「夫の読むページ」「妻の読むページ」で夫婦仲復活。離婚を回避するには相手との「違い」を意識せよ!
更新日:2017/12/21

夫婦関係の崩壊は、価値観の違いから始まる。長年連れ添ってきた夫婦といえど、人間同士。自分と相手との価値観の差に苛立ってしまうことは少なくないだろう。しかし「価値観の違い」をお互いに理解したうえでのコミュニケーションができれば、理想的な夫婦生活が送れるのではないか。
『夫婦道 がんばらない幸せ-夫婦関係改善マニュアル 夫編&妻編-』(ザビエル/シバブックス)では、「夫の読むページ」と「妻の読むページ」とに分かれている章がある。夫は「妻との違い」を理解し、妻は「夫との違い」を理解して、関係を良くしようという目的だ。その中から、夫婦仲を改善するために今すぐできるテクニックをいくつか紹介したい。
まずは夫編。
■妻に存在価値を感じさせよう
妻に家庭での存在価値を感じてもらうには、小さなお願いごとをすること、と著者は言う。小さなお願いごとをすることで妻は自分が役に立っている実感が得られる。それと同時に、夫は「妻への感謝の気持ち」を育むことにつながるという。妻に「ありがとう」と伝えることは、妻のためにも、自分のためにもなるのだ。
■最後まで話を聞いてあげよう
女性が悩みを話すときは、アドバイスよりも「ただ聞いてほしいだけ」のことが多い。いろいろと考えて助言や忠告をしてあげるのも良いが、「うんうん」「そうだね」と聞くことに徹したほうが、相手は満足することもあるのだ。
■怒りを出したあとは、素直に謝ろう
「少しぐらい家事をやって!」「俺だってやってるだろ!」こういった言い合いは、どこにでもありそうなもの。そのまま翌日まで気まずくなる……といったパターンはやめて、次はちょっと勇気を出して謝ってみてはどうだろうか。ポイントは、ふてくされ、ぶっきらぼうな謝り方にならないこと。優しいトーンで「ごめんね」と言うだけでも、印象がずいぶん変わってくるだろう。
続いて、妻編。
■とにかくアゲるリアクションを取る
「えっ! めっちゃすごいじゃん!」なんて言われたら、誰でもうれしいもの。夫がぶっきらぼうな態度を取っても、内心うれしく思っているかもしれない。女性は大きなリアクションを見せるのが得意なので、少しズルいかもしれないが実践の価値はある。
■素直なあなたになる
疲れていると、不機嫌な態度を取りがちであるが、「本当はこうしてほしい」や「かなしい」「うれしい」と、素直な態度を見せることが重要だ。相手に何かを手伝ってほしいときにも「○○だから疲れちゃった」と、弱気な自分を素直に見せることで、相手がスムーズに対応してくれる可能性がある。
■たまには夫を放置する
夫がスマホばかりいじっているとき、あなたならどうするか? そんなときは、自分も好きなことを始めてしまおう。相手に何かを止めさせようとするのは、大きなストレスがかかるもの。「相手が楽しんでいるのだから、自分だって同じくらい楽しんでいいはず」と思えると、気持ちが少しは楽になるだろう。
いかがだろうか。今回紹介した方法を全てその通りにするのは難しいかもしれないが、こういったテーマの本を読んでみるだけでも、誰かが共感してくれる気分になり、救われることもある。もし不器用で、これらのメソッドを実践できなくても、「いままで、あなたとの違いを良くわかっていなかったよ、ごめんね」と伝えるだけでも、お互いに楽になれるのではないだろうか。
文=女生徒
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