つことが最善の策です。
【弁護士コメント】
ロマンス詐欺は、恋愛感情を利用して被害者の心理的な隙間に入り込む非常に巧妙な手口です。
被害に遭った方の多くは『まさか自分が…』と自責の念を抱き、誰にも相談できずに悩んでしまいます。
しかし、一人で抱え込む必要はありません。
早めに専門家に相談することで被害の拡大を防ぎ、安心を取り戻すことが可能です。
もし被害に遭ってしまったら、まずは専門家にご相談ください。
【大地総合法律事務所について】
大地総合法律事務所は、全国対応でご相談を受け付けている法律事務所です。
詐欺被害・借金問題に加え、相続や遺言といった生活に密接な問題に特化したリーガルサポートを提供。
ご相談者様の生活をまるごと立て直すことをミッションとし、精神的・経済的な不安を取り除く法的サービスに注力しています。
代表弁護士紹介
佐久間 大地(さくま だいち)
第一東京弁護士会所属(登録番号:55138)
中央大学法学部政治学科卒業、中央大学法科大学院修了。
都内法律事務所勤務を経て、大地総合法律事務所を開業。
「正しいものが泣き寝入りする社会は許せない」との思いから大地総合法律事務所を設立。詐欺・借金・消費者被害に関する法的支援を専門に扱う。
5万件を超える相談実績から「詐欺師が最も嫌がること」を熟知しており日々の相談対応・交渉・訴訟を通じて、被害者救済と生活再建の支援に取り組んでいる。
近年ではSNSやマッチングアプリを悪用した詐欺、消費者金融を利用させる副業詐欺、仮想通貨詐欺など、複雑化する被害に関するメディア対応も行い、詐欺被害撲滅を目指している。