【調査結果】サーチコンソールに関するSEOアンケート調査を実施

株式会社ディーボ

公開日:2025/12/4

SEO担当者の意識は「CTR改善」と「インデックス対策」に集中。Core Web Vitals は未対応が40.9%

株式会社ディーボ(所在地:札幌市、代表取締役社長:藤沢竜志)は、Googleサーチコンソール(GSC)の活用状況に関するSEOアンケート調査を実施し、その結果を公開しました。 今回の調査では、利用者の多くが GSC を「検索パフォーマンス分析」と「インデックス管理」を中心に活用している実態が明らかになりました。 特に「検索パフォーマンスレポート」が68.8%と最も利用され、CTR改善や検索クエリを用いたコンテンツ最適化など、成果に直結する部分への意識が高いことが判明しています。 一方で、クロール統計情報やリンクレポート、Core Web Vitals といった技術面・UX面の指標は日常的には活用されておらず、サイトの土台となる領域の改善が後回しとなっている傾向も浮かび上がりました。

SEO対策サービスの開発・販売を行っている株式会社ディーボ(札幌市、代表取締役社長:藤沢 竜志、以下:ディーボ)は、サーチコンソールに関するSEOアンケート調査を実施し、その結果を公開しました。

アンケート結果:https://devo.jp/seolaboratory/103669/



本調査は、ディーボが運営する「SEOラボ」の公式Xアカウント(@seolabo85)にて、2025年11月11日~12月2日の期間、「サーチコンソール」に関するアンケート調査を実施しました。

総勢303人のアンケート結果を元に、傾向とそこから見える傾向を初心者にもわかりやすく解説します。



SEOラボ公式Xアカウント:https://x.com/seolabo85



サーチコンソールの中で、あなたのサイトのSEO改善のために最も活用している機能は何ですか?」というアンケートを実施しました。

今回実施した調査の結果、Googleサーチコンソールにおいて最も活用されている機能は「検索パフォーマンスレポート」で、68.8% と圧倒的多数を占めることが分かりました。


検索クエリや流入状況の可視化など、直接的なアクセス分析に役立つ項目が、SEO担当者にとって最も優先度の高い領域であることが明らかになりました。



一方、「インデックス登録レポート」(18.8%)や「サイトマップ/URL検査ツール」(9.4%)といった技術的な確認機能、さらに「エクスペリエンスレポート」(3.1%)などUX改善を目的とした機能の利用率は相対的に低い結果となりました。



これらの傾向から、多くのSEO担当者が 戦略立案に直結するパフォーマンスデータの取得を最優先 しており、技術的課題やUX改善については後回しになっている、または他ツールで補完している実態が浮き彫りとなりました。



今回実施したアンケート内容は、下記13項目です。



サーチコンソールの中で、あなたのサイトのSEO改善のために最も活用している機能は何ですか?
サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートで確認できる検索クエリのデータを、サイト改善のためにどのように活用していますか?
サーチコンソールにおいて、XMLサイトマップの登録と管理について、最も近いものを選んでください。
サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」(Core Web Vitals)レポートについて、どの程度認識・対応していますか?
サーチコンソールの「URL検査ツール」をどのような目的で最も多く利用しますか?
サーチコンソールの「リンク」レポート(外部リンク・内部リンク)は、サイト改善のために活用していますか?
サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートを確認する際、データ期間をどのように設定することが最も多いですか?
サーチコンソールの「手動による対策」レポートについて、どの程度の頻度で確認していますか?
サーチコンソールにサイトを登録する際、現在使用しているプロパティタイプは何ですか?
サイト移転(ドメイン変更、HTTPS化など)を行った際、サーチコンソールでどのような対応を行いましたか?
サーチコンソールの「非表示」ツール(一時的に検索結果からコンテンツを非表示にする)を利用した経験はありますか?(旧:サーチコンソールの「削除」ツール)
サーチコンソールの「クロールの統計情報」レポートをどの程度確認し、サイト改善に活用していますか?
サーチコンソールの検索パフォーマンスレポートでCTRが低いページを発見した場合、どのような施策を最優先で実施しますか?




今回実施した「サーチコンソールに関するSEOアンケート調査」によると、Google Search Console(GSC)は主に 検索パフォーマンス分析 と インデックス管理 を中心に活用されていることが明らかになりました。



調査結果では、最も利用されている機能が「検索パフォーマンスレポート」で 68.8% を占め、多くのユーザーが検索クエリやCTR(クリック率)の分析を重視している実態が浮き彫りになりました。

特に、CTRが低いページのタイトル・ディスクリプション改善 を最優先施策とする回答が 74.1% に上り、また 42.9% が検索クエリを用いたコンテンツ改善に取り組むなど、成果に直結する領域への関心が高い傾向が見られます。



また「URL検査ツール」については、60.9% が新規記事の迅速なインデックス登録に利用しており、インデックスのスピードを重視するユーザーが多いことが分かりました。



一方で、「クロールの統計情報」「リンクレポート」「手動による対策レポート」などの機能は、
「問題発生時のみ確認する」「ほとんど見ていない」とする回答が多数を占め、特にリンクレポートは 53.3% が “ほとんど見ていない” と回答するなど、日常的な監視・改善への活用は限定的であることが判明しました。



これらの結果から、ユーザーの多くは 目に見えやすい成果(ランキング、CTR、インデックス可否) に意識を集中させている一方、サイトの健全性や構造に関わる裏側のデータ(クロール状況、リンク構造、ウェブバイタル等)への取り組みは後回しになっている現状が明確となりました。



SEOを安定的に成功させるためには、パフォーマンス分析に加え、Core Web Vitals への積極的な対応(未着手40.9%、言葉を知らない27.3%)が欠かせません。
さらに、クロール統計やリンクレポートを活用したサイト構造の最適化など、サイトの「土台」を強化する取り組みを日常的なルーティンに組み込むことが、今後の大きな改善点となります。



全てのアンケート結果については、ディーボが運営する「SEOラボ」上に公開しております。

https://devo.jp/seolaboratory/103669/





■参考情報

▼Googleサーチコンソールとは?

https://devo.jp/seolaboratory/89150/

Googleサーチコンソールとは、Google検索におけるWebサイトのパフォーマンスを分析できる無料ツールです。

Google サーチコンソール(Google Search Console)を適切に活用することで、検索流入の改善やコンテンツ最適化など、SEO対策に大きく役立てることができます。



▼SEOとは?

https://devo.jp/seolaboratory/91744/

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略です。具体的にはGoogleなどの検索エンジンで特定のWebサイトの上位表示や露出を増やして、検索結果からユーザーの流入を増大させる施策のことです。



■お問い合わせ先と会社概要
●お問い合わせ先
team-f@devo.jp
011-708-0200(平日9:00~17:00)


●会社概要
会社名 株式会社ディーボ
本社 札幌市中央区北3条西2丁目8番地 さっけんビル4階
代表者 代表取締役社長 藤沢 竜志(ふじさわ たつし)
設立 2005年6月
資本金 2000万円
主要取引先 グーグル合同会社、ヤフー株式会社ほか
事業内容 SEO対策サービスの開発と販売



●コーポレートサイト https://devo.jp/

○SEO有料ツールサイト
・キーワード発見ツール「キーワードファインダー」: https://keywordfinder.jp/

・完全自動の順位チェックツール 「BULL」: https://bullseo.jp/

・大量順位チェックツール 「BULL GOLD」: https://bullseo.jp/gold

○SEO情報サイト 
・SEOの実験やデータ分析など公開「SEOラボ」: https://devo.jp/seolaboratory/