ケルマデック氏とひすいこたろう氏の最強タッグ『開運はおうちが8割!引き寄せるすごい「家」』簡単風水で運気アップ!
更新日:2024/12/26

私たちが毎日暮らす家。その家を変えることが、運勢が良くなり、運命が開けるきっかけになるとしたら……?
『開運はおうちが8割!引き寄せるすごい「家」』(ケルマデック、ひすいこたろう/KADOKAWA)は、「現代の魔法使い」と称されるケルマデック氏と、YouTubeチャンネル登録者数67.6万人、「幸せの翻訳家」として数々の著作を持つひすいこたろう氏による、“オートモードで幸せになる”おうち引き寄せ風水術を教えてくれる本だ。
表札=自分の名札!家の役割を改めて考える
著者曰く、「家を整えると人生が整う」のだとか。
・玄関をきれいにしたらお金が入ってきた
・寝室にネームプレートをつけたら、男性からアプローチされるようになった
など、本の中にはこうしたちょっとしたことを実践して、運勢が良くなった人の実例がたくさん出てくる。「そんなわずかな行動で良いの?」と思うぐらい、簡単なことばかり! しかし、そこには納得のいく理由があった。
例えば、「家の顔」とされる「表札」の大事さについて。最近は防犯の意味合いも込めて表札を出さない人も増えているが、仕事運を得るには、表札を出すことが良いといわれている。その理由として、社会的に活躍するということは名前が外に知られるということ、表札にも「名前を表に出す」という意味合いがあり、相関関係が生まれるそう(なお、防犯上不安という方は玄関に入ったところに表札を置く・かけるなどでもOKとのこと)。
フリーランスでも会社員でも仕事を獲得するには、「自分がこの仕事をできる、請け負える」ということを周囲にアピールすることが必要だ。そのために、まず自分の存在を知ってもらわなければならない。一見、表札と仕事運は関係ないように思うが、名前を出すことで責任感などにもつながるのではないかと感じた。
家を整えるとは、自分を大切にすること
本書の家庭運・対人運を紹介しているページで、「人間関係に悩む人ほど『生きた』コミュニケーションを」という項目がある。
例えば、家の中で最も人が集まる部屋である「リビング」。著者曰く、リビングに友人や仕事仲間を招くことでコミュニケーションが生まれ、さらに運気がアップするそうだ。今年の目標に「人を招待できるリビング作り」を掲げてみるのも良いかもしれない。
さらに「(前略)言葉だけのコミュニケーションで伝わるのはほんの一部で、その人のオーラやニオイなどを含めたものがコミュニケーションなんですよ。(後略)」という一文が出てくる。自分の家・部屋のニオイは、たとえ外出してもなんとなくまとっている。自宅を大切にすることは、詰まるところ、自分を大切にするということにつながるのではないだろうか。本書を読むことで、自分が自身のことをどのように扱っているのかを見つめなおす時間になるはずだ。
2025年は家を整える年にしてみては?
まな板を木に変える、洗面台をキレイにするなど、ちょっとしたことでも変化は訪れると、ケルマデック氏とひすいこたろう氏は説く。簡単にできることで運気が良くなるのなら、試してみる価値はある。
「2025年、運気を良くしたい!」と思う人は、本書を参考に、自分の居場所を慈しむ時間をとってみてはいかがだろうか。
文=宇野なおみ
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