AI自動音声テキスト化の精度アップにつながる新オプションの提供を開始

株式会社バルテック

公開日:2025/12/16

クラウドPBX「MOT/TEL(モッテル)」を提供している株式会社バルテック(本社:東京都新宿区)では、当社のAIを利用した「通話録音テキスト化サービス」の精度アップにつながる新オプション(ステレオ録音 )の提供を開始いたしました。 

これにより、従来よりも高精度な文字起こしが可能となり、業務記録の効率化や応対品質の向上をより強力にサポートします。 

今回の新オプションでは、従来のモノラル録音データに加え、ステレオ録音データの生成が可能となります。ステレオ録音では、発信者・受信者それぞれの音声を左右チャンネルに分離して記録できるため、会話の聞き取りや判別が容易になり、AIによる音声認識の精度向上に大きく寄与します。 



  

■ 新オプション導入の背景 

近年、企業のコンプライアンス強化・応対品質向上へのニーズが高まる中、通話録音の活用は欠かせない業務プロセスのひとつとなっています。当社ではユーザー企業から「ノイズ混在時の認識精度向上」や「複数話者の識別精度を改善したい」などの声を受け、AI解析に適した録音環境の実現を検討してまいりました。 

今回のステレオ録音オプションにより、話者ごとの音声が独立した状態で記録されるため、AIが各発話をより正確に識別可能となり、品質の向上が期待できます。 





■新オプション「音声データステレオ対応」の内容 

今回追加された新オプションでは、通話録音サービスで生成される録音データについて、従来のモノラル形式に加え、ステレオ形式での生成が可能となりました。 

ステレオ録音では、発信者と受信者の音声を左右チャンネルに分けて記録できるため、会話の聞き取りやすさが向上するとともに、AIによる音声解析・テキスト化の精度向上に寄与します。話者ごとの音声が独立することで、重なった会話やノイズの影響を受けにくくなり、より正確な内容把握が可能になります。これにより、応対品質の向上やコンプライアンス強化を支援し、幅広い業務環境でご活用いただけます。 



モノラル形式とは:発信者・受信者両方の音声を 1 つのチャンネル(経路)で録音・再生する形式。 

ステレオ形式とは:発信者・受信者の音声 2 つの独立したチャンネルで録音・再生する形式。 



■「音声データステレオ録音」の主な特長 

ステレオ録音に対応(話者分離) 
 発信者・受信者の音声を左右に分離して録音。解析時の識別精度が向上。 

AIテキスト化サービスの精度向上 
 録音の分離により、誤認識の低減や精度向上に寄与。 

※テキスト化については別途オプションとなります。 

従来のモノラル録音にも引き続き対応 
 既存ユーザーもそのまま従来形式を利用可能。 

オプションとして追加導入可能 
 必要な企業のみ柔軟に選択でき、既存環境にもスムーズに適用。 



■「音声データステレオ録音」が優れている理由 

① 発信者・受信者の声を分離できる 

左チャンネル:相手の声 

右チャンネル:自分(オペレーター)の声
といったように 話者ごとの音声を個別に録音できます。 

これにより、声が重なったときの聞き取りやすさが格段に向上 

誰がどの発話をしたかが明確 

となり、会話内容を正しく把握しやすくなります。 



② AIの文字起こし精度が大幅に向上する 

AIは 「混ざった音声」より「分離した音声」のほうが認識しやすいため、 

・誤認識の削減 

・一文の切れ目、相槌などの判定精度向上 

・話者の識別(スピーカー分離)が容易 

など、テキスト化の品質が高まる効果があります。 

※テキスト化については別途オプションとなります 



③ ノイズに強くなる 

ステレオでは話者が分離されているため、 

・相手側の環境ノイズ 

・自分側の雑音 

・接続音や周囲の音 

などが混ざりにくく、AI解析時のノイズ影響が減少します。 



④ コンプライアンスチェックが効率化 

話者が独立して録音されていることで、 

・クレーム対応の検証 

・社員教育の音声確認 

・応対品質向上の分析 

などが格段にしやすくなります。 



■価格 

音声データ ステレオ対応オプション  ¥1,000    

※MOT/HG 開通済み。 

※MOT/TEL または MOT/HG の通話録音サービスを利用いただている方が対象となり、そのオプションとしてのご利用となります。 

※対応機種についてはお問い合わせください。 

※テキスト化については別途オプションとなります。 



■業種・業態別の通話録音利用例 

電話を利用するすべての業種・業態で導入効果のある通話録音ですが、お客様とお電話で大事なお話をする保険代理店様や弁護士事務所様、同じ士業の行政書士事務所、またお問い合わせの多い通販・ECサイト運営会社様などに特におすすめです。 



・弁護士(士業) 

専門知識や専門用語が多い弁護士事務所では、通話録音を導入すると会話を直接聞けるので相違なく内容を把握できるように。また、録音データやテキスト化されたデータを証拠として残すことができるので電話を積極的に利用可能になります。 

・建設業 

電話で建材などの注文量・納品・納期を話すことが多い業界なので、通話録音を利用すればエビデンスとして残すことが可能。また、聞き間違えなどケアレスミスを防ぐことができます。 

・営業代行 

通話を録音して確認することで自身のウィークポイントや弱点を把握し、改善につなげることが可能。また、先輩や上司の会話を生きた教材として活用したり、全ての通話を録音しておくことでコンプライアンスの強化にも効果もあります。 

・コールセンター 

録音された実際の会話を教材として使用することで新人オペレーターの教育が効率化。また、在宅オペレーターの通話も録音して確認が可能になった。また、通話開始時に録音する旨を伝えるアナウンスを流すことでクレーマー対策の効果も大きいです。 







■通話録音ができるクラウド電話「モッテル」 

クラウド電話「モッテル」は、出勤しなければ対応できなかった会社への電話をリモートワーク環境でもスマホさえあれば簡単に構築できるクラウドビジネスフォンアプリです。各地域へ専用データセンターを設置することで業界トップクラスの音質を実現。通話録音も利用可能です。 





全通話録音・テキスト化が可能な「MOT/TEL(モッテル)」について詳しくは 

https://www.mot-net.com/mottel 



資料ダウンロードはこちら 

https://www.mot-net.com/contact_mottelsiryo/ 





■会社概要 

□株式会社バルテック   

事業内容:ICT機器及びソフトウェアの開発・製造・管理   
設立: 1993年3月23日   
所在地:〒163-1103 東京都新宿区西新宿6-22-1 新宿スクエアタワー3階   
URL:https://www.webjapan.co.jp/  

提供サービス: 
クラウド電話「MOT/TEL(モッテル)」 
電話代行サービス「オフィスのでんわばん」 
AIカメラシステム「VASS」 
ウェアラブルカメラ「MOTウェアラブルカメラ」