「物語としてしか命を持ちえない作品」――エキセントリックな女性編集者が「恋」と「世界」を知る。読み手を選ぶ異色作!? 西加奈子『ふくわらい』

文芸・カルチャー

2017/11/12

『ふくわらい』(西加奈子/朝日新聞出版社)  暗闇での「福笑い」を唯一の趣味としている一風変わった女性・鳴木戸定(なるきど・さだ)が「世界に恋する」までを描いた小説『ふくわらい』(西加奈子/朝日新聞出版社)。  本作は、第1回「河合隼雄物語賞」に選ばれている。その賞の受賞作を決めるにおいて、選者である小説家・上橋菜穂... 続きを読む