昼ドラ『やすらぎの郷』で話題のあの“体操”がDVD付きムックに!

健康・美容

公開日:2017/9/2

『DVD付き みるみる健康、そこそこ長生き! みんな元気にやすらぎ体操』(主婦の友社)

「昼ドラ」と聞くと、思い浮かぶのは、ドロドロの人間関係を描いているイメージだ。しかし最近、ちょっと異質な昼ドラが話題になっているらしい。

『やすらぎの郷』の舞台はなんと、老人ホーム。といってもただの老人ホームではない。“俳優や歌手、脚本家など、昭和の時代にテレビで活躍した者だけが入所できる”老人ホームである。出演は、石坂浩二、浅丘ルリ子、有馬稲子、加賀まりこ、五月みどり、八千草薫などそうそうたるメンバー。脚本の倉本聰が同世代の人々に送る、全く新しい帯ドラマである。

 しかし、話題になっているのは、そんな斬新な設定や演出だけではない。老人ホーム内で入居者が毎朝行う「やすらぎ体操」が、なんとも攻めているのだ。

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 一見、ただのラジオ体操と大差ないように思える。しかし、よくよく聞いてみると、気づくのだ。歌詞が、重いのだ…。頭ではわかっていても、普段は忘れ去っている「いつ死ぬかはわからない」という現実。それを毎朝再確認しながら体操するのである。

 一曲を通し出演者が登場するエンディングが流れてから、問い合わせは殺到。ネットでも話題になった。そんな「やすらぎ体操」がとうとうDVD付きのムック『DVD付き みるみる健康、そこそこ長生き! みんな元気にやすらぎ体操』(主婦の友社)になって登場である。


 立っていても座っていてもできるこの体操は、意外とリズミカルで難しい動きが入っている。それは、あえて難しいことに挑戦することで頭の体操にもなるから。足腰も頭も鍛え、シニアが元気であるための工夫が施されている。


 DVDは昼ドラファンにはお馴染みの放映バージョン。これでいつでも自分を奮起させる応援歌とともに、体操をすることができる。

 歳を重ねたからこそわかる、人生の滋味。歌詞が重たいことで話題になったが、それだけの重さを楽しく体操にできちゃうシニアのパワーって、若者にも負けず劣らずなんじゃないだろうか。いつか自分も共感できるシニアになりたいものだ。

文=園田菜々