「心のダムが決壊した」最新12巻は予想だにしない展開!? 累計200万部の大人気レトロラブロマン『天堂家物語』

マンガ

公開日:2022/11/17

天堂家物語
天堂家物語』(斎藤けん/白泉社)

 死ぬ時は俺を守って死ね――。策略、謀略が渦巻く天堂家の跡目争いを描いた大人気レトロラブロマン『天堂家物語』。コミックス累計200万部を突破するシリーズ最新12巻が2022年11月4日(金)に発売されたのだが、予想だにしない展開に読者から悲鳴のようなコメントが相次いでいる。

 物語の舞台は、明治維新後の日本。育ての親を病で亡くし、天涯孤独となった娘は、ある日川に身を投げた少女・蘭を助けることになる。彼女は鳳城伯爵家の令嬢で、天堂家令息・天堂雅人のもとへ嫁ぎに行く途中だった。しかし天堂家は今、先代が病に倒れ、血なまぐさい跡目争いの真っ最中。嫁げば命を狙われてもおかしくはない天堂家を恐れて、蘭は川に身を投げたという。

 そこで娘は蘭を逃がすために、彼女の身代わりとなって天堂家へ赴くことに。見ず知らずの蘭のためにここまでする理由は、「人を助けて死にたい」という思いからであった。そんな彼女に興味を持った雅人は娘を側に置き、「死ぬ時は俺を守って死ね」と生きる意味を与える。やがて娘は“らん”として雅人に仕える覚悟を決め、徐々に天堂家の跡目争いに巻き込まれていく。果たして“らん”の運命は如何に…。

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 今回発売されたコミックス12巻では、復讐、因縁、野心が渦巻く三十三回忌の幕が上がる。さらに小山内家の令嬢・常子が持ちかけた“ある提案”によって、物語は予想だにしない展開へ。詳細についてはあえて伏せるが、読者からは「激甘展開からの激辛展開! 落差が激しすぎて心がもたない」「心臓がギューッてなった」「ご褒美巻と思って読み進めたら、最後で号泣。うわああああっっっ!!!」「私の心のダムが決壊した」「先が気になりすぎて頭がおかしくなりそう」といった声が後を絶たない。いったい雅人と“らん”の間に何があったのだろうか。

 ちなみに次巻の発売日は、来年の6月を予定しているそうだ。読者の中には続きが気になるあまり“6月まで待てない”という声も少なくないが、じつは2022年10月24日(月)発売の『LaLa』12月号では最新巻の続きとなる第57話が掲載されている。次巻がどうしても待ちきれない人は、一度チェックしてみるといいかもしれない。

 悪意渦巻く天堂家に翻弄される雅人と“らん”。早く二人に幸せな日々が訪れればいいのだが…。

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