「私、余命ゼロなんだ」――「死」が「生きる」こと教えてくれる最高のラブストーリー『君は月夜に光り輝く』

文芸・カルチャー

2017/8/22

『君は月夜に光り輝く』(佐野徹夜/KADOKAWA)  この小説は「死」があふれている。主人公の卓也は、好きな人も、肉親も亡くして、自分自身の「死」にも、常に近い場所にいる。よく「恋人が不治の病」という物語は見かけるが、本作は恋人だけではなく、様々な「死」が、主人公を取り巻いている。 『君は月夜に光り輝く』(佐野徹夜... 続きを読む