「物語としてしか命を持ちえない作品」――エキセントリックな女性編集者が「恋」と「世界」を知る。読み手を選ぶ異色作!? 西加奈子『ふくわらい』

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レビュー

暗闇での「福笑い」を唯一の趣味としている一風変わった女性・鳴木戸定(なるきど・さだ)が「世界に恋する」までを描いた小説『ふくわらい』(西加奈子/朝日新聞出版社)。 本作は、第1回「河合隼雄物語賞」に選ば…

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