五木寛之『昭和の夢は夜ひらく』、10月17日に新潮新書から発売! 昭和百年、過ぎ去りし波乱の時代の原風景
株式会社新潮社
公開日:2025/10/17
株式会社新潮社
戦争と引揚げの記憶、貧しかった青春時代、かつての文壇での交友や歌謡曲の世界、そして逝きし人びとの声――流れゆく時代の片隅で、「私」は何を見てきたか。
昭和百年とはいうけれど、歴史として語られる数々の出来事と、戦前、戦中、戦後にかけて自身が体験してきた事々は、重なるようでいてどこか重ならない。『週刊新潮』人気連載から36話を厳選、忘れ得ない時代の原記憶が鮮やかによみがえる。

著者が生まれた昭和7年(1932)といえば、国内では青年将校らによる5・15事件があり、国外では満州国が建国された年でした。その後の太平洋戦争と敗戦、戦後の復興と高度成長、平成の始まりと終わり、そして令和の現在まで、著者は93年の歳月を生き抜いてきました。いわば「昭和百年」の大半にあたりますが、いま昭和史として語られる事々と、自身が経験してきた昭和という時代は、重なるようでいてどこか重ならないのだと言います。戦争と引揚げの記憶、貧しかった青春時代、かつての文壇での交友や歌謡曲の世界、いまは亡き人びとの声と息づかい――わかりやすく整理されていく歴史からは消えてゆく、逝きし時代の原風景をあざやかに描きだします。
【著者名】五木寛之
【発売日】2025年10月17日
【造本】新潮新書/新書版ソフトカバー
【定価】960円
【ISBN】978-410611102
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611102/
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戦争と引揚げの記憶、貧しかった青春時代、かつての文壇での交友や歌謡曲の世界、そして逝きし人びとの声――流れゆく時代の片隅で、「私」は何を見てきたか。
昭和百年とはいうけれど、歴史として語られる数々の出来事と、戦前、戦中、戦後にかけて自身が体験してきた事々は、重なるようでいてどこか重ならない。『週刊新潮』人気連載から36話を厳選、忘れ得ない時代の原記憶が鮮やかによみがえる。

著者が生まれた昭和7年(1932)といえば、国内では青年将校らによる5・15事件があり、国外では満州国が建国された年でした。その後の太平洋戦争と敗戦、戦後の復興と高度成長、平成の始まりと終わり、そして令和の現在まで、著者は93年の歳月を生き抜いてきました。いわば「昭和百年」の大半にあたりますが、いま昭和史として語られる事々と、自身が経験してきた昭和という時代は、重なるようでいてどこか重ならないのだと言います。戦争と引揚げの記憶、貧しかった青春時代、かつての文壇での交友や歌謡曲の世界、いまは亡き人びとの声と息づかい――わかりやすく整理されていく歴史からは消えてゆく、逝きし時代の原風景をあざやかに描きだします。
■本書の目次より
ボタ山に紅テントが立った時代/ラジオを共に六十年/昭和百年の原記憶/シベリア抑留者の光と闇/昭和歌謡の罪と罰/高村光太郎の国民歌/昭和は踊る時代だった/文壇バーとガールズ・バー/おい、泣くなよ奥野/文士劇のあった時代/原稿用紙と私/ハラスメント天国/八代亜紀と冠二郎/昭和二十年代の正月/私がなくしたモノ……他■著者コメント
どの辺を指して〈昭和〉と称するかは、その人がどの時代を生きたかによるだろう。私は戦前、戦中、戦後と三つに分けて考えるほうがいいと感じているのだが、世代ごとに皆それぞれの昭和感があるにちがいない。明治も実は、その時代を生きた人々にとってはそうなのではあるまいか。いつの日か昭和が〈百年前の記憶〉でなくなり、単なる過去になったとき、はたしてどのように語られるのだろう。それを聞いてみたいと思うのは私だけではあるまい。 「はじめに」より■書籍内容紹介
昭和百年とはいうけれど、歴史として語られる数々の出来事と、戦前、戦中、戦後にかけて自身が経験してきた事々は、重なるようでいてどこか重ならない。戦争と引揚げの記憶、貧しかった青春時代、かつての文壇での交友や歌謡曲の世界、そして逝きし人びとの声――連載十二年に及ぶ「週刊新潮」の人気エッセイから三十六話を厳選、忘れ得ぬ時代の原記憶が鮮やかによみがえる。■著者紹介:五木寛之(いつき・ひろゆき)
1932(昭和7)年、福岡県生れ。1947年に北朝鮮より引き揚げ。早稲田大学文学部ロシア文学科に学ぶ。1966年「さらばモスクワ愚連隊」で小説現代新人賞、1967年「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、1976年『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『風の王国』『風に吹かれて』『親鸞』『大河の一滴』『他力』『孤独のすすめ』『私の親鸞』『こころは今日も旅をする』など多数。バック『かもめのジョナサン』など訳書もある。■書籍データ
【タイトル】昭和の夢は夜ひらく【著者名】五木寛之
【発売日】2025年10月17日
【造本】新潮新書/新書版ソフトカバー
【定価】960円
【ISBN】978-410611102
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611102/
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