直筆の原画を通して紡がれる“乙嫁たちの愛の軌跡”――『乙嫁語り』の原画展「大乙嫁語り展」が再来!

マンガ

公開日:2022/12/10

大乙嫁語り展
©Kaoru Mori ©KADOKAWA CORPORATION 2022

 埼玉県所沢市の「ところざわサクラタウン」で開催され大好評を博した、人気漫画『乙嫁語り』の原画展「大乙嫁語り展(だいおとよめがたりてん)」。2022年12月26日(月)まで「京都国際マンガミュージアム」にて巡回展が開催中で、2023年1月14日(土)からは秋田県の「横手市増田まんが美術館」での開催も控えている。未チェックの人は、今のうちに内容を確認しておこう。

 そもそも漫画『乙嫁語り』とは、19世紀半ばの中央アジアを舞台に、さまざまな結婚模様を描いた長編作品。タイトルにある「乙嫁」はイギリス人旅行者スミスが各地で出会う“美しいお嫁さん”たちのことで、中央アジアに暮らす遊牧民と定住民の暮らしをそれぞれの“乙嫁”を軸にオムニバス形式で描いている。

乙嫁語り
乙嫁語り』(森薫/KADOKAWA)
©Kaoru Mori

 同作は人気漫画家・森薫氏が2008年より連載をスタートし、現在は漫画誌『青騎士』(KADOKAWA)で大好評連載中。魅力的なキャラクターとストーリー、そして緻密に描き込まれた美麗な作画で幅広いファン層に支持されており、「大乙嫁語り展」では森薫直筆のカラーやモノクロ原稿を中心とした100点以上もの貴重な生原画が鑑賞可能だ。

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大乙嫁語り展
©Kaoru Mori ©KADOKAWA CORPORATION 2022

大乙嫁語り展
©Kaoru Mori ©KADOKAWA CORPORATION 2022

 同展は2022年2月23日(水)~3月21日(月)に埼玉県所沢市で開催されたが、「他の地域でも開催してほしい」「また見に行きたい」といった意見が多数寄せられたことから、今回の巡回展が決定したもの。ちなみに「日・中央アジア5か国外交関係樹立30周年記念事業」として外務省から認定されており、公式ロゴマークのデザインも森氏自らが手がけている。

大乙嫁語り展

 両会場では、所沢会場で完売となっていた限定グッズ付き入場券が復活するほか、企画展記念グッズとして複製原稿の新絵柄も登場。他にも描き下ろしイラストを使用した記念プレートやオリジナルデザインのボールペン、アクリルスタンドなど、『乙嫁語り』ならではの美しい作画や異国情緒溢れるデザインを楽しめるアイテムが目白押しだ。

大乙嫁語り展
©Kaoru Mori ©KADOKAWA CORPORATION 2022

 さらに京都会場では「大乙嫁語り展」の開催を記念して、ミュージアム1階の前田珈琲にてコラボメニュー「マメたん ラテアート(HOT/ICE)」を販売中。数量限定なので、気になる人はお早めに。なお秋田会場の特別企画について、公式サイトの特別企画ページはまだ「Coming Soon」となっているので、情報解禁を楽しみに待とう。

 直筆の原画を通して紡がれる、乙嫁たちの愛の軌跡。興味のある方は会場へ足を運び、壮大な乙嫁の世界に浸ってみよう。

■大乙嫁語り展 特設サイト
https://tokorozawa-sakuratown.com/special/otoyometen/

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