【直木賞候補作決定】住田祐『白鷺立つ』が第174回直木賞にノミネート!

株式会社文藝春秋

公開日:2025/12/11

株式会社文藝春秋
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)から2025年9月10日に刊行された、住田祐(すみだ・さち)さんの『白鷺立つ』が、第174回直木三十五賞にノミネートされました。

比叡山の〈千日回峰行〉に挑む2人の仏僧を描いた衝撃作『白鷺立つ』は、第32回松本清張賞受賞作にして、住田さんのデビュー作。松本清張賞受賞作がいきなり直木賞候補となるのは、2004年の『火天の城』(山本兼一さん)以来、21年ぶりです。また、デビュー作でのノミネートは逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』以来です。

第174回直木賞の選考会は2026年1月14日(木)に都内で行われます。


候補作『白鷺立つ』の書影

著者の住田祐さん


◼︎ 直木賞ノミネートにあたって、住田祐さんからのことば


「まさか直木賞の候補作に選ばれるとは、思ってもいませんでした。あまり期待はせず、これからも“行不退”の一念で書いていこうと思います。」


◼︎『白鷺立つ』内容紹介

玉照院の師弟は“やんごとなき秘密”を抱えていた。
天明飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺に、行不退--失敗すれば死といわれる〈千日回峰行〉を成し遂げようとする二人の仏僧がいた。
歴史に名を残すための闘いは、やがて業火となり叡山を飲み込んでいく。
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◼︎著者インタビュー紹介
▼「本の話」ポッドキャスト
【著者が語る】松本清張賞受賞作『白鷺立つ』の読みどころを作者・住田祐さんが解説!